どうも!就活塾「内定ラボ」の岡島です!

自己PRを作ろう!と思った就活生の多くがとる行動は決まってきます。まずは、自分で書いてみるタイプ。そしてとにかく“例文”を参考にするべく必死でWEBで検索するタイプ。だいたいこの2つのタイプに大別できます。

さてこのブログを読んでいるあなたはどちらのタイプでしょうか。もちろんこのタイプだけで、就活に必要な能力の有り無しを判断することはできませんが、傾向として就活で「苦戦するか」どうかくらいはわかってきます。

あなたの自己PR作りにおいて、例文さがしをメインにしているのであれば、考え方を改めた方が結果的にESおよび面接の通過率があがってくるはずです。それはどうしてなのか、解説していきます。

自己PRは、あなたらしいからこそ自己PRだと心得る

大手内定を獲得していく学生の大半は、自分でPRをどんどんブラッシュアップをしていくタイプが大半です。これが正常な自己PRの練り方です。

それはなぜかと言えば、“あなたらしいからこそ自己PR”なのです。

文章が書くのが苦手な学生や、自分の考えをまとめるのが苦手と言った学生は、ついつい例文さがしに没頭してしまうパターンが多いです。これは、自分から“他人のPR”に真似ているということなわけですから、例文を参考にすればするほど、あなたのオリジナリティーは薄れていってしまいます。

考えても見てください。例文などを見ると…「すごくきれいにPRできているな…参考になるな」などと思うことがあると思います。もちろん全く参考にならないというわけではありませんが、あなたがWEB上で見つけた例文を見て、同じように参考にしてESを書く学生が、どれくらいいるのかということを考える必要があると思いませんか。

この考え方は、ほかの学生と差別化していくにあたって非常に重要です。どうしても「書くことが思いつかない…」という場合は、例文を参考にする前に、やるべきことがあります。以下の記事を参考にしてください。

“参考”
自己PRのネタがないときの正しい対処法

面接官は毎年、同じようなESを腐るほど見ているという現実

このブログを読んでいる学生のほとんどが、就職活動というものに初めて取り組んでいる方だと思います。だからこそ、例文を見ると参考になるわけなんですね。

ですが、あなたの書いたESを添削している面接官および人事からすると、毎年毎年、大量に送られてくる書類に目を通しているわけです。そうすると、ある程度「あれを参考にして書いてきたな」「また同じこと書いてある」など、気づくケースがほとんどなのです。

書いている本人は、いろいろな例文を組み合わせて使ってるからバレるわけがないと思っているかもしれませんが、何年もESを見続けているプロからすれば、パターンは簡単に読めてしまうということです。

一生懸命調べて書き上げたものが、評価者に興味を持ってもらえないことほど、無駄な努力はありません。

自己PRの例文を見て、参考になるのは本当に最初だけ

もちろん例文を見ることが全く無意味とは言いません。就活をスタートしたばかりの段階で、自己PRっていろいろやり方があるのだと知るために、数を見るのはOKでしょう。

ですが、あなたにとって参考になるのは「書き方」くらいです。中身を参考にするのはナンセンスですね。先程も言った通り、それはバレてしまう可能性が高いからです。毎年数千枚という書類を短期間で見ている人事からすれば、例文つぎはぎ自己PRなんて、すぐにわかってしまいます。

文章の構造はどうなっているのか、言葉の使い方…そういった書き方は参考にできますが、それ以上のことを例文にもとめてしまうのは、本末転倒というわけです。

“参考”
通過するエントリーシートの文章構成は…実は決まっている

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だから大切なのは、自分の言葉で自己PRを作り上げていくこと

自己PRを磨くためには、もちろん数々のテクニックが存在します。私がサポートさせていただいている学生さんにもお話しするのですが、テクニックさえわかれば飛躍的に書類・面接の通過率は向上していきます。

その過程で“他人のESを参考にしてもらう”ということは一切しません。

なぜなら先程お話しした人事にバレてしまうということも一つありますが、それ以上に「自分で考え込んだ自己PRでなければ使いこなすことができない」ことが大きな理由です。

一から自分で作ったからこそ、どんな切り口から面接官にツッコまれても対応できるわけです。自分で悪戦苦闘しながら練り上げたものだからこそ、その自己PRにリアル感と信憑性が生まれてくるのです。

つまり、書き方や自己PRをより魅力的に見せるための方法論を他人から学ぶのは大いに結構。けれど他人が完成させた文章をそのまま流用しても、まったく意味がないということです。

「ES通過」が就活の一番の目標ではありません。

内定を獲得するための一つのステップでしかありません。であればその面接を考慮して、ES作りも考えていかないと効率があがりきらない…という訳です。ですから面接対策のことを考慮して、ESも考えていく必要があるわけです。

“参考”
面接対策を効率的に進めるために、やっておくべき5つのこと

流用されても全く意味がないと知っているからこそ共有している事実

大手に内定をとった学生が、自分の書いたESを公開していたりしますね。そんなサイトを見かけたこともあるでしょう。そうやって自分で練り上げたものを公開している人は、「流用しても全く意味がない」ということを本質的に知っているからこそ、公開しているケースがほとんどです。

それを知らずに「ラッキー!」と言って、内定を獲得した学生の自己PRをまねてくる学生が、毎年後を絶たないわけです。自ら、自己PRのオリジナリティーを消してしまい、不利な状況に持って行っているということです。

大切なので、何度も言いますが「自分の言葉」で作ることが必要不可欠です。

例文から他に参考になることがあるとしたら…これ

書き方は参考になるとお話しましたが、それ以外に参考になるものといえば、「どういった表現が人事から見たときにNGになるのか」という点です。

これは確かに参考になります。

やはり評価をする立場として「評価しづらいこと」というのはあります。ですから、例文から抑えるべきは、様々な例文を見て、「こういった文章は物足りない…」といった、NGな要素を入れないことを心がけるとよいでしょう。

“参考”
自己PRで不向きな強み・使ってはいけないNGワードとは

“参考”
アルバイトの話は、自己PRのネタとして本当にNGなのか

“参考”
何故「大学受験を頑張った話」は就活では絶対にNGなのか

まとめ

・自己PRは、自分で作りこむタイプと例文参考を中心に作るタイプに大別できる

・例文を参考するほど、オリジナリティーがなくなる

・キャリアのある人事は、例文自己PRを簡単に見破ってくる

・自分の言葉で説明できないPRなんて、自己PRではない

・自己PRに本当に必要なものは、自分の言葉から生まれる信憑性である

就職活動は、あなたを企業に売り込む場所です。あなたが商品。その商品が誰かのマネだったら…買い手としては残念な気持ちになりますよね。

例文参考型の自己PRは早めに卒業していきましょう。