どうも!就活塾「内定ラボ」の岡島です!

就活が解禁する3月。就活生にとっては正念場です。3月になると説明会がはじまり、選考が一気に加速しますね。つまり、選考が前に進むものも増える一方で、企業から祈られる機会も増えてきます。

リアルな“選考”がスタートするということです。

そこで今回は就活解禁の3月に就活生が絶対にやっておかなければならないことを3つのポイントに分けて解説をしていくことにします。順調に進んでいる人もそうでない人も是非チェックしてください!

3月から1か月後には…一気に選ぶ立場から選ばれる立場へ

就活解禁してすぐは「どんな業界を受けようか」「あの企業は是非行ってみたい」「あそこの企業は自分には合わない」など自己分析業界研究をしながら、“あなたが企業を選んでいる”という感覚が強かったと思います。

リクナビに代表される就活サイトを見ては、ああだこうだと言いながらプレエントリーおよびES提出をするかしないか…そういったことに時間を割いてきたのではないでしょうか。

企業説明会に参加して、「この企業はおもしろそうじゃないな…」なんてちょっとした評論家のようになっていたかもしれません。ですが、1カ月もすれば一気に立場が逆転します。

正式にエントリーした時点で、主導権は就活生から企業に移り、あなたは「選ぶ立場」から「選ばれる立場」になります。この事実を度外視して希望企業から内定をもらうことは難しいです。

まず…どうしたら数多くいるライバル(あなた以外の就活生)の中で自分を選んでもらえるのかを真剣に考えないといけません。「岡島さんに言われなくてもそんなことわかっています!」と思うかもしれませんが、この選ばれる立場であることを意識できていない就活生が非常に多いのが実情です。

どんな学生が3月になっても「選ぶ立場」で就活をしているか例をあげて説明しましょう。

一番顕著にバレてしまうのは、「他に何か質問はありますか?」

会社説明会や面接で必ずと言っていいほど最後に聞かれるこの質問。

この質問の回答レベルを見れば、すぐに就活生が「企業を選ぶ立場」で就活をまだしているのか、「企業から選んでもらおうと必死になれているのか」だいたいわかってしまいます。キャリアのある人事ならすぐに見極めるでしょう。

質問が極めて自分中心の話だった場合、やはりまだ選ぶ立場が抜け切れていない証拠です。

・ 女性が活躍されていると聞きましたが、どういった取り組みをしていますか?

・ 御社で必要とされる能力ってなんですか?

・ ●●という業務に興味があるのですが、入社後にすぐに挑戦できることはできますか?

といった質問をする学生は、まだ意識が説明会参加感覚と言わざるを得ません。企業からリアルに選考をされている、ふるいにかけられているという感覚が足りないと言えます。これではダメです。

解禁してすぐに選ぶ立場から選ばれる立場に変わります。であれば3月の時期から、「企業を自分が選ぶ」という意識を改めておいたほうがいいでしょう。その上で絶対にやるべき3つのことをお伝えします。

ESの通過率の分析と対策

意識の改革が出来たら、まず取り組むのはESの通過率の分析です。解禁してすぐにES提出を求めてくる企業も年々増加傾向にあります。

自分が選んだ業界・企業とあなた自身の就活力(自己PRのインパクトや文章力、学歴、経験の幅など)がつり合いがとれているのかを常に分析をするということが必要となります。

あなたが行きたいと思う業界・企業が、あなたと相性がいいとは言い切れません。またあなたがもしも自己PRの方向性や自分のアピールの仕方を間違えていれば、いつまでたっても面接が先に進みません。

ですから、そういった「自分のPRと企業との相性」を的確に判断する意味で、ESの通過率を一つの目安として、分析して定期的に対策を立てていくことが必要です。

一般的にES通過率が30%~40%台である場合、自己PRやES内容に修正点や課題が多く存在することが多いです。また志望業界と自己PRがマッチしていないことが考えられますので、早急に対応しないと4月・5月でのES提出ピークに、惨敗ということにもなり兼ねません。

また通過率が30%以上に上がってこない場合は、内容以前に学歴やネックとなる材料(留年・就職浪人など)が絡んでいるケースも考えられますので、総合的に判断して志望する企業のレベルの調整も視野に入れて考えていかないと、面接が本格化する4月・5月の時点で持ち駒がゼロになる…なんてことが起こりえます。

ですのでまずはES通過率をシビアに判断して、自分の実力と志望企業を照らし合わせるようにしてください。

“参考”
ESをプロが無料で診断!エントリーシート評価シートとは?

