どうも!就活塾「内定ラボ」の岡島です!

志望動機に課題を抱える就活生は実に多いです。自分自身で「書くのが苦手だ」と認識している就活生もいますし、「自分は志望動機はしっかり作れている」と思っていても、実際にプロが見てみると、とても大手に通用するレベルではなかったり…。

私は全国の就活生の志望動機を今まで、数百・数千と添削したり聞いたりしてきました。そんな私が志望動機で“大手に通用するレベルで伝えることができているか”を判断するひとつとして、大学指定の履歴書にある志望動機をみせてもらいます。

志望動機が苦手な人、または苦手と思っていなくても残念な志望動機になっている人ほど、今回お伝えしたい…「どの会社でも同じような志望動機」を平気で書いています。

では、どういったポイントを押さえれば会社ごとに別々の志望動機を作ることができるのか、今回解説していきます。

そもそも何故、会社ごとに志望動機を作る必要があるのか

きっとこの質問を就活生にぶつけると…「私も企業ごと・会社ごとに志望動機を作った方がいいことくらいわかっていますよ!その方が企業への志望度の強さや熱意も伝わるし…でもそれが難しいんです。」

そんな回答が返ってくることが多いです。あなたはいかがですか?そう考えてはいませんか?

就活生自身が実は一番「会社ごとに別々の志望動機を作ることが重要」だと認識しているにも、それができない、もしくはやり方がわからない、やるのがめんどくさい…様々な理由をつけて、やらないというわけです。

これは実にもったいない話です。

会社ごとに通過するレベルの志望動機が作れれば、面接通過率が向上することはわかっているのにやらない。できない。過去何人もの就活生を見てきましたが、志望動機をしっかり作り込めるかどうか…これは内定獲得率に直結する問題です。

熱意が伝わらないから…そんな浅い理由じゃない

では、何故会社ごとに作らないといけないのでしょうか?「熱意が伝わらない」そういった精神的な部分も少なからずありますが、それはあくまで“学生側の視点”が強いでしょう。

あなたを面接する人事の立場から、この質問に答えるのであれば「どこの会社でも同じことを言っている学生は、ちょっと面接で話をすればすぐにわかるんですよ」と返ってくる可能性が極めて高いでしょう。

つまり…どこでも同じこと言っているんだな。と思われて(気付かれて)面接がそこで終わってしまうということです。バレていないと思っているのは、志望動機をしゃべっている本人だけ。

企業の人事は毎年数百人から企業によっては数千人規模で、学生の話を聞いている“プロフェッショナル”です。どこでも同じことを言っている…なんて“手抜き面接”は、すぐ見抜くというわけです。

“参考”
就活塾で学ぶ大手内定100の方法 「面接官の本音編」の記事一覧

では何故多くの学生が、志望動機を使いまわしてしまうのか

重要だと思っているにも関わらず…多くの学生がついつい志望動機を使いまわしてしまうのでしょうか。先程お伝えしたように「面倒だ」などの要因もありますが、一番の要因は“圧倒的な知識不足”にあります。

どういうことかと言いますと、就職活動が始まったころは確かに「書くのが面倒」「思いつきもしない」…だからどの企業でも同じようなことを志望動機にしてしまうという学生は少なくありません。

ですが、ある程度就活が進み、会社説明会も行き、ESもかなり書いた、面接も徐々に増えてきた…そんな就活真っ最中で就活に関する知識が増えてきた時期に、「よし!会社ごとに志望動機、びしっと書くぞ!」と思っても、実は書けない学生が多いのです。

つまり…「就活をやっているうちに知識も増えて…そのうちにいい志望動機が浮かんでくるんだ」なんてスタンスでやっていると、間に合わないということです。特に大手企業を志望している学生ならなおさらです。

何故そんなことが起こるのでしょうか?就活に関する知識は増えているはずなのに…通過する志望動機が作れない。それにはちゃんとして理由があるのです。

“参考”
通過する志望動機の書き方、通過できない志望動機の共通点

 いくら筋肉をつけても、フルマラソンを走りきれるかは別問題

就活の知識は増えている。けれども人事が納得してくれるレベルの志望動機が会社ごとに作れないという状況は、“筋トレをしたからといって、フルマラソンを走りきれるか”と言う問題と似ています。

運動をするために絶対に必要なこと=筋力をあげることは、トータル的に運動全般に関わる能力は上がると思います。ですが“長距離”という分野を絞った際に、それが必ずしも有効な練習法とはいえないということがありえるということです。

確かにフルマラソンを走りきるためには、強靭なスタミナが必要です。だから筋トレが要らないかと言えば、絶対にいるとは思います。ですがそれ以上に、走りきるための心肺機能を強化しなければ話になりません。

