どうも!就活塾「内定ラボ」の岡島です!

就活において「自己PRは完璧なのだけれど…どうしても志望動機を作るのが苦手です…」と言った学生が、毎年かなりの数います。内定ラボに入塾をしてくださる学生さんでも、「志望動機は完璧です!」といった状態で入塾してくる方は少数派です。

つまり全国的に見ても、「自己PR>志望動機」というバランスの学生が多いということでしょう。みんな苦手なのが、志望動機作りです。

裏を返せば…みんなが苦手な部分こそ「差がつけやすい」わけですから、「志望動機の考え方」「志望動機作りのコツ・テクニック」「志望動機の説得力の付け方」「人事が確認する志望動機の評価手法」などを学んで使いこなせるようになるだけで、まるで別人のように面接が通過していくという現象が…内定ラボでは毎年起きます。

これは別に極端に書いているわけではありません。それだけ志望動機というのは苦手な人が多いのです。今回は、志望動機が苦手な人の共通点について学ぶことで、自分の今の立ち位置を確認して欲しいと思います。

そもそも何故、多くの就活生が志望動機作りが苦手なのか

ESなどを見ているとわかりやすいのですが、自己PRは書ける。学生時代頑張ったことは書ける。けれど「志望動機」と言われると…ペンが止まってしまう。そんな就活生が多いです。

それはなぜかと言えば…志望動機とは「合わせ技」みたいなものだからです。

「いやいや、岡島さん。合わせ技とか言われても意味不明ですよ。」と思った人も多いと思いますが、文字の通り「合わせ技」なのです。

何を合わせるのかと言えば「企業理解力」「自己分析」は最低合わせないと書くことすらできません。もちろん、人事から高評価をもらえる志望動機でれば、もっと高度に様々な要素を合わせて作る必要があります。

ですから志望動機とは、就活に必要と言われる能力をいくつか合わせて作るものであるため、そのうち一つでも欠けている部分や弱い部分があると、説得力のある+人事から評価されるレベルの志望動機を作ることは難しいというわけです。

志望動機が書くのが難しい。そう感じているうちは、就活で必要な基礎力がそもそも足りていない状態なのです。大事なのでもう一度書きますよ。志望動機は…「企業理解力」「自己分析」は最低合わせないと書くことすらできません。そのあたりがまだ不安ということであれば、以下の記事を読んでから、続きを読むと効率的でしょう。

“参考”
就活塾で学ぶ大手内定100の方法 「自己分析編」の記事一覧

“参考”
就活塾で学ぶ大手内定100の方法 「企業研究編」の記事一覧

だからこそ、通過する志望動機作りに必要な材料を知ると、飛躍的に伸びる

志望動機作りに必要なもの、そしてその活かし方を理解し使いこなせるようになると、飛躍的に面接通過率が上がります。

今まで内定ラボにもいろいろな学生がいたわけですが、「大手を中心に30社面接受けて、1次面接通過が1社しかない」という状態で、入塾してくれたA君。

つまり、一次面接30戦29敗。

内定が取れていないという視点でいれば、全戦全敗でした。そんなA君は志望動機を中心に今までのやり方を一新して、内定ラボのカリキュラム通りに準備をしてもらうようにしました。

そこから5社程度大手企業を中心に受けてもらい、面接落ちは1社のみ、業界大手の企業に2社内定をもらって、そのほかは辞退して1カ月足らずで希望企業に内定をもらい、就活を終えることが出来ました。

もちろんこれは一例で、他にも短期間で内定までの持っていく実績が多数あります。

“参考”
内定が無い…持ち駒も少ない…けれどすぐ内定が出た話

“参考”
就活塾「内定ラボ」 時間効率へのこだわり

何故そこまで飛躍的に成果があがるようになったのか。志望動機は合わせ技のようなものだと言いました。つまり、志望動機を人事から評価してもらえるレベルまで高める過程で、就活で必要な能力がすべて向上したことが大きな成功要因です。

A君は今まで成果があがっていませんでしたが、とても素直な学生でした。だからこそ最短距離で成果が出ました。それだけ志望動機と言うのは、就活の「総合的な力」を判断できるもの、ともいえるのです。

それだけ重要な志望動機。これが“人事から評価されないもの”になっている人は要注意です。

共通点を5つあげておきますので、自分の書いた志望動機が該当していないかチェックしてみてください。いづれか一つでも該当している場合は、就活の基礎力がそもそも足りていない可能性が高いと考えてください。

“参考”
就活塾で学ぶ大手内定100の方法 「面接官の本音編」の記事一覧

“参考”
就活塾で学ぶ大手内定100の方法 「面接官の質問攻略編」の記事一覧

【1】どの企業でも同じ志望動機を書いている

業界ごとにだいたい同じ似たような志望動機を書いている…というのも、ここに該当します。一言で言って、これで大手内定はあり得ないと思ってください。

就活で考えるとわかりづらいかもしれませんので、ベタな例えになりますが恋愛に置き換えて考えてみてください。(就活も恋愛もお互いのマッチングが重要だから、と言う理由でよくたとえ話の引き合いに出されることが多いんですね)

どの異性に対しても、同じ口説き文句でうまくいくほど世の中甘くありませんね。むしろ「それ…私以外の人にもいつも言ってるんでしょ」なんて言われてしまいます。

人事だって同じように考えます。「この志望動機の内容…絶対他社でも使いまわしているな」と。人事もプロです。そのくらいのことすぐに見抜きます。他社でも使いまわせてしまう志望動機には、一定の法則がありますからね。

