どうも!就活塾「内定ラボ」の岡島です!

集団面接、個別面接などと並び、選考によく含まれる面接手法としてGD(グループディスカッション)があります。一昔前まではGDを取り入れる企業は全体の半数ほどでしたが、現在GDを選考に含まない企業の方が少数派になっています。

それだけメジャーな面接手法になっていますので、大手内定を狙うのであれば避けて通れない選考となっています。

そこで今回はGD対策として、絶対に押さえておいてほしい5つのポイントを解説してきます。得意不得意がはっきりしやすい選考なだけに、対策が必要です。

GDで人事が意識してみているポイントを理解しておく

私自身、就活生のGDを見る機会が多いのですが、ほとんどが「与えられたテーマ」について話し合うことばかりに注意が行ってしまい、肝心の「選考」であることを忘れてしまっている人が少なくありません。

「テーマに対して一生懸命取り組んでいれば、人事に評価してもらえるでしょ!」と反論が返ってきそうですが、「一生懸命=評価」となるほどGDは、単純ではありません。

きっと一度GDを体験したことがあればわかると思いますが「自分では選考通過した!」と思った企業からお祈りメールが届いたり、逆に「最悪だった…」と思っていたら通過して驚いた…など、自分の感覚と違った結果が出ることが多いのがGDの特徴です。

集団面接や個別面接の場合、就活生の感覚と実際の選考の合否というのは、近しい結果が出やすいのですが、GDは就活生からすると「神のみぞ知る」的な選考に感じるようです。

それは何故か…ということですが、GDというのはグループメンバーによって結果が変わる選考なため、自分の感覚とズレることが多いというのが理由です。

では、人事はGDで何を主に見ているのか。細かく言えば50以上の評価ポイントがあるわけですが、一番意識しているのは「対複数人に対してどれだけ影響力を発揮できるか」です。

ですから、GD対策を考えるにあたってまずは「人事はグループに対しての影響力」の度合いを見ているということを絶対に忘れてはいけません。

独りよがりでもダメ、意見をいくら言ってもグループに好影響を与えられないとダメということになります。「グループで選考を通過する」という意識が前提になくてはなりません。

議論をすることが得意かどうか、客観的に振り返っておく

実はこのGDは、得意な人からすると「毎回通過できる比較的楽な選考」でもあります。つまり今までの大学生活などで周囲を巻き込んで好影響を発揮してきた学生にとっては、対策の必要がなかったりもします。

つまり得意な人からすると、いつも通りやれば通過する…と言う感覚です。

そういった場合は問題はないのですが、議論をする機会が今までほとんどなかった学生や、意見を主張するのが苦手な学生など、議論が苦手な学生からすると、GDは本当にしんどい選考になります。

まず自分が議論が得意かどうか、客観的に振り返り、自信が持てない場合は早いうちから対策をしておく必要があるでしょう。具体的な対策は、以下にまとめてありますので、一つ一つ確認していってください。

無料セミナーなどを通して、経験を積みGDに慣れておく

議論が苦手という学生は、まず経験を積むことが最重要事項です。

とはいえグループで練習をしないといけませんから、なかなかそういった機会も自分一人では作ることは難しいものです。ですから様々なところで開催されているGD体験ができる無料セミナーに足を運ぶところから始めましょう。

単純にGDの雰囲気を体感できるものから、私が運営している就活塾「内定ラボ」でやっているようなGD対策として具体的なアドバイスまで含めた体験ができる ものなど様々ありますが、とにかく数をこなさないといけません。

そうすることで、苦手ながらも「自分ができること」「やっぱり自分では難しいこと」が分かってきます。自分のできることを見つけることが、GD攻略の近道となります。

どうしても練習会などに参加出来ない場合は以下の記事を参考にしておくといいでしょう。

“参考”
グループディスカッションの場数をこなす以外の効果的な練習方法

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自分に適した役割を早めに見つけておく

GDをやっていると、就活生に必ず聞かれるのが「役割は事前に決めた方がいいですか?」という質問です。結論から言えば、役割は決めた方がいいです。

司会進行、書記、タイムキーパー、発表担当などありますが、自分の適性に合ったものを常に役割として担当できれば通過率も安定してきます。

この役割で注意しておかないといけないのは、「その役割を全うできない場合、評価は当然あがらない」ということです。当然のように聞こえるかもしれませんが、どうしてもすべての役割が“司会進行役”に集中するグループが多いのが実情です。

書記だから…ただメモをしていれば役割を全うできるか。

タイムキーパーだから…時間だけ管理していればいいのか。

これを真剣に考えないといけません。

書記・タイムキーパーの本来の役割とは?

例えば書記。本来の役割は、全体の議論の流れをすべて記録し、把握していることが前提になるわけですから、当然議論の方向性が偏ったり、抜けている視点があったりすれば、それにいち早く気付き指摘するべきポジションなわけです。

であれば書記と言う役割を全うすることを考えれば、グループの話の方向性が変わった時、片寄っている時、方向性がズレている時…必ず発言をしないといけないはずなんです。

ですが多くの場合は、その役割も司会進行役が受け持ってしまいがちです。だから都市伝説のように語られる「司会をやるとGDでは有利」なんて話になってきます。

これは司会をやること自体が有利なのではなく、書記やタイムキーパーおよび発表担当などが本来やらないといけない役割を全うすることが出来ない状況を見かねて、司会進行役の人が1人2役とか3役をこなして、グループに好影響を発揮することが評価されるということなのです。

話をメモしていればいい、時間を管理すればいい、最後にまとめて発表さえすればいい…本当にそれがグループにとって好影響につながるのかを真剣に考えないといけません。

自分が担当する役割で、グループにとって何で貢献できるか…これを真剣に考えられる人はGDに強くなります。

事前に出題テーマの傾向を押さえておく

あと実際の選考でのGD対策で有効なのは、出題テーマの傾向の把握です。

みん就(みんなの就職活動日記)の正しい使い方」にいろいろまとめていますが、口コミサイトでなるべく事前にGDの出題テーマを調べておくようにしましょう。

過去の数年にさかのぼって調べることで、傾向が見えてきます。また選考を受ける企業の情報が仮になかった場合は、その企業が属する業界のGDテーマについて調べるのも効果的です。

業界によってGD出題テーマには、一定の傾向があるものです。また業界研究力をチェックするGDテーマは特に頻出なので、過去のテーマの傾向が読めない場合は、業界・職種・企業研究に力を入れてると、間接的にGD対策にも繋がってきます。

それを事前に把握しておくだけでも違いますので、選考が直前には必ず口コミサイトをチェックしておくことを忘れないようにしてください。

“参考”
一番効率のいい業界分析・業界研究の5つのやり方

“参考”
見落としてはいけない企業研究の視点

“参考”
就活塾で学ぶ大手内定100の方法 「企業研究編」の記事一覧

一番簡単なGD対策とは

それはズバリ…採用担当者のGDの評価基準を学んでしまうのが一番早いです。

興味のある方は、GD対策ができる無料セミナーをチェックしてみてください。

まとめ

・ GDはグループへの影響力が最大の評価ポイント

・ 自分の得意な役割を早めに見つけておき、磨きをかけること

・ 場数を踏んで、自分に合った役割を見つけること

・ 自分の役割でグループに出来る最大限のことをイメージする

・ GDも事前の準備がとても大切

GDは得意・不得意がはっきりする選考です。大手内定を目指すのであれば苦手だからと言って避けられる選考ではありません。早めに5つのポイントを実行するようにしてください。