どうも!就活塾「内定ラボ」の岡島です!

就職活動といえば…面接がメイン活動のように感じる学生も多いですが、この記事のテーマに挙げているSPIなどに代表される「筆記対策」も重要な選考となります。そこで今回は特に「いつから始めればいいのか」といった時期の話を中心にまとめていきたいと思います。

というのも詳しくは「面接対策を効率的に進めるために、やっておくべき5つのこと」の記事を見て頂ければと思いますが、面接に行くためには様々な選考をパスしていかなければならないわけです。

特に筆記試験・筆記対策は出題範囲が広いことなどから、就活における「優先順位づけ」を間違えて、大きな失敗をしてしまう学生が少なくありません。

ですので、様々な就活でやらなければならないことを考慮して、筆記対策についての取り組み方をまとめていきましょう。

まず就職活動では「優先順位」というものを意識するべき

「筆記試験」「筆記対策」といって、あなたはこれらが就活においてどれだけ「重要か」ということを考えたことがあるでしょうか。もちろん就活の一つの選考になるわけですから当然重要であることは間違いありません。

ですが、筆記も重要、ESも重要、面接も重要、企業研究も重要、OB訪問も重要…なんて思っていたら、就活におけるすべてが重要で何を優先して取り組むべきなのか、見えてこなくなってしまいますね。

就活に限らずですが、「限られた時間内に結果を出す」ものにおいて、あなたはそれが真剣に取り組むべきものほど「優先順位」というものを明確にしてから行動を起こすのではないでしょうか。

例えば大学受験。志望大学が決まればその大学の過去問題を分析して、出題される可能性の高い分野を明確にして、その分野が苦手であれば「出題頻度の高い分野から優先的に勉強していこう!」また過去全く出題されていない分野があれば「ここは効率という観点からあえてバッサリと後回しにして進めていこう!」といった具合に、優先順位と付けることで、結果に結びつきやすい行動を取捨選択しているのではないでしょうか。

つまり、就活でも同じことを考えていくべきです。ですが受験と違って「就職活動は初めての経験」であるため、その優先順位が明確に見えてくることには就活が本格化していたり、終盤になってしまっていたり…ということではもったいないわけです。

就活における最優先事項は何なのかについては、今回のテーマとは多少ズレる内容ですので、そちらを明確にしたい方はその根拠も含めて詳しくは当塾の毎日WEBで視聴できる就活無料セミナーでお話していますので、そちらをチェックいただければと思います。

就職活動での筆記試験の位置づけを理解する

優先順位が大切なのは…わかった。とのことであれば肝心の筆記試験の優先順位はどんなもんなのかといったところが気になる点だと思います。それを説明する際に「筆記試験の人事視点での選考上の位置づけ」を理解しておくとスムーズに頭に入ってくると思いますので、そちらからお話していきます。

面接、ES、GD、筆記…様々な選考フローがあるわけですが、基本的な人事視点での選考上の位置づけは「足キリ」という側面が最も強いです。つまり「高得点を獲得した学生を評価する」選考ではなく、あくまで「企業が設定する合格ラインに乗るか乗らないか」だけを見ている…といった形で筆記試験を位置付けている企業が大半です。

ですので、まずテストセンター、SPIなどといった頻出筆記の問題に「就活が忙しくなる前」に一通り挑戦して、自分が筆記試験に対してどれだけ対応できそうかをまず調べておく必要があるわけです。

筆記試験では算数や数学といった数字を扱う問題も多いことから、理系学生で普段から数字を扱っている…または塾の講師や家庭教師などをしていて、普段からそういった学問に触れている学生であれば、優先順位はある程度下げて、他の就活対策に時間を投資した方が効率的ということになります。

逆に、一通り筆記試験に触れてみたが「私…苦手だ」と感じた場合は、優先順位をかなりあげて取り組む必要性が出てきます。せっかく良いESが書けて選考に乗れたとしても、筆記で選考の数を半分にしてしまう…なんてことがあれば本当に悔やんでも悔やみきれません。

