どうも!就活塾「内定ラボ」の岡島です!

就職活動で早い段階で、就活生を悩ませるのがこの業界選びです。世の中にはどんな業界があるのか、そして自分にはどんな業界が合っているのかなど、考えれば考えるほどに悩む学生も少なくありません。

数多くの企業の採用に携わった私が思うのは「就活生が業界選びに悩む」のは当然であり、むしろ自分に合う業界・企業を選び出すことこそが、就職活動そのものだということ。

あなたも就活を経験した先輩からこんな話を聞いたことはありませんか?「就活していく中で、志望する業界がどんどん変わっていった」なんて話を。

ですが、エントリーする企業を早めに決めなくてはならないため、知識不十分のまま業界を選択せざるを得なくなる学生が多いのもまた事実です。今回はそんな業界選びに悩む学生向けに、視野を広げてもらえればと思っています!

自分にあった業界は「これだ!」と決めつけて動く方がよっぽど怖い

自分が志望する業界をいつまでたっても絞れないのも問題ですが、むしろ就活をはじめる前から「私は絶対にこの業界で働きたい!」と業界を絞り切って就活をするのは、リスクが高いと言えます。

学生側の言い分もわかります。「業界を絞ることで効率よく企業を回ることが出来る」ということなのでしょう。確かに最初から絞ることで、企業研究やOB訪問など、一点集中できるので“効率的”に感じると思います。

ですが、最初から“業界を絞る”ことのリスクも考慮して決断しなければなりません。

最初から絞ると、2つの弊害がどうしても付きまとってきます。

1つめの弊害 今の自分が知らないことに、気付くことができない

突然ですが「無知の知」という言葉をご存知でしょうか。

かの有名な哲学者、ソクラテスの言葉です。

「自分自身が無知であることを知っている人間は、自分自身が無知であることを知らない人間より賢い」「真の知への探求は、まず自分が無知であることを知ることから始まる」という考え方のことです。

周りくどい表現になっているので、端的に言えば「自分にはまだ知らないことがあるのではないか」と自問自答しながら、新しい気づきを貪欲に求めていくべきだという意味となります。

つまり、就活においてはじめから業界を絞るということは(もちろん業界研究をやった上での判断だとは思いますが)、ソフラテスの言葉を借りれば“無知”の部分を見過ごす可能性が高いということです。

私自身も数百社という規模で、様々な業界の上場企業からベンチャー企業まで、あらゆるタイプの採用に携わってきました。そんな私でも“業界のことを100%理解できているか”と言われたら、即答で“NO”と答えざるを得ないです。

それは、私だって知らない企業は山のようにありますし、新しい企業も年間数万と言う単位で生まれていきます。また自分自身では気付けていない“業界知識”もあると思っているからです。仕事として様々な業界のことを調べている私でも、そういわざるを得ないほど業界全体を把握するというのは難しいものなのです。

それを就活という5か月程度の短期間で「全てを知る」というのは不可能に近いです。

ですから、「自分にはまだ知らないことがある」という謙虚な気持ちで、視野を広げていってほしいと思います。その先にもしかしたら、今まで気づけなかった“もっと魅力的な何か”に気付けるかもしれません!

“参考”
一番効率のいい業界分析・業界研究の5つのやり方

2つめの障害 新卒採用マーケットが“買い手市場”であること

日本は今不景気がいいとは言えません。有効求人倍率がよくなったとか、物価が上がったなど、アベノミクスの影響である程度改善してきているように見えるかもしれませんが、実質の経済はさほど上向いていないのが実情で素。

これは個人的な見解になってしまうのですが、おそらくこの不景気は当分の間停滞状態を続けると考えられます。

景気が停滞すると、「新卒採用マーケットは買い手市場」になります。

買い手とか売り手とか出てくるとよく理解できなくなる学生がいますが、ビジネスではよく使われますので、わからない人はここで覚えてしまいましょう。

新卒採用における“買い手”は、あなたを雇用(買う)する企業のこと。

新卒採用における“売り手”は、自分を売り込む就活生のことです。

つまり、今の景気水準から考えれば、採用するもしないも“企業のさじ加減次第”ということになってしまうわけです。だからこそ、「内定取り消し問題」などがニュースでクローズアップされたりするわけですよね。

ということは、もしあなたが「この業界だ!私にはこの業界しかない!」と思った業界が、採用枠を大幅に削減したり、採用基準を引き上げたりした場合、入社倍率は飛躍的に高騰していくわけです。

業界をはじめから絞ることは、こういった“企業側のさじ加減”に全く対応が取れなくなることを意味します。

あなたは悪くない。でも企業も経営を維持するために採用枠を削減することは仕方がない。

どっちも悪くないのに、あなたには内定が一つも出ない…。そんな状態はリスクがあまりにも高いと言わざるをえません。業界を絞るということは、そういうことなのです。

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業界選びのコツは、時間が自由に使えるうちに、広げるだけ広げておく

大は小を兼ねる…とはよく言ったもので、就活でも当てはまります。

広げているものを狭める作業は、気合を入れれば1日・2日でできてしまいます。ですが逆はそうもいきません。しかも就活の選考が本格化して、ES提出や面接に追われるようになると、そちらの優先順位をあげざるを得なくなり、業界を広げてみる時間を確保すること自体が難しくなってきます。

例えばレポートの課題。

A4用紙20枚にまとめてくれと指示が出ていた場合、仮に5枚しかかけていない人と、30枚書いてしまった人で、この課題の指示をクリアするのにかかる時間は、圧倒的に後者の方が短くなるはずです。

ただ文字を削るだけですから。就活の業界や企業選びもそれに近いものがあります。

だからこそ、時間があるときに「広げる作業」をするべきなのです。最終的に“広げすぎ”で困ることはありません。(ちなみに誤解の無いように書きますが、「どの業界も魅力的に見えてしまう」というのは、ちょっと危険な状態です。ここでいう広げるというのは、明確な基準を持って業界を広げることを意味します。この違いはまた違う回でお伝えします)ですから、時間を見つけては、自分の興味関心を広げる動きをとれるよう努力してほしいと思います。

“参考”
就活塾で学ぶ大手内定100の方法 「業界研究編」の記事一覧

まとめ

・ 業界を知るというのは、そもそも難易度が高いことだと認識する

・ 業界を絞ることには、リスクが伴うを理解する

・ 自分が気付いていない“自分にぴったりの業界”があるのではとアンテナを常に張る

・ 謙虚さは就活では、大きな武器になる

・ 今の採用市場では、就活生が弱い立場であることを前提として理解する

・ 時間が自由に使えるうちに、業界は広げておくのが定石

自分の興味のある業界しか、見ることが出来ないという就活生は多いです。確かにその気持ちもわかりますが、どうしても就活では“食わず嫌い”が多いように思います。

「あの業界は●●先輩が入社したらしいけど、ハードらしい」「給与水準が低い業界だから興味が持てない」「●●業界はネクラな人が多そうだから、自分には合わないと思う」などなど、だいたいが「自分で実際に体験した」ことではない情報で、業界のイメージを勝手に膨らませていることが案外多いです。

実際に自分の目で確かめる、足を使って確認する…一見泥臭いように思うかもしれませんが、百聞は一見にしかずってこともありますので、是非就活では「自分の目」で情報を確認するクセをつけてください!