どうも!就活塾「内定ラボ」の岡島です!

大学3年生の夏休み…「サークルや部活を通してとことん遊びつくしたい!」と思う気持ちもある一方で、やはり気になるのが、夏休み明けのオータムインターンや3月から始まる就職活動ですよね。

特に大学院生は研究が忙しく夏休みもあってないようなもの…と言う人もいるかもしれません。そんな就活生がこの夏の時間をどのように使うのが効率的なのか、就活のためにどんな準備をすればいいのか解説していきます。

夏の時間の使い方を工夫するだけで今後の就活の進め方も変わってきます。特に大手内定を目指す学生は意識してほしいポイントです。

そもそも…就活は夏からやらないといけないのか

近年就職活動の短期化に伴い、インターンシップ実施企業数の増加、それに伴うインターン参加学生の増加が年々高まりを見せています。

従業員数1000名以上の大手企業については、インターンシップ参加者から8割の内定者を出す…といったデータも出ているくらいです。それだけインターンが常識化しつつあります。

「いやいや、就活が解禁するのは年明けてからですよね?岡島さん!?」と私の書いた文章に違和感を覚えた人もいるかもしれませんが、就活は3月から解禁であって、3月からスタートというわけではありません。

…ここまで読んで頭に「?」がついた人もいるかもしれません。まずは「就活解禁」というものをしっかりと理解することで今回のサブタイトルになっている「そもそも…就活は夏からやらないといけないのか」の答えにたどり着きますので、もう少し我慢して読み進めてください。

では、就職活動解禁って一体なんなのか

2018年卒の学生は3月から就活解禁になります。これが意図するものは「リクナビ・マイナビに代表される新卒就活サイトが一斉にOPENして、企業の採用情報を見てプレエントリーが出来る状態になる」ということです。

プレエントリーって何?と言う方は「プレエントリーとは何か、本エントリーとの違いを理解する」の記事をご覧ください。つまり、簡潔に言ってしまえばこのプレエントリーができるようになりますよ!というだけなわけです。

では、新卒就活サイトがOPENして3月から“就活をスタートした人”はどういった状態になるのか。あなたも予測はつくとは思いますが…どの企業にプレエントリーしようかな…とサイトの前で頭を抱えることになります。

どの業界が自分に合っているのか、どの企業を選べばいいのか、どんな視点でエントリー先を見極めればいいのか、ブラック企業とか世の中にはあるらしいけど見極められるの…などなど、就活サイトがOPENした瞬間に頭の中に大量の「?」が浮かぶことになります。

ですからこのブログを読んでくれた就活生は決して誤解してはいけません。就活解禁されたから就活が始まるのではなく、ただプレエントリーができるようになるだけなのだと、肝に銘じておいてください。

“参考”
夏も参加したが…冬のインターンも参加すべきなのか

“参考”
インターンは…参加すると就活に有利?参加しないと不利?

“参考”
インターンシップで通過するための志望動機の書き方

就活解禁=就活スタートだと考えている就活生が陥る罠

3月になってサイトがOPENすると、全国の就活生が就活サイトに一気にアクセスします。余談ですがだいたいの就活サイトがサーバーダウンしますね。。そんなことはさておき、就活解禁だといってそこから就活をスタートさせる学生の中で、毎年よく見る光景があります。

それは「よし!就活始めるぞ!と意気込んだものの…企業が8000社~10000社も掲載されていて…見ているだけで目がちかちかしてくる…疲れる…よし!面接解禁は6月らしいしまだ時間もあるし…今度ゆっくりサイト見よう!」と言って、結局のんびりしてしまい…気づけば3月終わってしまった…。という学生。

言い方は悪いかもしれませんが…就活をやっているつもりで何もできていない学生というのが毎年かなりの数います。とくに物事を先送りするクセのある人は注意が必要です。

また面接解禁が6月と言っても、早い企業は解禁して2週間後には面接をスタートさせています。油断は禁物です。さらに言えば、ベンチャーや外資企業は、就活解禁前に内定を出す企業も多いです。ですから、早めの準備をおススメします。

“参考”
就活塾が教える!就活本番までに必ずやるべき7つの具体策

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時間の使い方が、就活の効率を左右する

就活が解禁してから、もったいない時間の使い方をしてはいけません。もちろんみんながみんなそういった状態になるわけではないのですが、毎年必ず一定数の学生はこの罠にはまっていきます。

