どうも!就活塾「内定ラボ」の岡島です!

大手内定を語るうえで避けて通れないのがOB・OG訪問です。就活生のおよそ4割の学生がやると言われているOB訪問ですが、是非積極的にやることをお勧めします。

理由は明確で、やった分だけ成果に繋がりやすいからです。もちろん、正しいやり方というのがありますので、今回はそちらを解説していくことにします。ただやみくもに先輩の話を聞きに行けばいいのではないわけです。

就活生は忙しい。だからこそせっかく貴重な時間を割いて取り組むわけですから、効率は重視したいというのが本音でしょう。無駄をなくすために効率的なOB訪問のやり方についてまとめていきます。

OB訪問は、はじめの一歩を踏み出すことが一番の壁

OB訪問は、就活をするにあたって絶対にあなたにプラスの影響を与えてくれるものです。ですが先程もお話しした通り、「就活生の約4割」しか実行していないのが現実です。

もちろん4割しかやっていないからこそ、そこに大きな差がつけられる要因があるともいえるわけですが、大手内定を考えている学生であれば、絶対必須の項目となります。多い人で1社につき100名以上のOB・OGにあったというツワモノもいますが、一概にやりすぎということもありません。

当然その彼は希望企業から内定を手にしました。誰もやらないことをやり切れるのですから当然の結果とも言えますね。

さて、ここで考えてほしいのは「なぜ残りの6割はOB訪問をやらないのか」ということです。大学院生ですと研究に時間を割かれてしまうため、選考以外の就活に時間をさけないという声が聞こえてくることが多いです。

ですが実際のところ、多くの就活生を見てきた私の感覚では「時間がないからできない」というのは本当にレアケースであって、本当のOB訪問の障害になっているのは、“第一歩目”が踏み出せないことにあると考えています。

つまり、方法が分からないであったり、めんどくさくてやる気がしなかったり…といった最初のスタートが切れないことが最大の障害になっているわけです。

さて、このブログを読んでいるあなた!まずはその第一歩で踏み出してみましょう!

社会人に対する“偏見”をまず払拭することからはじめる

最初の一歩が踏み出せない学生は「社会人に自分のために時間をとってもらうことが忍びない」と思ってしまうタイプ、そして「OBをどうやって連絡すればわからない」と言った方法論が見えていないことに対する不安から動けなくなるタイプの2つに大別できます。

まずは、1つ目のタイプに対しての解決方法です。

ついつい周りの空気を読んでしまう心優しいタイプの人は、こういった思考性になりがちです。ですが遠慮は要りません。社会人と就活生…立場は違えど、学生が思っている以上に「就活生」に対して好意的な印象を持っている人も多いものです。

それはどんな社会人もあなたと同じように“就活”を経験してきた人だからです。だからこそ、積極的に会いに来てくれる就活生をあしらうような人は少数派と言えます。これからお話しする基本となる依頼方法が実行できていれば、時間を割いてくれることでしょう。

社会人は「自分から積極的にアクションを起こす」ことの重要性を仕事を通して痛感させられています。だからこそ、自分からコンタクトを取ってきてくれた学生には好意を示してくれるものです。

就活生ならではの社会人に対する偏見は捨てるようにしてください。その偏見を乗り越えれば、OB訪問を通してESの添削などもしてもらうことも出来、希望企業からの内定に近づけるでしょう。

“参考”
OB訪問でESを添削してもらう際に注意したい3つのポイント

OBを見つける方法がわからず足が止まっているタイプの改善策

一番多いのはこのタイプだと思います。大学の就職課に行っても、OB情報を開示することは個人情報の観点からあまり積極的にやらないというところが増えてきました。

そこでどうやって自分の希望する企業のOBを探すか…わからないままに就活が進んでいってしまって、いつの間にか説明会やら筆記試験の勉強やら、ESやら面接準備やらで気づけばOB訪問なんてしなかった…といった学生が大半だと思います。

解決方法は2つ。まず1つ目は身近なところからとりあえずはじめて見るという方法です。希望企業のOBが見つけられないからといって、それをOB訪問しない理由にしてしまうのは実にもったいない話です。ですから、まずは身近に連絡が取りやすいゼミの先輩やサークルの先輩などに声をかけてみましょう。

その先輩の中に企業希望と同じ業界や職種で活躍している社会人と知り合いの方を見つけるのは、さほど難しいことではありません。とにかく一歩前に進むことを優先するのであればお勧めの方法です。

