どうも!就活塾「内定ラボ」の岡島です!

ここ最近、多くの学生が聞くようになった「学歴フィルター」の存在。「学歴フィルターは本当に存在するのか?」といった疑問について改めて解説していくことはしませんが、選考である以上、学歴が重視されることは避けて通れません。

ましてや、このブログの大きなテーマである「大手内定」を目指すというのであれば尚更でしょう。今回お伝えしたいのは、存在する学歴フィルターから、あなたの学歴を考慮したうえで「第一希望群からの内定」もしくは「大手企業からの内定」を取るために、何をしていくべきかということです。

「学歴フィルターがあるのか…私大丈夫かな…」と単に不安になるのではなく、戦略的に就活の方法論について考えていきませんか?という、私からの提案をこれからまとめていきます。

早慶、上智、同志社以上は学歴フィルターにかかる可能性は極めて低い

このラインについては、学歴というものが足枷になることはほぼ考えられません。エントリーシートや履歴書といった書類系で落ちることが多いということであれば、それは「書かれている内容面」に課題がある…と考えるのが妥当です。

企業の採用担当としても、「安心して採用できる」といった一種のブランドが形成されている印象です。もちろん学部によって多少違いはあるものの、この記事をご覧になっているあなたが早慶・上智以上の大学に通われているということでしたら、この記事の続きを読む必要はないでしょう。

以下にまとめたような、実践的なES・GD・面接対策といった部分に力を入れていくことが、就活を効率的に進める戦略になるでしょうから、もしよかったら上記の記事に目を通してみるといいかもしれません。

“参考”
通過するエントリーシートの文章構成は…実は決まっている

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就活における効果的なGD対策、5つのポイント

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面接対策を効率的に進めるために、やっておくべき5つのこと

GMARCH(G=学習院)と関関同立(同志社除く)のラインは…

上記に挙げた「早慶・上智・同志社以上のライン」と比較すると、やはり学歴という観点だけで言えば差がついてしまうのは間違いありません。(誤解の無いように補足しますが、あくまで今回のテーマである学歴に絞った話をしていますので、大学ごとで人物としての能力に優劣がある…といった話では全くありませんのであしからず…)

地方国立もこのラインと言えるでしょう。

さて、ここからがポイントです。

確かに明確に差があるわけですが、「書類上」は学歴フィルターを通過してしまう層がこのラインです。

一般的に学歴フィルターというのは、「学歴のみで書類上で落とされる」もしくは「説明会にも参加させてもらえない」といったイメージが就活生としては強いかもしれません。

ですが、本当の意味での学歴の影響というのは、何も書類選考上の話だけではないのです。このGMARCH(G=学習院)と関関同立(同志社除く)のラインでは、案外書類上では内容さえしっかり作っていれば通過することがよくあります。

ではどこで学歴というものが「選考上影響するのか」ということですが、面接が進めば進むほどその影響がジワジワと効いてくるのです。学生側からすると、書類が通れば学歴フィルターを通過して、あとは「面接頑張るだけでしょ!」と考えがちですが、それは少し安易な思考と言わざるをえません。

何故、それが「少し安易」なのかを解説していきます。

選考が通過すればするほど、一人一人を比較されるという就活の現実

つまり、最終面接に近づけば近づくほどに、当然「落ちる学生」が出てくるわけで、優秀といわれる学生のみ選抜されていきます。大手・人気企業になればなるほどその傾向は顕著と言えるでしょう。

そうした中で「東大・筑波・早稲田・慶応・法政」といった構成での集団面接なんかも普通にあるわけです。もちろん学歴ですべてが決まることは絶対にありえませんが、ほかの受験者と比較した際に「評価が同等」だった場合、そこで面接での「学歴」というものの、効力が如実に出てきてしまうのです。

私も多くの人事の方と話してきましたが、ある人事の方がおっしゃっていましたが「京大生で面接の評価が五段階で3の学生と、関大生で同じように五段階で3の学生がいたら、面接官である自分が京大生の魅力を引き出せなかったのかもしれない…って考えちゃうよね。やっぱりそういった一種の学歴バイアスってかかっていると思う」とのことでした。

学歴バイアス…つまり「高学歴の学生に対するプラスの偏見」が知らぬ間にかかっているということ。ですから…学歴フィルターとはまた少しニュアンスは違うかもしれませんが、学歴とは面接においても影響力が出てきてしまう…かなり重要なものなのです。

“参考”
就活塾で学ぶ大手内定100の方法 「面接官の本音編」の記事一覧

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だからこそ、このラインはES・面接等で差をつける努力が必要不可欠

第一希望群、および人気企業から高確率で内定を取っていくことを考えると、戦略的に「学歴を凌駕する評価」を得ることを真剣に考えていかなければならないということになるでしょう。

それが人柄としったものになるのか、ESの作りこみ方になるのか、面接での差のつくオリジナリティーの高いやり取りになるのか、それは個人個人の個性や能力、課題点などを考慮の上で、どこを伸ばすべきかは変わってくるとは思いますが、とにかく「面接で高学歴と同じ評価になった際に、競り負けやすい」わけですから、目指すべき企業の入社難易度が高ければ高いほど、早めの準備や面接で話すネタを磨くことが求められるでしょう。

