どうも!就活塾「内定ラボ」の岡島です!
就職活動解禁の直前になると、「そろそろ準備をしなければ…」と考え始める就活生も多いのではないでしょうか。動き出しの早い学生は夏からインターンなどで書類選考や面接の経験を積んでいるわけですが、1月・2月から準備を始めることは、決して遅いわけではありません。
むしろ就活スケジュールの後ろ倒しの影響で、夏・秋・冬とインターン期間が長く、中には「インターン疲れ」なる学生もいるようです。
インターン経験があるなし関わらず、解禁前直前にしっかりと「中身のある準備」が出来るかどうかが一番重要です。
では、実際に就活直前1月・2月…何をしていくべきなのかについてまとめていきます。
就活準備というと…多くの学生が、資格や筆記対策をしたがる
私は仕事柄、多くの就活生とやり取りをさせて頂くわけですが、学生に「就活のために今やっていることありますか?」と尋ねると、多くの場合、インターンに参加していました…もしくは、TOEICの勉強やSPIに代表される筆記対策を始めています…といった話が多いように感じます。
その他、PC関連の資格や、女子学生だと秘書検定なども多く聞きます。
確かに就活が本格的に始まると、資格受験どころではありませんし、また筆記対策についても大手に関わらず多くの企業が足キリとして行うわけですから、資格の勉強も筆記対策も立派な就活準備であることは間違いありません。
ですが、私がお伝えしたいのは、その資格や筆記対策を準備することが、どれくらい本番の就活において影響力を発揮するのか考慮した上で、準備するべきことを決めていってほしいということなのです。
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就活での筆記対策は…ズバリ「この時期」から始めるべき!
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就活に有利な資格、役に立たない資格
物事には「影響力の違い」というのがある
別に就活に限った話ではないのですが、例えば高校時代の期末テストでも思い浮かべてください。テストというのは大抵の場合、「範囲」というのが決まっていたと思います。歴史であれば「縄文時代から平安時代までがテスト範囲ね…」的なやつです。
仮に歴史のテストがあって、縄文時代から平安時代までが範囲となった場合、あなたならどうやって準備しますか?もちろんすべての範囲を徹底的に学習するのが王道ですが、それが出来ないのであれば、出題確率の高い部分を重点的に学習するのではないでしょうか。
授業中、先生が黒板カキカキしながら…ぼそっと「ここテスト出るから」といった情報を知っていれば、その周辺の時代に関しては、徹底的にやるのではないでしょうか。
縄文時代、弥生時代、古墳時代、飛鳥時代、奈良時代、平安時代…と変遷していくわけですが、もし私がテストを作る側でしたら、各時代の学習量を考慮すると「縄文時代、弥生時代、古墳時代、飛鳥時代で50点、奈良時代、平安時代で50点」って感じでしょう。
そこに先程の先生の「ここテスト出るから情報」が平安時代であれば、特に平安時代は力を入れて学習しておくと、得点に結びつきやすいというわけです。縄文時代・弥生時代を極めるより、平安時代をざっくりやっておいた方が、得点はとれるかも知れません。
つまり、出題される範囲に関して準備するのは大切だけど、それぞれに優先順位というのがあるんじゃないですか!と私は言いたいわけです。就活において、本当に資格取得や筆記対策を最優先してやるべきなのか…ということです。
就活解禁直前…まず資格の勉強は「就活のために…」と思っているなら時間の無駄
TOEICのスコアが100上がった。
秘書検定の資格が取れた。
だから、第一希望の企業に就職できた。
ということは、ほぼ考えずらいです。人事の方と何百人とお話してきましたが、そんな話一度も聞いたことがありません。もちろん、将来海外で仕事が出来る人材になりたくて、語学力を磨きたい…そんなあなたが100スコアが上がったことには意味があると思いますが、就活選考において、それ自体が内定が出るか出ないかに影響を与える可能性はほぼ皆無と言っていいでしょう。
そんな話をすると…「いやいや岡島さん、海外営業の仕事を志望するのでやはり英語出来るかどうかは重要ですよ」という学生が必ずいるわけですが、企業のスタンスは「語学力が足りないなら、入社までに身に付けてくれればいい」となることが多いです。
つまり「語学力が高いから採用」なのではなく「優秀な学生だ…さらに語学もできるのか…うんうん採用」って感じなわけです。ですから、資格の勉強に大量の時間を割くなら、就職活動で自分をアピールするために必要な、ESの作り込みや面接の場馴れなど、より実践的な準備をしていったほうが、効率的というわけです。