バレてないと考えているのは、書いている本人だけです。手抜きの志望動機を書いているもしくは、一生懸命書いてもどうしても内容が同じようになってしまう…そんなレベルでは大手企業をうならせる志望動機には程遠いです。

“参考”
会社ごとに“通過する志望動機”を作るための3つのポイント

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【2】企業の高待遇を平気で志望動機として書いている

これもたまに見かけます。「貴社のジョブローテーション制度に魅力を感じました。理由は…」「貴社の産休制度の利用率の高さから働きやすい環境だと感じました。」などなど…いろいろありますが、これも人事からすると残念です。

これも恋愛に例えて考えてみてください。

「あなた…お金持っているから好き」と言っているのと、大差ありません。高待遇で私にとってメリットがあるからと言う視点で伝えるということは、そういうことです。

確かにお金持ちとお付き合いすると、いい思いができそうですよね。ですがそのお金持ちに向かって面と向かって「お金が目当てです!」とは普通の感覚であれば、言わないはずです。思っていたとしても。。

ですが、そういった配慮もなく平気で「貴社の待遇が素敵」とESに書いてしまう学生がなんと多いことか。このタイプの学生は、企業研究が苦手な人、または「将来どんな社会人になりたいか?将来の夢は?」といった将来のビジョンに関する質問が苦手な人が多いです。

その企業研究不足は、就活では本当に苦戦します。大手志望であれば尚更です。

“参考”
見落としてはいけない企業研究の視点

“参考”
就活で聞かれる「あなたの将来の夢は何か」の質問攻略

【3】会社の特徴の羅列で終わっている

逆に“自称:企業研究が得意な学生”に多いのがこのタイプ。貴社はこんな点がすごい。こんな点がすごい。こんな点がすごい。…すごいすごいの話ばかりで、何を伝えたいのかわからなくなってしまっている人がいます。

企業のイイところを話せることは大切ですが、企業からしたら「そんなことはわかっているんだよ。それで…」と言う話になります。

就活で結果が残せない学生に多いタイプです。

【4】「~したい」「~がやりたい」といった自己中心的な主張が多い

入社してやりたいことというのを明確に持つことはとても大切なことです。ですがそれはあくまで一つの要素にすぎません。厳密に言ってしまえば、「志望動機を教えてください」と質問されて、答えるべき内容ではありません。

人事は志望動機とは別に「当社でやってみたい仕事はありますか?具体的に教えてください。」などの質問を別に用意しているケースがほとんどです。

就職先は「あなたの夢や理想を叶えてくれる場所」ではありません。

このタイプは、就活に必要な基礎力がかなり低い可能性がありますので、早めに対策を講じる必要があります。「海外支援ができる仕事がしたい」「語学を活かせる仕事がしたい」…そんな話を中心に志望動機を構成している方、注意です。

自己PRでもこの傾向が出ることがあるので、チェックしておくといいでしょう。

“参考”
就活で失敗する“自己陶酔型の自己PR”とは一体何か

【5】具体的+ロジカルに伝えることができない

これは志望動機に関わらず、自己PRなど面接で聞かれる質問全般に必要になってくるのですが、具体的にかつ論理的に伝えることが出来ない人がいます。

一生懸命話すことが、必ずしも「伝わる」ことにはなりません。伝わる言葉にするには、論理的であり、具体的でなければなりません。自分の文章がロジカルに作られているのかが気になる方は、「通過するエントリーシートの文章構成は…実は決まっている」の記事を読んでもらえると、現状をチェックすることが出来ると思います。

もっと細かく現状を確認したければ、以下もチェックしておくとよいでしょう。

“参考”
ESをプロが無料で診断!エントリーシート評価シートとは?

志望動機が自信を持って書けない状態を放置しては絶対いけない

就活をはじめたばかり、就活でESをなんとなく書いている時期、面接が入り始めた時期など…ESをたくさん書いていくうちに、面接をこなしていくうちに、志望動機も自然とうまくなっていくと思い込んでいる人がいます。

何度も言いますが、志望動機は「合わせ技」です。志望動機が自信を持ってかけないもしくは、志望動機を言っても人事からいい反応が得られない…そんな状態では、最高の成果を就活で上げるには程遠いと考えてください。

人事から評価される志望動機の作り方がある以上、自分でそれを見つけるために時間を何カ月も費やすのは賢い選択とは思えません。志望動機は重要ですが、それもまた就活の一つの要素にすぎません。

効率的に時間を使えるかどうか…それは大手内定のために必要不可欠です。どうしても志望動機に不安がある…という方は、是非相談に来てください。

“参考”
就活塾「内定ラボ」 個別無料相談

まとめ

・ 志望動機が苦手な学生が多いからこそ、差がつけやすい

・ 志望動機は、就活に必要な要素を複数必要とする設問である

・ 志望動機が書けない状態を放置するのは危険

・ いつの間にか就活しているうちに志望動機が書けるようにはならない

・ 志望動機が作れないなら作り方を学ぶのは、効率的な判断である

志望動機は、企業の選考上「重要度の高い設問」です。

ES提出が本格化するまでに志望動機に自信が持てるように、計画を立ててみてください。