面接にまで進めるチャンスが与えられやすいラインだからこそ、「ES通過してるし順調順調!」と油断してしまうか、「いやいや最終的に高学歴層と比較した際に自分を採用してもらえるポイントをもっと磨くべきだ!」と謙虚に努力を続ける人で、大きな差が生まれるというわけです。

大手企業ばかりを受けて、失敗してしまう層…まさにこのGMARCH(G=学習院)と関関同立(同志社除く)のラインが一番多いように思います。私としては本当にもったいないな…と思ってしまうわけです。やるべきことさえしっかりやれていれば、結果が出せるはずなのに、具体的なやり方や方法論がわからないことで、最終的に内定に届かない…そんなことの無いようにしてほしいと思います。

“参考”
グループ面接で失敗しないための5つの攻略ポイント

さて、日東駒専、産近甲龍の戦略的な就活とは?

GMARCH(G=学習院)と関関同立(同志社除く)のラインと違うのは、このラインになるとどうしても「書類においての学歴フィルター」がかかってしまう企業がやや出てきてしまうということです。

もちろん前述した「面接における学歴の影響力」はGMARCH(G=学習院)と関関同立(同志社除く)のラインよりも強く意識しなければいけませんので、ES・面接対策というものを早めにやることは必須でしょう。

学歴が自分より高い人たちとどう差をつけていくかを真剣に考えるべきでしょうから、そういった高学歴層がどのようなPRをしているのかそういった情報に精通している人に、アドバイスをもらい進めていく必要もあるでしょう。

あと戦略上、最も重要なのが「数を受けること」です。

つまりこのラインは、書類ではじかれてしまう=内容面より学歴面がネックになって落ちる ということが、確率的にどうしても増えてきますので、その分を多めに見積もって企業を受けていく必要があります。

逆に言えば、数に対応さえできれば、面接においてGMARCH(G=学習院)と関関同立(同志社除く)のラインと同様のところまではもっていけると考えられます。

ネックがあるなら量でカバー

具体的にはESの提出数を増やすということになります。人よりも動くことで、ネック部分を補填するといったイメージでしょうか。周りが40社提出するなら、50社やってみる。といったように行動でカバーしましょう。

もちろん数が増えたことで一社一社の質が下がってしまっては本末転倒なので、質を下げずに数に対応できるよう就活ノウハウやESの書き方、企業研究の効率的な方法、面接の練習なども平行しないといけません。大変に感じるかもしれませんが、これが現実です。

ですが努力さえできれば大手に届く可能性がある以上、私はその可能性にかけるべきだと思うのです。このラインになると「早期から就活バリバリやっている」という人が周り(大学の友人など)に少ないというもの特徴です。つまり「周りも大して就活やってないし、まぁ俺もそこまでやらなくてもいいか」みたいな雰囲気があったりするのではないでしょうか。

その環境を覆すのは難しいかもしれませんが、将来の年収など人生に大きな影響を与える「新卒の就職活動」というものを、大切に考えていってほしい…私はそう思います。

“参考”
就活塾で学ぶ大手内定100の方法 「自己PR編」の記事一覧

“参考”
就活塾で学ぶ大手内定100の方法 「志望動機編」の記事一覧

“参考”
就活塾で学ぶ大手内定100の方法 「面接官の質問攻略編」の記事一覧

上記以外の大学に通っている…というあなたへ…

今まで書いてきた状況を理解すると、かつなり学歴という点では差がついてしまうという認識ができたと思います。だからといって自分に自分自身でボーダーを引いて諦めるのではなく、誰よりも前向きに就活に取り組んでほしいと思います。

数もやる、差のつくことをやる、周囲を言い訳にせず行動し続ける…

そうした努力をしていきましょう。そうすることでチャンスが生まれてくるはずです。私も多くの「学歴は無いけれど大手企業に入社した」学生を見送ってきました。本当に人として素晴らしい人が多いわけですが、やはり例外なくその結果を生むだけの努力をしています。

「学歴の壁を乗り越えてそんな大きな企業に入社するなんてすごい!」と言われる優越感はたまらないものがあるようですし、大学側からはヒーロー扱いみたいですね。そういった「成功体験」をあなたにもしてもらいたいと私は思っています。

まとめ

・ 学歴フィルターは実際存在するという事実から戦略を立てること

・ 書類選考以外にも、学歴の影響というのは大きい

・ ある程度学歴があることで油断すると失敗する確率が跳ね上がる

・ 学歴をカバーするために、数に対応できる力をつける

・ 学歴と周囲の就活に対する進み具合は比例することが多い

周りがやっていないから…やらない…ではなく、周りがやっていないなら「今やれば差がつくな」といった前向きな考え方をしてほしいと思います。

学歴はフィルターだけじゃない…面接でも影響することを忘れないでほしい。