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1次面接の通過率の分析と対策

ESの通過率のチェックをしたら次は1次面接の通過率をしっかりと調べるようにしてください。早いところではES提出から1週間以内に面接スタート…といった企業も少なくありません。

1次面接は集団面接がメジャーですが、基本的には「チェックされる項目が限られている短時間の面接」になることが多いです。(詳しくは「一人…たった5分の集団面接で、人事は何を見ているのか」参照)

つまり基本的な部分を中心に見られる面接と言う位置づけになります。(もちろんES段階で厳しい選考を加えている企業もありますので一概には言えません)

ですから1次の通過率が50%切っているようであれば、志望している企業があなたの現状のレベルに合っていないか、もしくは面接の練習不足ということになるでしょう。

ましてや1次面接が全く前に進まないという気配を感じたら、すぐにでも対策をとらないといけません。面接は数をこなせば段々うまくなってくると思っている就活生がいますが、それは「みんな一緒」です。

就活生は面接をこなせばそれなりに「面接慣れ」してうまく話せるようにはなってきます。とはいえみんながうまく話せるようになりますので、慣れだけでは大きな差別化ポイントにはなりません。

面接力向上はどうしても時間がかかりますから、「もう少し自分でブラッシュアップしたら通過できるはず…」なんて呑気に構えているうちに希望企業の選考が全滅…といった流れで就活浪人といった人はかなりの数います。

就活塾を利用することも視野に入れて、早急に対処したほうがいいでしょう。

“参考”
就職浪人を選択した就活生が不利になる明確な5つの理由

“参考”
就活の不安を短期間で解消するための具体的な3つの方法

“参考”
就活塾で学ぶ大手内定100の方法 「面接編」の記事一覧

ES提出の継続

解禁してしばらく時間が経ち、面接がスタートすると、頭の中が面接一色になってしまう就活生が毎年います。特に希望企業のことで頭がいっぱいになってしまってその他の選考の優先順位が著しく下がってしまう人も出てきます。

そういった気持ちもわからなくはないのですが、それは就活を効率的に進めていくという視点で考えると、合理的とは言えません。

選考は冒頭でもお伝えした通り「選ばれる」ことが必要ですから、今まで就活の準備を徹底して行ってきた、ないしは就活ノウハウを徹底的に学んでいる、就活のプロからのサポートを受けながら進めているなど、就活対策をしっかりととっていない場合は、自分が思っている以上に「選考で祈られる」ということを前提にして考えるくらい慎重に就活を進めていかなければなりません。

以前、「就職内定率から読む、内定獲得のためにやっておくべきこと」の記事でもお話したと思いますが、入社式のある10月1日時点での内定率はおおむね75%程度に落ち着きます。

つまり4人に1人はまだ秋の時点で進路が決まっていないという現状です。

そういったことを考慮すると、ESの通過率や面接の通過率を常にチェックしながら、状況に合わせてES提出を継続して、持ち駒を減らさないことを考えていかなければなりません。

「今志望している企業の白黒がついたら…その時考える」という学生がいますが、結果うまくいけばいいですが、もしものことを考えながら進めていくことをお勧めします。

中堅企業に高学歴の学生が案外多いのは、リスクを軽く考えて「自分は大丈夫」という感覚で第一志望のことばかり考えた就活にどっぷりはまって、内定が取れたのが中堅企業だけだった…といったケースがほとんどです。

就職先は人生において重要です。慎重になりすぎるくらいがちょうどいいでしょう。

“参考”
就活塾で学ぶ大手内定100の方法 「ES編」の記事一覧

“参考”
就活塾で学ぶ大手内定100の方法 「GD編」の記事一覧

“参考”
就活塾で学ぶ大手内定100の方法 「面接官の質問攻略編」の記事一覧

まとめ

・ 選ぶ立場から選ばれる立場になることを理解する

・ ES通過率が30%台である場合、対策は絶対に必要

・ 1次面接の通過率が50%以下の場合、対策は絶対に必要

・ 面接だけに集中しすぎず、ESの継続的な提出を意識する

・ 面接がうまくなってくるのは、あなただけじゃない

就活が解禁して一気にやることが増えてしまう3月。やるべきことを見失うと結果がついてこないということが考えられます。それはとてももったいないことです。

是非、このやるべき3つのポイントを押さえて就活効率をあげていきましょう。