どうも!就活塾「内定ラボ」の岡島です!
「短大に通っているけど、いつから就活をはじめたらいいのか…」「学校の授業が忙しくて就活どころじゃないんだけど…」といった短大生の声をよく聞きます。
当塾でも「短大で就活関係の授業などもあるが、これで本当に大手に行けるのか不安」といった相談を頂くことが多いです。
確かに短大は2年間ですから四大生みたいに単位の貯金が出来ません。そんな短大生のために効率よく就活に挑むために意識してほしいこと、そして大手企業から内定を本気で目指したいという短大生向けに記事をまとめました。
そもそも…短大生は就活で有利?不利?
短大生は四大生と比べて就職に不利なの?と気になる学生も多いでしょう。有利なのか不利なのかは2つの側面から見ていく必要があります。
それは採用枠という側面と年齢という側面です。
まずは採用枠に関するケースです。短大生は四大生に比べて応募できる企業が少ないという意味では不利と言えるでしょう。
大手企業などでは短大の採用枠がない…という企業もリアルにあります。また製造業は高卒か大卒・院卒のみの募集という会社も多く、短大は中途半端な位置づけになってしまっているという現実があります。このように短大生は志望企業に採用枠がなく、企業選びの選択肢に制限があるという意味では不利になってしまいます。
逆に短大生が有利なのは年齢が若いということです。年齢???と思われる短大生も多いと思いますが、民間企業は本当に現実的です。企業では四大卒と短大卒で初任給が違っていることが良くあります。
短大生を積極的に採用したがる企業には傾向がある
いやらしい話ですが短大生の方が、年齢が若いので初任給が安く設定されていて短大生を好んで採用する企業が結構あります。結局お金かよ…と思われた方もいるかと思いますが、そういった企業は毎年短大生の採用実績があり短大生が活躍しているから積極的に採用していることが多いです。
短大生が活躍しているからという裏付けがしっかりとあります。面接の印象で四大生と短大生と迷ったら短大生を取るという事ですので四大生と同じ評価をされているわけです。選考段階では確かに若いから有利となりますが…
「入社後に活躍している先輩がいる=あなたも入社後に活躍できる環境がある」
というようにポジティブにとらえましょう。このように短大生の採用実績のある企業では有利な場合があります。
短大生が内定獲得しやすい企業とは
では、どのような企業が短大生を積極的に採用しているのか?
ずばり「中小企業」と「地方企業」です。職種だと一般職が多いです。少子化で大手企業に学生が集中してしまい中小企業は人材確保に苦労しています。また地方企業は都心に出ていってしまう学生も多いため絶対的に人が足りないという状況にあります。
そうは言っても、日本は企業の99%は中小企業です。中小企業だらけのなかでどうやって調べたら効率が良いの?と感じる短大生も多いでしょう。新卒採用自体を実施していない中小企業もたくさんあります。じゃあ、一番効率的に情報収集するにはどうしたらよいか…?
