どうも!就活塾「内定ラボ」の岡島です!

今回は2018年卒の就活戦線がどうなっていくのか、その傾向に対してどんな対策をとっていくべきなのかについて、まとめていきましょう。

就活に限らず何事もそうですが…「やり方」が変わったタイミングでは、うまくその「やり方」に合わせられた人が有利となります。例えば、資格試験。問題形式が変わり、出題傾向が変わったのであれば、それをいち早く情報として取り入れられた人がやはり有利なわけです。

2018年卒は、大きくスケジュールが変わった2017年卒を踏襲してスケジュール組まれます。ですので、前例があるわけですから、2017年卒の傾向をうまく把握しながら、自身の就活に活かしていきましょう。

では、2018年卒の最新の傾向と有効な対策についてまとめていこうと思います。

実際…就活が後ろ倒しになり何が変わったのか

2017年卒で行われてきた就活スケジュールでは、3月に就活解禁、そして6月に面接がスタートする(実際は形骸化されたルールになっており、ほとんどの企業が前倒しで面接を実施)と言うことで進んでいました。

「学生は学業に専念すべき!」という…なんとも微妙な理由(時間があれば学業に専念するという考え方に安易さを個人的には感じるわけですが)で、時期が後ろ倒しになったわけです。

ですが実際は、後ろになったことで企業の“早期の囲い込み”が白熱した結果、インターンシップの増加、結果的に「就活の長期化」に繋がるという本末転倒な結果になりました。

“参考”
インターンは…参加すると就活に有利?参加しないと不利?

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就活塾で学ぶ大手内定100の方法 「インターン編」の記事一覧

注目すべきはスタートの時期というより、終わるタイミングのほうです。何を言っているかと言うと、毎年4年次(大学院生であれば2年次)の10月に行われる内定式のタイミングは、2017年卒も2018年卒も変わらない…ここがポイントになります。

つまり、大手企業が一気に「選考⇒内定出し」が本格化する6月末のタイミングで、就活に失敗してしまう(=持ち駒がゼロ)になると、内定式まで3カ月ないという状況+大手企業の選考受付が日に日に締め切っていく…といった厳しい状況が待っているということになります。

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内定が無い…持ち駒も少ない…けれどすぐ内定が出た話

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内定式後10・11・12月…内定が無い学生が絶対にやるべき事

6月末までに内定が取れないとその後のシワ寄せが大きい

ひと昔の就活スケジュールであれば、面接解禁が4月で大手企業を中心とした第一希望群の企業にすべて落ちてしまったとしても、内定式がある10月まで夏休みも含め約半年ありました。それが面接解禁が2016年卒だけ8月になり、内定式まで2ヵ月という点に大きな不満が出て、2017年卒になって今のスケジュールに落ちついた…という経緯です。

大手企業が全滅したとしても内定式まで半年あれば、自分の就活を再度振り返り修正していく…そして内定を獲得していく…という時間を取ることができました。

ですが、2018年卒に関しては、その期間が短いため、第一志望群の企業選考が集中する6月末までに内定がないという状況になると、そこから状況を立て直すのにはかなり苦労します。さらに卒業論文や大学のテストなどをこなしながら、就活を両立させていく必要が出てきてしまうということです。

これが国の「学生は学業に専念すべき!」という主張に矛盾を感じる点でもあります。

とはいえ、面接が解禁する6月の段階でどれだけの就活生が「納得のいく企業先から内定をもらえるか」これを、このブログを読んでいるあなたは、冷静に考える必要があるでしょう。

“参考”
就職内定率から読む、内定獲得のためにやっておくべきこと

“参考”
ES通過率の平均値と内定獲得率の関係性について

面接が解禁になる6月1日のタイミングでの内定獲得率はおよそ50%

そうなんです。これが年々上がってきています。

2017年卒の最新データで、6月1日での内定獲得率は52.4%とのこと。そして6月の面接解禁を受けて6月末までに65%程度まで上がってくるといった感じです。

この傾向を2018年卒も当然継承する形になるでしょう。

ですので、案外「第一希望ではないけれど、第三志望くらいの企業からの内定を持った状態」で、6月の面接解禁を迎えている学生が、結構いるということが分かるかと思います。

インターンの加速と、早期からの内定出しが増えたことで数値は上がっていますが、実際のところ「第一志望の企業から内定がもらえているかどうかは別問題」という点が重要です。2017年卒から早期内定が増えたことによって大きなデメリットも就活上出てきていますので、その点注意してほしいと思います。詳しくは参考記事をご覧ください。