フルマラソンを走りきるには、筋トレ以上に毎日のランニングや心肺機能を鍛えるトレーニングが必要でしょう。そのうえでさらにタイムを伸ばす、もっと足に負担をかけずに走れるようにしたいなど、より高みを目指すために筋トレなどが候補に挙がるのではないでしょうか。

就活でもこれに近いことがよく起こります。つまり“会社ごとに志望動機を作るために必要な情報や知識は何か”ということをしっかりと考えたうえで情報収集をしなければ、いつまでたっても人事を納得させるレベルの志望動機を作るのは難しいということです。

これから“会社ごとに志望動機を作るためのポイント”を3つ書きますので、是非参考にしてください。

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【1】志望動機は、合わせ技だと理解すること

「よし!会社ごとに志望動機をしっかり作りこんでいくぞ!」といって、簡単に書けたら苦労はしません。何故、学生時代頑張ったことや自己PRは書けるのに、志望動機はペンが止まってしまう就活生が多いのでしょうか。

それは…志望動機とは「合わせ技」みたいなものだからです。

「いやいや…意味がわかりませんよ…岡島さん…」と言う方は、詳しくは「就活で人事から評価されない志望動機の5つの共通点」というブログ記事にまとめてありますので、そちらを参照してください。

筋トレとフルマラソンのたとえ話をしましたが、会社ごとに通過するレベルの志望動機を作るためには、まず「志望動機を作るために必要な要素・材料はなんなのか」を明確にしないと始まりません。

志望動機が苦手な人は、志望動機以外にも「必ずと言っていいほど課題」があります。まずはそれがなんなのか特定したうえで、フルマラソンであれば、ランニングや心肺機能を強化することをやっていく必要があるということです。

【2】希望する業界の1位・2位企業を比較してしゃべることができるか

これが「難しい」と感じるようでしたら、志望動機を会社ごとに作る“基礎体力”が不足しています。企業理解不足としかいいようがありません。

また一言二言しかしゃべれない…という学生も努力不足です。

確かに企業を理解するのは簡単ではないと感じるかもしれません。ですがこれにも「正しいやり方」があります。知ってしまえばそれまで…と言った内容なのですが、それを自分でイチから構築するのは大変です。

就職活動が「情報戦」と言われる所以ですね。とにかく企業研究に不安のある方は、「就活での企業研究の極意」という記事に企業研究についてヒントを書いてありますので、参考にしてもらえれば幸いです。

“参考”
就活塾で学ぶ大手内定100の方法 「企業研究編」の記事一覧

“参考”
一番効率のいい業界分析・業界研究の5つのやり方

“参考”
就職活動は情報戦!一番効率的な就活情報の収集方法とは?

【3】自分が希望度の高い企業から内定をもらうために…徹底的に第三者を活用する

私は多くの学生の志望動機を見てきました。その際に「このESは誰かに見せたの?」と聞くと、回答は2つのパターンにはっきりわかれます。

一つは「人に見てもらい過ぎて最初どんな内容だったかも忘れてしまった」というタイプ、もう一つは「大学のキャリアセンターで一度見てもらったのですが…」といったタイプの学生です。

どちらが“就活に対して真剣に取り組んでいる”と感じますか。もちろん前者ですよね。ですが、すべての学生がそうというわけではもちろんありませんが、「第三者を活用するのが下手な人」というのが必ずいます。

「大手企業から内定を取りたい」と言う目標は目指す企業によっては、相当高い目標と言えます。それが自分の学歴や経験を振り返って、特に他人と比較して突出したものがなければ尚更です。

けれど第三者を活用できないもしくは活用しようともしない…これでは改善するものも改善しません。

ですから就活塾「内定ラボ」の塾生には、「私を使いまくってください」と言っています。だからこそ、面接の練習回数にも制限はつけていませんし、学生によっては毎日連絡をくれる人もいます。そんな姿をみると私はさらに応援したくなるし、私もその学生に有益なアドバイスを毎回できるようにさらに努力ができるわけです。

使えるものを使わない…それで会社ごとに志望動機が作れない…なんて言ってはいけません。

たくさん努力したし頑張った…だから希望の企業じゃなかったけど就活には満足しています…というものいいかもしれない。でも私は「人にたくさん迷惑かけたけど、希望通りに結果を残すことができた」という人の方が、素敵だと思います。

第三者を活用する…この決断ができるかどうか…大手内定、就活成功のポイントです。

“参考”
就活塾「内定ラボ」 個別無料相談

まとめ

・ どの会社でも同じ志望動機は、人事にすぐに見抜かれる

・ 志望動機は自然とうまくなるものではない

・ 企業研究ができないと、通過する志望動機は作れない

・ 競合他社との比較ができないのは、就活の基礎力不足

・ 本気の人ほど、第三者を活用している

多くの人が…困ってから手を打とうとする。

大手志望の就職活動では、それでは大概…遅すぎるのである。