それは短大のキャリアセンターで情報を集めることです。
キャリアセンターではどの企業が短大生を採用しているかという情報を持っています。また卒業生がどんな企業に就職したかもわかるためOB・OG訪問のきっかけを作る事も出来ます。
短大生はフルで授業も埋まっていて時間的な余裕が四大生に比べて少ないですから、授業の合間などを使って効率よくキャリアセンターで情報収集をして志望企業を絞っていきましょう。
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では本題、他の学生から一歩抜け出し大手内定を獲得するためには
皆がやっていることを同じようにやっているうちは、一歩抜け出すことは難しいです。人と違う成果や結果を求めるのであれば、当然「人と違う行動や努力」が必要となります。
短大出身だから中小企業で…、短大出身だから就職先にはそこまで期待していない…なんていうのは、私からするともったいないように思います。
学歴で受けられる企業は限られるという事実は変えることが出来ませんが、その受けられる企業の中で高みを目指していくことにおいて、学歴は関係ありません。人柄や考え方、また短大で経験したことや高校時代に打ち込んできた事などを磨き込むことで、高みを目指すことは可能なのです。
「より希望に近い企業を目指したい!」そういった想いを持てるようでしたら、是非以下の2つを意識して取り組むことで、一歩抜き出ることが可能でしょう。
“参考”
女子大の就活は有利だが、大事なのは自分自身のレベルを上げること
【1】就活スケジュールを理解し、事前準備の意識を強く持つ
四大生の多くは大学3年の6月頃から就活をはじめます。これを短大生にあてはめると1年の6月になります。入学して3カ月目にはもう就活をはじめないといけないの?と思うでしょう。ですが現実として、四大生と同じ期間で就活をするということになるとそうなります。
しかし四大生は大学3年の前期までに単位をある程度取る事が出来ますが、短大生はそれができません。むしろ短大はフルに授業がつまっている事の方が多いでしょう。つまり四大生とまともに勝負しても時間的には不利なのです。これは努力で解決するのは相当意志の強い人でないと厳しいです。
つまり、どうやったら時間的な不利をカバーしていくかが重要になってきます。
まず漠然と就活に突入しても時間の無駄が増えることから、キャリアセンターで調べた情報をもとに志望企業の規模、業種、職種を敢えて限定してしまいましょう。そうすることでES対策が効率良くできます。業種と職種が同じですからある程度、流用が効きますので時間的な不利をカバーすることができます。
【2】他者を活用して、大手対策を本格的に取り組む
「就活に対してサポートをしてくれる機関」が多く存在します。その多くが四大生向けのものであり、短大生向けのものは多くありません。
当塾もその一つですが、短大生向けのサポートもしているところも少なからずありますので、そういった「他の人がやっていないこと」を率先してやっていくことが重要になるでしょう。
一般的には短大でのキャリア支援など充実しているところも多い反面、短大側は「就職率」を維持することが最優先となり、中小企業への就職を強く薦めてくる傾向が否めません。つまり大手向けの就職支援ではなく、中小企業への就職に向けた基本的なサポートを徹底していくスタンスが強い傾向にあります。
大手企業・人気企業を本格的に目指すとなると、やはり「一歩抜き出る」必要があり、そうした対策をするには1社1社丁寧に対策を考え、自分の強みを整理伝えることが必要不可欠となります。
当塾でも小・中・高とスポーツや芸術、趣味の領域など素晴らしい経験を持っているけれど、学業に関しては二の次になってしまい、短大という選択をした…という学生が毎年訪れてくれます。
「周りと同じペースで就活に進んでいっていいのか?」といったところで不安を感じ、相談に来てくれるわけですが、「短大出身で就活塾を検討」という学生は、例外なく「人物的に優秀」な学生さんばかりです。
そうした魅力をよりESや面接で引き出すことで、大手内定というのが現実的になってきます。就職活動の準備に投資するのには抵抗があるかもしれませんが、学生時代より社会人として過ごす時間の方が長いですから、この就職という活動において手を抜く必要性は一切ないと思います。
大手や人気企業への就職を本気で目指したい…といったあなた、興味があれば是非当塾で無料で就活相談をやっていますので、活用してみてください!
まとめ
・短大の就職は不利な面と有利な面がある
・時間効率を考えてキャリアセンターで情報収集をする
・中小企業と地方企業が複数内定獲得の狙い目
・大手企業を視野に入れるなら、人と同じ行動では結果は変わらない
・他者活用を検討し、人とは違う努力をする意識を強く持つこと
志望する企業に短大の採用枠がない…
やっぱり大手企業に就職したい…
という方もいると思います。そのようなケースでは四大へ編入して志望企業にチャレンジするという選択肢もアリだと思います。
「新卒」でないと入れない企業もまだ存在します。新卒という武器を使えるのは一生に一度しかありません。どうしても入りたい会社がある。でも短大の採用枠がないという方は思い切って四大への編入に進路を変更することも検討してもいいでしょう。