“参考”
早期内定獲得のメリットだけでなくデメリットも把握しておく

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その自信はとっても大事ですね。自信を持つことはいいことです。

内定はとろうと思えば、取れると思います。ここ最近あれだけ業績が厳しかったメーカー関係も過去最高収益を出す企業も出てきたり、ベースアップ(基本給の賃上げ)をする企業も増えてきました。

新卒採用市場も徐々に売り手志向になっているのは間違いないでしょう。

売り手市場とは、企業側(人材を採用するという意味合いで買い手)よりも、新卒側(企業に採用される側と言う意味合いで売り手)の方が、企業を選んで就職が出来るという環境のことを指します。

ですが大手内定を目指すあなたは見落としてはいけません。

それは中小企業およびベンチャー企業においてであって、以前多くの学生が人気企業ランキングで投票するような人気企業は、そんな売り手市場というのは存在しないでしょう。

ですから、私は大丈夫と決めつける前に「本当に入社したと思える企業に入社するために」、どのように他の学生たちと差をつけるかということを真剣に考えていくべきでしょう。考えられるリスクがあるなら、それに対して早めから準備をしておくことが何よりも重要です。

大手企業を目指すなら、今の自分の力量を通用するレベルなのか、慢心せず客観的に知る努力をしてほしいと思います。興味があったら“希望企業に対しての自分の力量が通用するのか”チェックしてみるとよいでしょう。

“参考”
ESをプロが無料で診断!エントリーシート評価シートとは?

就活塾「内定ラボ」には、毎年必ず「大手全滅」で相談に来る学生が後を絶ちません。例外なく相談に来るのは…学歴が圧倒的に高い学生ばかりです。

その学生達と話をすると出てくるのは、「自分はそうなるとは思わなかった」という言葉。

まさか自分はそうならないだろう…このちょっとした油断がこの選考期間が短期化した就活スケジュールでは特に命取りになりかねません。就職活動は、ただ単に内定を取る活動ではありません。就職活動は、あなたのなりたい自分に近づくための大切な活動です。

希望する企業が人気企業、大手企業なら、それ相応の準備が必要と言うわけです。

「学歴があるから」「留学経験があるから」「ゼミや部活に打ち込んだ経験があるから」「研究で大きな成果が出ているから」「今までの人生で何事もうまくこなせてきていたから」…理由は色々あると思いますが、これからの何十年という生活の中心となる職場探しという大きな進路選択に対して、油断なんかしている場合ではないのです。

“参考”
「学歴フィルター」から考える就活を戦略的に乗り切る方法

“参考”
就活の不安を短期間で解消するための具体的な3つの方法

だからこそ、油断せず準備を怠らないことが最も大切

短期間で一発勝負感がより強くなる2018年卒の就活戦線だからこそ、今まで以上にしっかりとした「事前準備が必要」です。ある新聞には「2018年卒向けのインターンを始めて導入する総合商社が…とか超大手企業がインターン受付人数を例年の2倍」という記事がありましたね。

それだけ短い期間で優秀な学生を採用したい企業側は、どんどん優秀な学生向けにアプローチを続けています。つまりこの傾向が続くならば、就活が解禁になる3月に「就活一斉スタート」なんて、幻想だということに気付くでしょう。

一斉スタートと思っているのは、3月から就活を始めた学生のみで、その前から就活の準備を継続してきた学生は、スタートラインから100メートルも500メートルも先を行っている…なんて状況になることは間違いないでしょう。

当塾でも就活の事前準備には何が必要か、2018年卒の就活を成功させるために必要なことは何かなど、この傾向に対してどういった対策をしていけばいいのかについて無料セミナーで情報発信していますので、興味があればこれからの就活に参考にしてみてください。

情報を知っているか、知らないか…ただそれだけでも大きな差が生まれるのが就活です。

“参考”
就活塾「内定ラボ」 複数内定獲得WEB無料セミナー

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就活塾「内定ラボ」 個別無料相談

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就職活動は情報戦!一番効率的な就活情報の収集方法とは?

まとめ

・ 就活が後ろ倒しになる=失敗リスクが高くなる就活戦線

・ 2018年卒の就活は、リスクを考慮した活動が求められる

・ 新卒採用の「売り手市場」は、大手&人気企業には通じない

・ 自信があるから、事前準備をしないのは愚の骨頂

・ 3月の就活解禁時点で、スタートラインはみんなバラバラ

ですので、しっかりとした準備を通して、大手企業からの複数内定を実現できるよう、一つ一つ着実にやるべきことをやっていきましょう。