どうも!就活塾「内定ラボ」の岡島です!

選考を受けるために避けて通れないのが、書類選考です。業界または企業によっては、履歴書のみでOKというところもありますが、基本的には“履歴書とES”を提出するはずです。

そこで多くの就活生が疑問に感じる「履歴書とES…同じ内容を書いていいのだろうか」ということについて解説していきたいと思います。

書類選考で希望する企業を落とすのは本当にもったいないことです。そのようなことにならないためにも、これからお伝えする書類対策のポイントを忘れないようにしてください。

履歴書とES内容がほとんど同じ状態とは…

あなたが友人とレストランに行ったとしましょう。最近出来たということで、あなたはそのレストランのメニューも何がおいしいのか、おススメなのかすらわからなかったとします。

その時に店員さんから“メニュー”を渡されます。はじめてのお店なだけにどんな料理があるかと期待していたところ、そのメニュー表は文字だけのものでした。

大まかな料理の内容と価格はわかるものの、どんな料理なのか具体的にイメージができません。理由は…写真がないからですね。そこで店員さんに「料理の写真などはありますか?」と聞くと、何やら写真付きのメニューがあったようで、それを持ってきてくれました。

「最初から写真付きのものを持ってきてくれればいいのに…」と思いながら、新しく手渡されたメニューを見てみると確かに写真はあります。ですがそれ以外は最初に渡されたものと全く同じで、料理名と値段しか書かれていませんでした。とりあえず注文して、友人と食事をして帰りました。

そして一か月後、またその店を訪れると…問題だったメニューが新しくなっていました。文字だけのメニュー表はもちろんそのままなのですが、わかりやすく説明できるように写真付きのメニューに「文字だけのものにはない料理の説明書き」が付いていたのです。

どうも前回食事中に友人と「メニューに説明書きがあった方が親切だよね」という会話を聞いていたようで、すぐに改善をしたようでした。

さて、この話…履歴書とESの関係に置き換えて考えていきましょう。

履歴書とES内容が全く同じでは、2つ提出する意味が薄れるということ

レストランの話でも気づいたと思いますが、内容がほとんど同じであれば、メニュー表は1枚でよかったはずです。写真付きのものを正式なメニューにすればいいわけですよね。

履歴書とESも、同じようなことが言えます。

履歴書にもESにも「学生時代頑張ってきたこと」を書かかなければならないとしましょう。就活生の立場としては「同じ質問なのだから同じ回答で文句はないはず…むしろ2つ書くのが面倒だ」と考える人が多いかもしれませんね。

ですが読み手(企業の採用担当者)からすると、同じことが書かれているより、補足の説明や別のエピソードが書かれていた方が、参考になります。

就活では、あなた自身が商品です。

つまり、レストランの料理と同じと言ってもいいでしょう。ですからあなたは企業に自分を買ってもらう(採用される)ために、自分をおいしそうにアピールする必要があるわけです。

ですが、履歴書に書いている内容もESに書かれている内容もほとんど一緒で、違いと言えば顔写真と簡単な経歴が書いてあるくらいという学生が多いですね。…これではせっかくのアピール機会を逃していると言えます。

ESや履歴書に関わらずですが、あなたを選考する「面接官や人事の立場」からも物事を考える癖をつけましょう。そうすることで「就活はより効率的」に進められるようになりますよ。

“参考”
就活塾で学ぶ大手内定100の方法 「面接官の本音編」の記事一覧

履歴書とES…書類は、あなたという商品のメニュー表である

飲食店へ行くと、メニュー表を見て「おいしそうだな」と思い、ついつい注文をしてしまう商品というのがありますよね。写真や補足説明、店内の雰囲気なんかでも、商品の購買意欲がそそられたりします。

例えば、ラーメン屋に入ると店の壁一面に「店主のこだわり!」と名を打って格言のようなものがつらつらと書かれていて、それを読んでいるうちに、「これだけこだわってたら…うまいんじゃないか」などと思えたりする…あれです。

