どうも!就活塾「内定ラボ」の岡島です!

就活と言えば面接。面接さえうまくいけば…と考える学生もいるようですが、就活はあくまでバランスが重要です。面接がうまくてもグループディスカッションが苦手な学生もいますし、筆記試験がどうも得意になれないという人も多いでしょう。

ですから、就活はさまざまな選考フロー(説明会・適正・筆記・ES・GD・面接など)をトータルにこなしていく必要がどうしてもあります。面接の具体的な対策を講じる前に、やっておいた方がいいこと、やっておくことで同時に面接対策につながってくることがありますので、そちらを解説していきたいと思います。

面接対策、始める前にこれだけは意識しておきたい5つのこと、スタートです。

まずは、ESを徹底的に磨き上げているか確認

大前提となります。ESの精度が低いうちにしゃべる練習をするのは効率がよくありません。つまり、台本が出来上がっていない状態で、演劇の練習をしているのと大差ありません。

もちろんしゃべることに慣れることはできますが、自分の伝えたいことが紙ベースでまとめってもいないのに、口頭ではうまくまとめられるというのは、あまり考えずらいです。

たまに就活生の中では、ESは苦手だけど、面接なら任せてください!というタイプがいます。案外多いタイプなのですが、それは「しゃべれている」と自分では思っているだけで、要点がうまくまとまっていなかったり、感情で訴えかけていたりと、やはり文章ベースでまとめられないものを、面接で伝えるというのは難しいものです。

面接の台本となるES、対策としてまずやっておいてほしいこと

面接対策を考えるのであればまず前提としてES対策を講じる必要があるわけです。ESと面接は密接な関係です。面接の大半はESをもとにした質問が飛び交うわけですから、当然と言えば当然です。

さらに言い換えれば、ESに書かれていることの範囲で質問が飛んでくる可能性が極めて高いわけですから、ESをうまく書くことさえできれば、テクニックとして人事からの質問をある程度限定させることだって、そんなに難しい話ではないわけです。

台本がしっかりしていれば、練習の成果が出やすいです。だからこそ、面接対策を行う前に必ずESを何度も何度もブラッシュアップを重ねておく必要があります。その積み上げが合って、面接対策効率があがってくるのです。

ES対策として参考になる記事をまとめていますので、参考にしてみてください。

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通過するエントリーシートの文章構成は…実は決まっている

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履歴書とエントリーシートの内容は同じでいいのか

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就活塾で学ぶ大手内定100の方法 「ES編」の記事一覧

基本となる「マナー」は、絶対に押さえておくこと

面接では上手にしゃべることも必要になってきますが、基本は“社会人としてふさわしい受け答えができるかどうか”は絶対に面接官にチェックされるポイントです。就活生の中ではマナーを軽視する人もいますが、誰もができることができないのでは、評価してもらうといった次元の話ではなくなってきてしまいます。

特に面接対策上必須のマナーは、「敬語」でしょう。

敬語が使えない学生が近年増えてきている印象です。また一番問題となるのが、「自分は敬語を使えていると思っているが、その敬語が間違った使い方をしているケース」です。

例えば、会社のことを御社と呼ぶのは常識中の常識ですが、御社という表現は「口語」表現に限定されていますよね。つまり、ESで文章として書く場合は、御社とは書かず「貴社」と書かなければマナー違反ですよね。

知っていれば常識ですよね…という話で終わってしまうものも、知らないだけでマイナス評価につながってしまうのが、このマナーです。合わせて言えば、銀行の呼び名はまた別に変わりますし、協同組合などではまた別の表現方法があるわけです。

ですから、面接を徹底的に練習していくのであれば、まず具体的な対策よりはるか前に、マナーを徹底的に学習しなおしておく必要があります。マナーが素晴らしいと面接官に思わせるのは大変でしょう。ですが、その逆は本当に簡単です。敬語が使えない…それで終了…なんて話はよくあります。

とにかく人事から見て「NGな要素」があると、その部分に意識が行ってしまい、せっかくの素晴らしいPRも台無しということがよくあります。マナー以外にもNG要素というのは結構あります。

みんなができるところを手を抜くのは、あまりにもったいない選択です。減点対象はなるべく少なくしておく、これが勝負の鉄則です。

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就活塾で学ぶ大手内定100の方法 「マナー・服装編」の記事一覧

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自己PRで不向きな強み・使ってはいけないNGワードとは

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何故「大学受験を頑張った話」は就活では絶対にNGなのか

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自分のしゃべり方を、とにかく事前に研究しておく

多くの大学生、大学院生がやっていないことで、非常に残念だと思うことがあります。それは、自分のしゃべり方を客観的に分析することをしていない学生を見たときです。

面接対策を講じる前に、自分が他人からどう映っているのかわかっていない状態で、しゃべり方をうまくなろうという一見矛盾していることを平気で言い出したりする学生がいます。

