どうも!就活塾「内定ラボ」の岡島です!

「よし!インターンシップ…早速参加でしょ!」…と意気込んだものの、「やっぱりやめよ…」と多くの学生の心を打ち砕くもの…それは、インターンシップのエントリーシートの存在でしょう。特に志望動機…。

企業のことや就活の参考にしたいと思って、インターンに参加するというのに“志望動機”を書かされる…こんなもの書けるか…とさじを投げてしまう人も少なくありません。そんな学生にこそ読んでもらいたい内容です。

インターンシップのESと本選考でのESは書き方が基本的に違います。もちろん企業側も、“インターンの選考である”ということを念頭に置いて書類を見てくれますから、そのあたりの違いを把握しておかないと、いつまでたってもESが書けないはずです。

では、インターンシップで通過するために必要な志望動機の書き方をまとめていきましょう。

まずは企業がインターンで何を期待しているのかを知っておくこと

就活のことが何もわからない状態で、書き始めるのはしんどいですね。だからまずはインターンを企画している企業側の“インターンを実施する目的”を知ることから始めましょう。

というもの、相手の目的を知らないと、見当違いのことをエントリーシートに書いてしまうことがあるからです。

分かりやすく言えば、例えばですが、あなたが大好きな女の子がいるとしましょう。その女の子と街で偶然出会ったとする。そんなラッキーな状況を連想してみてください。そこであなたは、どうしてもその彼女と少しでも長く話をしたいと思ったとします。

その時にただがむしゃらに「お…お、お茶してくれませんか?」と言っても、その誘いに乗ってきてくれるかどうかは、運任せとなってしまいます。ですが、その彼女の“今街にいる目的”が事前にわかったらどうでしょう。

あなたの彼女と長く話をしていたいという目的を成功させる確率は、グッとあがりますね。

「私、さっき映画見てきたところなんだ。お昼も過ぎちゃったけど…おなかすいちゃって…なんか食べようかなと思っていたところなの」と彼女の目的さえわかれば、アプローチの方法は明確になりますね。

インターンのエントリーシートもそうです。まずは相手が何を期待しているのかを知らなければ、書けるものも書けません。がむしゃらに自分なりに書いたとしても、大きく方向性を間違っていては、本末転倒です。

“参考”
就活で人事から評価されない志望動機の5つの共通点

企業がインターンを実施するには、大きく分けて3つの理由が存在する

これについては、「インターンは…参加すると就活に有利?参加しないと不利?」で詳しく書いているのでそちらを参照してください。これら3つの理由を知ることで、あなたのインターンシップ用のエントリーシートは飛躍的によくなります。

採用直結型のインターン、企業ブランド向上型インターン、アルバイト型インターンの3つでしたね。それぞれの特徴に合わせて、志望動機を作り上げていけば、そこまで難しいものではありません。

採用直結型インターンの場合の志望動機

インターン選考=採用選考となりえる、このタイプの場合は、志望動機と言えども「興味があるから」「仕事を体験してみたいと思った」などと言ったありきたりなアプローチだけでは、足りないと考えてください。

理由は簡単で、採用を意識して選考をしますので、どうしても“他の学生とは一味違う”オリジナリティーが求められます。

自分のどういったところがその仕事とマッチしている考えているのか、今までの自分の経験がどのようにその企業の仕事と親和性があるのかなど、“自分がその企業で働くために必要な素質がある”という部分まで、志望理由に含められることが理想でしょう。

何度も言うようですが、採用が目的ですから、採用したいと思わせられなくてはNGとなります。厳選したインターンの場合は、学歴なども見られるかもしれませんので、ESの内容および学歴を総合的に考慮して、結果が出てくるというわけです。

「採用NGを出さないこと」事は本当に重要です。以下に参考になる記事をまとめておきましたので、チェックしておくことをおススメします。

“参考”
自己PRで不向きな強み・使ってはいけないNGワードとは

“参考”
アルバイトの話は、自己PRのネタとして本当にNGなのか

“参考”
何故「大学受験を頑張った話」は就活では絶対にNGなのか

本選考とは違い、本当に限られた人だけを対象とするため、採用倍率が跳ね上がるのが一般的です。全国から優秀層が集まる中で、差別化を行わないといけないので、あなたにしかかけない志望動機、というのが最低条件になるでしょう。