あなたも就活では、なるべく自分を“おいしそう”に見せなくてはなりません。

企業から“是非、食べたい”と思わせなければなりません。

つまり…

飲食店でいうところのメニュー表にあたる“履歴書・ES”というのは、なるべくたくさんのあなたの情報を詰め込む必要があるということです。

ですから「就活写真はお金をかけてでもきれいに撮るべきだ」という話や、自分をPRできるネタは1つではなく3つくらいあった方がいいということが言われているわけです。自己PR出来るネタがない…なんてところで立ち止まっている場合ではないわけです。

どうでしょうか?あなたのメニュー表は、おいしそうに見えますか?是非、自分の立場ではなく、書類を見てくれる企業担当者の立場・気持ちになって考えるようになりましょう。

“参考”
自己PRのネタがないときの正しい対処法

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人を引き付けるメニュー表というのは、共通点がある

「飲食店のメニュー表と就活の書類が一緒!?ふざけるな!」と思った就活生もいるかもしれませんが、全くもってふざけていません。おそらくですが就活生が書く履歴書やESよりも、何倍も時間をかけて何倍も改善し何倍もこだわっているのは、実は飲食店のメニューの方です。

何故かと言えば飲食店はそのメニュー1つで、成果が全く違ってくることを体感しているからです。ここでいう成果とは売上のことですね。

就活生も「希望する企業から内定を獲得するという成果」にこだわるのであれば、是非このことに早く気付いてほしいと思います。

人を引き付けるメニュー表には、先ほど言った“改善をし続ける”という共通点のほかに、細かく上げればキリがないくらいテクニックがあるのですが、就活生に参考になる一つの大きなポイントがあります。

それは“相手が知らない情報を加えてあげる”ということです。

付加情報というのには好印象を与える効果がある

どういうことかというと、例えば焼肉屋でカルビを頼んだとしましょう。そのまま食べればただのおいしいカルビかもしれません。

ですがそこに「国産でも米沢牛・松坂牛などトップブランドの肉にこだわっていること」「専用農家と契約することで牛一頭一頭の品質にもこだわっていること」「特に牛に与えるエサにはこだわり、また厩舎ではなく牧場で育てることでストレスが少なくさらに上質な肉に仕上がっていること」…などなど、事前にメニュー表でわかったら…あなたならどう思いますか?

おそらく多くの人が「へぇ~こだわってるんだな」と感じ、おいしい肉がさらにおいしく感じるはずです。たくさんの情報を事前に加えてあげることは、売上をたたき出すメニュー表の基本となります。

こうしたテクニックは、就活でもそのまま使えます。

いろいろな視点から自己PRなどを用意するのは面倒かもしれませんが、一度作ってしまえばどの企業でもそのノウハウは使えますよね。であれば、やらない理由はないと思います。

是非、履歴書とES内容に「あなたの情報をふんだんに盛り込む」ことを実践してみてください。そうすることで、あなたの書類は今まで以上に、おいしいものになるはずです!

“参考”
自己PRで不向きな強み・使ってはいけないNGワードとは

“参考”
就活塾で学ぶ大手内定100の方法 「自己PR編」の記事一覧

“参考”
就活塾で学ぶ大手内定100の方法 「ES編」の記事一覧

まとめ

・ 履歴書とESの内容が同じであることは、実にもったいないことである

・ 書類は第一印象にかかわる重要なものだと認識すること

・ 飲食店のメニュー表と同じように、書類は常に改善を重ねること

・ 採用担当者は「おいしそうじゃない学生」には興味がないこと

・ 自分の情報を開示することで、興味を持ってもらえる可能性が増えること

書類選考で落ち続けていては、時間効率がいつになっても上がってきません。就活は時間との戦いでもあります。是非、早い時期に書類の内容を固められるように努力していきましょう!