また筆記試験が本格化する時期には、それと並行して面接などもバンバン入ってきますので、その他の重要な対策遅れていきます。

ですので、まず筆記対策…どうしようと悩んだタイミングで、本屋に走っていって(歩いて行ってもかまいません)とりあえず売れているとされている筆記対策の本を1冊購入し、それを短期間でやりきってみましょう。それがすべての始まりになります。

大手内定を目指すなら…ズバリ「この時期」から始めよう

就活塾「内定ラボ」では、就活本番前から受講生が集まってくるわけですが、そうした学生さんには筆記対策の時期として「就活解禁1か月前」をお勧め時期としてご案内しています。

理由としては「就活がすぐそこに迫っており、明確な意思を持って対策に集中できる」ことや、「1か月前の段階で苦手だと痛感しても、それから十分挽回できる時間と猶予があること」、そして何より「企業説明会など時間を取られるものが始まる前のため、集中して取り組むことができる」というもの大きいです。

また日系企業ではなく外資を中心に受ける学生や、選考の早いベンチャー企業を受けていく学生、また難関インターンに挑戦する学生はその時期を少し前倒した方がいいでしょう。とにかく一番いいタイミングは、全てが動き出してしまう少し前の時期です。

“参考”
就活塾で学ぶ大手内定100の方法 「インターン編」の記事一覧

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「筆記試験≠足キリ」という業界もあるので注意が必要

先程、筆記は足キリ要素が強いと言いましたが、筆記を重視する業界もあるので注意が必要です。

特に業界として「入社した後、昇進や昇格においてテストや継続的な学習活動が必要不可欠」な場合、筆記の出来が高く評価されるケースがあります。具体的に言うと、日々技術革新が激しい「IT業界」や専門知識の積み上げが必要となる「医療・製薬業界」などです。

そうした業界を中心に受けていく学生は、筆記試験対策の優先順位は高めるべきでしょう。

当塾に通われていたIT業界を志望していた学生さんで、毎回テストがほぼ満点という方がいたのですが、やはり面接で毎回のようにそのことに触れられていたようですし、選考もほぼ落ちることなく内定を量産していました。(もちろん筆記だけが要因ではありませんが…)

ですので、あなたが希望する業界を考慮した上で優先順位を決めていくことをお勧めします。

あなたの性格によって、勉強の仕方を工夫することも大切

あと考慮しておいてほしいポイントとして、あなたの性格面です。

コツコツと毎日積み重ねるのが得意な人もいれば、一夜漬けじゃないですが短期間で詰め込むのが得意な人もいます。また早く取り組みすぎるとすぐに忘れてしまう…なんてタイプの方もいるのではないでしょうか。

基本的にこれまで説明してきた「お勧め時期」は、毎日の積み重ねが不得意な人向けに書いていますので、コツコツ型の方は、毎日筆記の勉強時間を捻出して時期問わず取り組むことで、対応してももちろん構いません。

筆記対策の遅れは…就活の全体を圧迫する危険性が高い

最後に念を押しておきたい点が、筆記対策の遅れの弊害です。

大手企業を受けることを前提にすると、筆記試験は避けて通れません。そして毎年必ずいる就活生として「ESはよく通過するのに、筆記で選考の数が半分、3分の1」などになってしまう方です。

筆記の結果が出始めたタイミングで「苦手だ…私筆記」と認識しても、筆記対策は範囲も広く、またテストの種類も多岐にわたるため「気づいてから改善して得点を上げるまでのタイムラグ」がものすごいです。

1日・2日で飛躍的に改善するということは考えずらいですので、筆記の勉強は就活が本格化する前がやはり一番のおすすめの時期となります。

まとめ

・ 筆記対策を考えるには、全体の優先順位を考えるべき

・ 筆記試験の基本的な位置づけは「足キリ」

・ 就活が本格化する「1カ月前」がズバリおすすめ

・ 業界によって筆記は足キリ以上の意味を持つケースがある

・ 筆記が通過しないと、就活全体を圧迫する危険性が高い

筆記試験で選考に行けない…という程、悔しいことはありません。筆記対策を就活本番中に「重要課題」として残さないようにしましょう。