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企業ブランド向上型インターンの場合

採用直結型で書いた部分はそのまま活かしてもらえます。その上で、このタイプは企業ブランドへの執着がありますので、会社のことをよく調べておくことが必須です。

企業のことをどれだけ関心を持って調べているか、どういった理由で当社に興味を持ったか、当社のどういったサービスが好きかなど企業ブランドに関する情報は押さえておいた方がいいでしょう。

もちろんこのタイプも優秀層にきてもらいたいと思っていますので、学歴は当然見られていると思ってください。

“参考”
見落としてはいけない企業研究の視点

アルバイト型インターンの場合

採用と言うより、実務でどれだけ活躍してくれそうかが重要な視点になります。ですから、志望動機は、リアルな業務内容に関しての興味関心を持たなければ厳しいでしょう。そしてその仕事内容に携わりたいと思う、強い理由こそが一番通過率の高い志望動機となります。

ベンチャー企業に多いタイプですので、どちらかというと、思いが強ければ通過する可能性が一番高いのがこのタイプです。

「御社に興味があります!その理由は…」ということを思いっきり熱く語っても、それだけでは採用直結型のインターン通過は厳しいと思われますが、このアルバイト型のタイプでは逆に有効でしょう。

志望動機で最も大切なのは、その人が文章から見えてくるかどうか

これがもっとも重要です。

つまりあなた以外の他人が“流用ができない”ことを、志望動機に書くべきなのです。

どういうことかと言うと…

「私はITの仕事に興味があります。理由は小さなことから自分でゲームを開発してきて…」

などと書いたとしましょう。本人はなかなかの出来だと思っているかもしれません。ですが冷静に考えてみると、ゲーム開発者の志望者はみんなゲームに興味があって、おそらく何かしらゲーム作りに携わったことがある人でしょう。

これでは言葉が足りませんし、何より“他の学生でも流用が可能”なレベルの文章に止まってしまっています。これは実にもったいないことです。あなたと言う人が、志望動機から感じられない典型的なパターンと言えます。これではもったいないです。

志望動機に関わらず、例文をなどを参考に書いた「誰でも書けそうな内容」では、やはり百戦錬磨の自己PRや志望動機にはなり得ないということなのです。

“参考”
自己PRの例文を参考にすると、結果的に通過率が下がる理由

では、どうしたら顔が見える志望動機が書けるようになるのか

答えは簡単で、自分にしか書けないであろうことを探す。これしかありません。

「自分の作ったゲームが1万人のユーザーにダウンロードされた感動は今でも忘れません。それが100万、200万と言う単位になったら、どれだけの感動を得られるのだろうか、自分の可能性を広げるために御社を志望しました」

となれば、多少はオリジナリティーが出て、あなた以外の人が流用できないレベルに近づいてきますよね。あなただけが書ける、そしてあなただからこそ書けること、それを志望動機に書いてほしいと思います。

人事から「おまえらしい志望動機だな」と言われれば、それは立派な褒め言葉というわけです。

“参考”
通過する志望動機の書き方、通過できない志望動機の共通点

まとめ

・インターンシップで企業があなたに期待していることを理解する

・企業の期待に対して、期待を裏切らない方向性で文章を書く

・志望動機にオリジナリティーがあり、あなたの顔が見えてくる文章を目指す

大手企業のインターンは特に競争倍率が高いです。その倍率を潜り抜けるには、今回お話したポイントは外せません。一度書いて、それで終わりではなく、何度も推敲を重ねた上でエントリーしてもらいたいと思います。

自分では最高の出来でも、時間がたつと「あれ?いまいちだな…これ。。」と思うこと…よくあるでしょ。書き終わったら一日置いてみる、そして再度読み返してみて、さらに推敲を重ねていく。

最初に書くエントリーシートですからそれくらい、しっかりと時間をかけてなるべく精度をあげていくことをお勧めします。