もう1つは、自力でまず1人、OBを探し当てる方法です。そうです。たった一人でいいのです。今はソーシャルメディアが普及していますので、職歴から相手を見つけ出すことも難しくありませんし、そういった関連性のある人を探すためのサービスも多く普及しています。

すぐ連絡が取れる一方で、就活でのSNS利用に注意が必要ですので、そのあたりも頭にいれておくとよいでしょう。

“参考”
就活生のFacebook、Instagramは人事は確認している

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OB訪問の最初の一人をクリアできればその後は楽

1人、希望企業のOBさえ接点を持てればあとはイモづる式で、どんどんOBを紹介してもらえるスパイラルを作ることは、容易にできるはずです。しっかりとマナーを守って真摯に対応すれば、最後に「OBさんを紹介いただけませんか?」の一言で、様々な人とつながっていけるはずです。

とはいっても、そこまでするのが嫌だなと思っている方。多くの学生が「面倒だ」と感じているからこそ、そこに価値ある情報があると考えるようにしてください。簡単に手に入らないからこそ、そこに価値が生まれます。もしもダイヤモンドが道端のいたるところに落ちていたら…誰もダイヤの指輪なんてほしくなりません。

希少なものだからこそ、そこに付加価値が生まれるのです。是非、面倒だと感じたことがあれば積極的にそこに自分から飛び込んでみるというのも、就活を充実させる方法の1つです!

あと最初の一人目のOB訪問に関しては、「いつの時期からやるべきなのか?」という疑問も出てくるでしょうから以下の記事も確認しておくとよいでしょう。

“参考”
就活を成功させるにはOB訪問をする時期を間違ってはいけない

社会人のルールに合わせてアポを依頼できるかどうかが鍵

社会人は就活生に比較的寛容であるという話をしたと思います。理由は社会人も一昔前は“就活生”という立場を経験しているからだといった内容をお伝えしました。

とはいえ、社会人は暇ではありません。時間を作ってまであなたに「会ってみようかな」と思わせる必要性があります。そこで最も重要なのは、依頼する際のマナーです。マナーが守れていなければ、うまくいくものも台無しになってしまいます。そこで、OB訪問で持つ変えるメールマナーに触れておきます。

“参考”
就活で差をつけるメールマナーの5つのポイント

どの部署で活躍している人に会いたいかイメージしておく

依頼の際に、直接電話もしくはメールでお願いするケースが大半だと思います。そこで、自分の名前と大学名を名乗るとか、そういった常識的なところはしっかりとこなしておいてください。

そのうえで失敗してしまうのが、企業や業界のことを知らないでお願いしてしまうタイプの学生。どういうことかというと「その企業・業界のOBであれば誰でもいい」と考えて、ついつい依頼してしまうということです。

企業ではさまざまな仕事があります。部署が違えば同じ会社と言えども、まったく別の業務に携わっていることが大半です。それなのに、お願いする学生側が「どういった人物に会いたいのか」その理由を言えなかったら、依頼された人はあなたのことをどう思うでしょうか。

「誰でもよかったんです」と言われるよりも「あなたに会いたい」といったニュアンスで話をされた方が、気分がいいですよね。OB訪問もそれと一緒です。是非、連絡する前にどういったポジションで働いている方に会いたいのか、明確にイメージし、かつ企業・業界のことを最低限調べてから連絡をするようにしてください。

一生懸命準備をしてきた形跡のある学生は好印象です。

ですがその逆では、会いたいと思う気持ちも半減してしまいます。何事も事前の準備が大切。効率的な時間にするためにも、必ずイメージを膨らましてから、依頼を出すようにしましょう。

“参考”
一番効率のいい業界分析・業界研究の5つのやり方

“参考”
就活塾で学ぶ大手内定100の方法 「企業説明会編」の記事一覧

まとめ

・ OB訪問では、はじめの一歩が踏み出すことが肝心

・ 社会人に対するネガティブな偏見は払拭する

・ まずは1人でいい。SNSなどを活用し接点を作る

・ 時間を割いてくれるかどうかは、事前準備とマナーにかかっている

「どうしたら多くの企業から内定が取れるようになりますか?」と言った質問を毎年のように受けます。もちろん就活のテクニックは山ほどあるのですが、私はまずはOB訪問をしてみては?と提案しています。

その理由は、この返答で就活生の就活への本気度がすぐにわかるからです。就活生の努力の範囲でできるOB訪問をやらずに、内定が取れるかどうかを気にしている学生は…まだまだ就活に本気になれていない証拠です。

是非、OB訪問早速行動に移すようにしてください!!