就活だとイメージが出来ないと思いますので別の例をあげてみると…

例えば大学でレポート提出を求められたとします。そのレポートは「課題図書を読んだ感想」だったとしましょう。その課題図書が、500ページ以上の本を3冊読んで書かなければならないものだったら…そしてその締切が3か月後だったら…その課題を言われたのが年末の楽しいイベントが盛りだくさんの時期だったら…

あなたはどんな行動をとるでしょうか。「いやいや、毎日30ページづつでもコツコツ読み続けますよ!」と言う方であれば問題ないでしょう。ですが「…イベント優先して動いちゃうな」と言う方は、注意が必要です。

レポートであればギリギリでつじつまを合わせれば「評価が低くなる」けれども単位は取れるかもしれません。ですがこれからの人生の進路を決めるであろう就職活動を、これと同じような結果にしてしまっていいわけがありません。

時間があるときに、準備をコツコツ進めておく…これが就活でも大切なわけです。

“参考”
就活塾で学ぶ大手内定100の方法 「自己PR編」の記事一覧

“参考”
就活塾で学ぶ大手内定100の方法 「志望動機編」の記事一覧

“参考”
就活塾で学ぶ大手内定100の方法 「ES編」の記事一覧

話は戻って…就活は夏からやらなければならないのか

ここまでの話でなんとなく分かってきたとは思いますが、私個人的な意見としては…

「就活に結果を求めるなら準備は早いに越したことはない。だから夏に自由に活動できる時間があるのであれば、是非就活にも時間を割いてほしい」と思っています。

何故私が「就活は夏からやるべきことだ!夏に就活の準備をできるだけ進めよう!」と言いきらないのかというと、就活の対策もしたほうがいい、けれど「夏にしかできないこと」というのもあるはずなんですね。

長期休みを利用して、海外にインターンに行ってみる。ボランティアに行ってみる。自分の事業アイデアを練り上げてみる。ビジネスコンテストに参加してみる。長い休みだからこそ、できることがあります。

私はそういった経験の方が就活対策より大切に思っています。だからこそ、そういった夏に時間をかけて挑戦してみたいことをまず優先してもらったうえで、それ以外の時間で就活のことを考えてほしいというのが本音です。

社会人になると1カ月~2か月といった長期の休みを利用して何かにチャレンジするなんて機会は、そうそうめったにありません。学生だからこその贅沢な時間の使い方ができる期間が、夏休みです。だからこそ私は、このブログを読んでくれた学生から一人でも多く、「夏何かにチャレンジしてみよう」と考えてくれたらうれしいと思っています。

せっかく夏休みに何かにチャレンジするなら…就活でも使えると効率的

長期休みで何かに挑戦してほしいと書きましたが、その挑戦したものが就活でも使えるとより効率的だと思いませんか?私は早くから就活の準備を進めることの最大のメリットは、ココにあると思っています。

つまり、どんな経験が企業から評価されるのか、どんな経験が面接で他の就活生と大きな差別化になるのか…そういった情報を早めに身に付けたうえで、夏の過ごし方を決めることができれば、夏休みは楽しいものになるでしょうし、何より就活対策にもなって一石二鳥です。

一番もったいないのは、「なんとなく就活のことも不安だからインターンでも夏、いっておくか」と時間もかけて、労力もかけて行ったことが、就活でまったく評価されないということ。「そんなことあるんですか?」と思うかもしれませんが、現実としてはよくある話です。

そんな非効率なことをやってしまっては時間がもったいないです。私の運営している就活塾「内定ラボ」でも、早い時期に入塾している学生に対しては、「●●って部分が企業に評価されやすいから、●●さんだったら●●って経験を夏にしておくと就活で話すネタに困ることはなくなるはずですよ!」なんて打ち合わせをすることが多いです。

自分のやりたいことを思う存分楽しんで、それが結果的に就活対策になる。これが就活を控える学生の賢い夏休みの使い方だと思っています。

“参考”
就活塾「内定ラボ」 個別無料相談

まとめ

・ “就活解禁=就活スタート”は単なる学生の妄想である

・ 就活に限らず、結果を出すには早めの準備にこだわる必要がある

・ 就活が解禁すると、数千社の中から企業を選択する必要が出てくる

・ 大学生の夏にしかできないことに挑戦しよう

・ 挑戦したことが就活で評価されないのは、時間効率が非常に悪い

就活に限った話ではなく、人生において「大学での夏の時間」は普段できないことにチャレンジできる貴重な瞬間です。なんとなくで終わらせない夏にしてほしいと思います。