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では、就活解禁準備として…筆記対策はどうなのか
筆記対策は、個人的には2月に入ってから、遅くても2月後半くらいから集中して取り組むのがベストと考えています。というのも、受験勉強のイメージからか、毎日コツコツやっていこう…みたいな流れを取る学生も少なくないのですが、SPIやテストセンターなどで出題される問題の多くは、解き方さえ分かっていれば対応できるものも多く、またスピードを求められるケースが多いです。
となれば、毎日コツコツやることで「就活準備している…」と変な安心感を得るのではなく、短期間である程度詰め込んで、解き方などを忘れないようにしておいた方が、結果的に効率があがるでしょう。
早く取り組みすぎても結局忘れることが多い…それが筆記対策です。
ですから、就活解禁の直前に時間が取れるように、スケジュールを組んでおくことをお勧めします。
その他に、1月・2月にやっておくべきことは何なのか
先程、歴史のテストを例をあげて影響力の話をしましたが…
やはり就職活動において、影響力の高いものは選考に直接関わるESおよび面接となります。ですので、可能な限りこの1月・2月でESと面接を数回は体感しておくことが重要でしょう。実際にどれくらいのレベルで文章が書けるのか、また自分の伝えたいことを面接官に論理的に伝えられるのか…など経験値を積んでおくことをお勧めします。
冬のインターンもありますし、それが難しかったとしても、もう1月・2月ですと本エントリーを受け付けている企業もかなり増えますので、そうした早い選考の企業に挑戦して、自分の実力をしっかりと把握しておきましょう。
そしてES通過率が悪ければ、ESに課題があるわけですから添削をしてもらいながら改善していくことがやるべきことになるでしょうし、ESは通過するけど面接ですぐ落ちる…ということがわかればしゃべるのが苦手なわけで、すぐに対策を講じればいいわけです。
あとやっておくべきは…どの業界、どの企業を受けるかの目星をつけておくこと
「それなら…やってますよ!」という学生が多いのですが、上辺だけの業界研究や企業研究で決めるのではなく、出来ればOB訪問などを交えて、本当に今自分が考えている業界や企業で、ミスマッチは少ないか…について、真剣に情報収集してほしいです。
何故、そんなことを言うかというと、就活解禁になると一気にエントリー作業をします。
エントリーをして実際に面接が始まるまで、1カ月から長いところで2か月くらいのタイムラグが生まれます。そして実際に選考を受ける過程で詳しくその業界や企業のことを知れば知るほど、「自分が本当にやりたいことと違うのではないか」といって、就活を振り出しに戻す学生も少なくないからです。
これをやってしまうと効率的どころか、弊害が生まれてきてしまいますので、「企業説明会を回ってから、自分に合ったところを探そう」という受け身の姿勢から脱却して、是非この時期から自分で情報を積極的に取りに行くようにマインドをセットしてほしいと思います。
その経験が、就活解禁時に「ズレの少ないエントリー先選び」に繋がっていきますので、今の時期から是非企業研究など力を入れていくべきでしょう。
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プレエントリーとは何か、本エントリーとの違いを理解する
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見落としてはいけない企業研究の視点
最後に…就活解禁までの1月・2月はあっという間に過ぎていく
お正月から始まり、大学が始まった途端にテスト…そして気づけば2月中旬…なんてことになる学生が多くなる可能性が高いです。是非、やりやすい筆記や資格の準備だけでなく、就活で評価ウェイトの高い、ES・面接への準備、しっかりと心掛けてください。
また就活対策らしいことを全くやっていない、インターンも1日くらいのものしか参加したことがない…といった状態で、でも大手内定を…ということであれば、準備のギアを上げる必要があります。
そんなあなたに参考になると思いますので、以下の情報もチェックしてみてください。
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まとめ
・ 1月・2月の集中力が、就活準備での大きな差別化要素であること
・ 準備のしやすい部分だけ取り組んで、満足してはならない
・ 資格など、人事などの評価者からすると大きなウェイトではないこと
・ 面倒なESや面接に対しての準備こそ、差がつく大きな要因になること
・ 1月・2月はあっという間に過ぎていく
就活塾「内定ラボ」の塾生たちは、ES添削や企業研究など時間がかかる部分に対して準備をしてもらっています。就活に限らず「皆が面倒だと思うこと」だからこそ、そこに差が生まれるわけです。