「話しが長いと人事に言われました」

「要点がまとまっていないと、採用担当者に言われました」

「君の話にはインパクトが足りないと、OBさんに言われました」

他人からどのように見られているのかは、指摘されているのでわかっている学生が多いのですが、自分で自分のことがわかっていないため、何が本当の課題なのか、自分自身で半信半疑といった人が多いです。

自分のトーク力を客観的に知るにはやはり動画が良い

自分のしゃべりは、自分の目で確かめるのが一番です。動画をとるのが好き、また自分を撮るのが大好きという方は自分がどのようなしゃべり方をするか、話す際のしぐさや癖など、熟知していると思います。

ですが、客観的に自分の話している姿を見たことがない人からすると、自分の致命的な癖に自分で気付けていないことが多々あります。一番多いのは口癖、それとコミュニケーションをとる際のボディーランゲージのクセでしょう。

身振り手振りが以上に大きすぎたり、緊張すると目線が左上に泳いだり、膝の上に手をしっかり置いていないために話すたびに手が震えて見えてしまったり…挙げればきりがないほど、案外クセというものはあります。

おそらく自分で自分が喋っている姿を見たら…驚愕するでしょう。ですからそれが面接対策を効率化していくための準備と言えます。是非、自分を客観視していない方は、すぐに自分自身をチェックしてみましょう。

出来る!と思える社会人のモデルケースを見つけておく

社会には「仕事がデキるな!」という雰囲気を出して話ができる人がいます。あなたの周りにもいませんか。周りにいなければ、テレビや動画サイトなどで探してみてもいいでしょう。デキル人というのは、案外共通点が多いものです。

好感が持ててかつ印象のいいしゃべり方のモデルになる人を見つけて、それをマネすることで、だいぶ印象の良いしゃべり方に近づくことが可能です。

イメージさえ明確にできれば、それをマネすることはさほど難しくないはずです。あなたが参加した説明会で話をしていた採用担当者でもいいでしょう。あなたが訪問したOBさんでもいいでしょう。父親でも構いません。

大切なのは、あなたが直感的に「印象がいい!」と思った人を、とにかく研究してみるということです。しゃべるペースは、言葉使い、間のとり方…すべてが参考になるはずです。

まずはひとり…ピックアップしてみる。そしてひたすらマネしてしゃべってみる。そうすることで、本来自分のしゃべり方とは全く別の印象の話し方が身に付きます。それをベースとして、徐々にまた変更を加えていけばいいわけです。

すべてがオリジナルでなければならないということは決してありません。どんなに優秀な人でも、どんなに活躍しているスポーツ選手でも…最初は「モデル=お手本」になっていた人がいたわけですからね。

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デキる就活生がスーツを2着以上着こなしている理由

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面接を見てもらえる環境を作り上げておくこと

ここまで準備が整ったとしても、実際にあなたが面接対策を行う際に、見てもらう人がいなかったら宝の持ち腐れです。本番の面接で、練習しようと考える学生もいますが、本番の面接で丁寧にあなたの面接のフィードバックをしてくれる企業はレアケースと言っていいでしょう。

中には親切な人事の方もいらっしゃってアドバイスをくれたりもしますが、自分でコントロールができないアドバイスを待っていてもラチがあきません。

ですから、まずは自分の面接を誰に見てもらえるのか冷静にリストアップしていきましょう。もちろん通過率をあげることを考えれば、その道に深く精通している人がベターです。

なぜなら、ゲームのロールプレイングゲームを思い浮かべてみてください。ドラクエとかいろいろありますね。面接レベル10の人とずっと練習していても、あなたがそのレベルに達したら、その先20レベル、30レベルに到達するのは時間がかかって仕方ないでしょう。

レベルを上げていくのであれば、当然あなたよりもできる人に見てもらい続けなければ、効果性も薄れてきます。自分よりも強い相手に勝つからこそ、今まででは得られなかった“多くの経験値”がたまっていくわけです。

アドバイザー選びは重要。面接対策を講じる前に、是非真剣に検討することをお勧めします。そして、面接対策を進めていく上での下準備がある程度頭に入ったら、以下の記事も是非チェックしておくと、さらに効率的に準備を進めていけることでしょう。

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一人…たった5分の集団面接で、人事は何を見ているのか

“参考”
グループ面接で失敗しないための5つの攻略ポイント

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学生時代、最も力を入れて取り組んできたことの質問攻略

まとめ

・ 面接対策の前にやるべきことは5つある

・ 徹底的にESを磨くことが大前提

・ マナーで後れを取ることほど、くだらないことはない

・ 自分を知ること、それがすべての始まりである

・ 面接のモデルを見つけ、イメージを明確にしておく

・ 準備が整っていても、面接を見てくれる人がいなければ効果が薄くなる

さて、お話ししてきた5つのポイント。あなたはいくつまで準備が進んでいたでしょうか。これから面接対策をする人も、もう面接が本格化している人も、このタイミングで見直しをしてみてください。

面接対策に「遅すぎ」ということはありません。気づいたら即行動。これができるかどうかで、あなたの内定獲得が近づいてくるか、または遠のいていくのかの分かれ道になります。

ひとつひとつ確認の上、実行に移していってください!