どうも!就活塾「内定ラボ」の岡島です!

就活でどの企業でも絶対に見られるのが服装です。格好よく着こなす、素敵に着こなすということではなく、清潔感などを中心に採用担当は服装をチェックしています。

今回はその服装の話ですが、デキる就活生はスーツを2着以上用意し、場面によって使い分けています。多くの就活生からすると「そこまでやる学生がいるんだな」と思うかもしれませんが、社会人になれば常識と言えます。

では何故デキる言われる就活生は、そこまでして身なりに気を使っているのでしょうか。それにはしっかりとした理由があります。就活を進めるうえで重要な考え方になりますので、是非押さえておいてください。

大手企業の採用トレンドは、早期戦力化が加速

あれ?スーツの話じゃなかったのか…と首をかしげたあなた!スーツの話はこの内容を抜きにして伝えることができませんので、まず企業の採用トレンドについて話をさせてください。

このブログのタイトルにもなっている「大手」と呼ばれる企業は、基本的に「早期戦力化=入社してすぐに活躍してくれる人材」を求めて新卒採用を展開します。

特にリーマンショック以降そのトレンドはさらに加速し、企業によっては「優秀と思える新卒しか採用しない」などといったところまで出てきはじめています。インターンシップの増加による早い時期からの優秀学生の囲い込みが本格化していることからも、容易に想像できることでしょう。

つまり、特に大手を中心に企業が求めているのは、すぐに活躍できそうな学生というわけです。これは当然の流れと言えばそれまでなのですが、新卒というのは企業にとっては、とてもお金がかかるものなのです。

お金がかかる割に、成長するまで時間がかかる…これが企業の本音です。一昔前は「新卒の成長を待てる」企業が多かったのですが、景気停滞の長期化によって年々、そういった企業が徐々に少なくなってきているのが実情です。

つまり、社会人のようなレベルの学生が大手企業では欲しがられる

ここが重要です。

就活生は就活生でも、社会人と近いないしは社会人と同等レベルで物事を考えられる人材の価値が、今まで以上に高騰しているということなのです。

よく二極化という言葉を聞くかもしれませんが、内定が取れない学生はいつまでたっても採用されない、その一方で内定を取れる学生は5個も10個も15個も内定を持っていたりする…そんな状況が年々強くなっています。

ですから大手内定を獲得するためには、仕草や言葉使い、そして今回お伝えしたい「服装」なども社会人らしくすることで印象に大きな違いがでてくるというわけです。

社会人と同じレベルで活動できている就活生はすぐにわかる

服装への配慮もそうですし、言葉使いなど「社会人になる」ということを強く意識できている学生は、見た目の印象にも違いが出ますし、話せば5分くらいですぐにわかります。

どんな学生が社会人らいしいのかについてはまた別の機会に書くとして、とにかくあなたが今考えなければならないことは、社会人になることを本気で意識できているかということです。

就活をちょっとした「イベント」感覚で捉えていませんか?

みんなで頑張っていこう!なんて考えていませんか?

人それぞれで考え方はいろいろあるのでそれ自体を否定することは私は好きではありませんが、社会人になるということは「個人の問題」です。「あなた自身の問題」です。

ですから、本気で社会人になることを意識できている人は、周りのペースなんて興味がありません。どんどん自分のために努力を続けることができます。社会人になるということは、本当の意味で「自立」しないといけないということです。

なんだか説教くさく聞こえるかもしれませんが、大事なことなのです。

周りのペースに合わせてしまう、ついつい自分に甘くしてしまう…そうした協調性を発揮するのも、個性の一つだとは思いますが、そういった学生気分はもう卒業しましょう。あなたは今、就活を通して社会人になろうとしているわけですから。

“参考”
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そういった社会人になる決意が、服装にも表れる

さて、ブログタイトルの本題に移りましょう。

つまりこういった社会人になることを意識するのであれば、就活生だから就活スーツを着て、就活をするということに多少の違和感を覚えるはずなんですよ。

ゆくゆく社会人になるのだから、社会人と同じものを身にまとって企業をまわりたいと考えられるようになってほしいと思います。

しっかりとしたスーツを着ることで自分自身のやる気も変わってくるでしょうし、やはり印象も就活生から社会人らしい人材に不思議ですが、見えてくるものです。

最初は「形から入る」でもいいと思います。

とにかく社会人らしく見えるように、服装から意識してみましょう。そこから言葉使い、仕草、マナーなど徐々に積み上げていけばいいのです。

私は決してスーツ屋のまわしものではありませんが、やはりいいものを身に付けてほしいと思います。多少無理をしてでも自分が納得して着れるものを身に付けてください。

それが自分を高め、気持ちを「仕事モード」へ切り替えるきっかけになるのであれば、こんなに投資効率の良いお買い物はありません。是非、早い段階でスーツを新調してみてください。

それ以外にも、スーツを2着以上持っていると得することがある

社会人らしさを演出する効果以外にも、直接的な効果も期待できます。

それはあなたが最終面接など「ここは絶対に頑張らなければならない」という勝負の瞬間が就活ではたくさんあります。ですが、そういった勝負のタイミングで、平気で普段着ているスーツで面接を受ける学生がいます。

毎日着続ける就活スーツ。

時期が経てばたつほど、あなたが一生懸命企業を回れば回るほど、クタクタになっていきます。購入した時はパリッとしていたスーツも、3か月も4カ月も毎日のように使っていれば、ヨボヨボになります。

「いや、この使い込んだ就活スーツが俺の勲章なんです」などと言ってくる学生もいますが、それは心の中に閉まっておきましょう。面接は第一印象というものが重要です。

今まで選考してくれた人事であればよかったかもしれませんが、最終では役員が当然のように面接で出てきます。そこでは、あなたを初めて見る人たちばかりになります。

ですから、デキる就活生は勝負所で切るスーツを別に用意しています。一種のゲン担ぎのようにも聞こえるかもしれませんが、気持ちが切り替わること、そして何より社会人らしい印象を与えることができるでしょう。

大手企業を中心に、採用トレンドは間違いなく早期戦力化であり、すぐに社会人として活躍できる学生を採用することなのです。社会人として相応しい“考え方や志向性を身につける”努力が、最終的にライバルとの大きな差になって表れてきます。その第一歩として、是非スーツを新調してみてはいかがでしょうか。

“参考”
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“参考”
就活塾で学ぶ大手内定100の方法 「就活に関する考え方編」の記事一覧

まとめ

・ 大手企業の採用トレンドは、早期戦力化であること

・ 社会人らしい、または社会人と同等レベルの学生が内定を獲得する

・ 社会人になることを真剣に考えることが重要

・ 最初は形から入るでいい

・ 普段用のスーツと勝負所のスーツを分けるのがデキる就活生

特に身なりに気を使っている学生は、靴を見るとわかります。全て意識し始めると「そんなにお金ないですよ!」と言う話によくなるわけですが、将来的に使っていくものですので、是非一度自分の「勝負服」を客観的に見返してみてください。