どうも!就活塾「内定ラボ」の岡島です!
就職活動において、企業説明会や会社説明会は避けて通れないものです。もちろん「企業側からその企業についての説明を受ける」という趣旨ではあるものの、いかに有益な情報を得るために「参考になる情報を引き出す質問が出来るか」が求められます。
学生側からすれば説明会は一度行けば十分なものですが、企業側からすれば説明会は、合計数十回と繰り返し行うものです。そうした中で「目立つ学生」というのが必ずいます。
せっかく貴重な時間を1時間や2時間投資して参加する説明会ですから、その説明会で人事に自分を印象付けられるよう「質問内容」にこだわって差別化していくべきでしょう。今回は会社説明会での質問の方法ややり方について、まとめていきたいと思います。
会社説明会で「目立った」からと言って、選考上得をすることはあるのか
まずはここからです。そもそも就活生が何百人と参加する説明会で目立ったら、あなたにとって得があるのかということですが、結論から言えば、「得する可能性は高い」となります。
先程もお伝えした通り、企業説明会というものは企業からすれば「同じ内容を繰り返し行うもの」であって、その数は採用人数が多い企業であれば30回も40回も行うわけです。
その中で唯一各説明会ごとで違いが出る部分があるとするなら、一般的に説明会の最後に設けられる「質疑応答」の時間になります。そこでは当然のように、「入社後のギャップはありましたか」とか「仕事のやりがいを教えてください」といった質問が多くされます。
説明会に参加するあなたからすれば初めて聞く内容で新鮮かもしれませんが、人事からすれば「またその質問ですね」と内心思いながら就活生のために丁寧に回答してくれるわけです。
そうした中で数十回繰り返す説明会において「お!この質問はすごくいい!」というものが出せるということは、物凄く目立ちますし当然その学生に対して注目をする可能性が高くなります。
それが結果的に特別な選考に乗せてもらえるきっかけになったり、面接においてその印象が人事に残っており面接が有利に進められたりなど、選考上得をすることが期待できます。だからこそ、企業説明会での質問作りは、しっかりと準備して取り組むべきでしょう。
では、実際にどんなことを質問すればいいのか
ズバリ…「「あなたの仕事上の失敗談を教えてください」」と質問しましょう!
そうすれば差がつきますよ!
…そうブログに書いてあるから、説明会でその質問をする…なんて思考停止な状態では、とてもじゃありませんが「差をつける質問」なんてできません。質問例や質問集などを参考にしたくて仕方がない学生さんというのがいますが、それは考え直さなければなりません。
よくよく考えてみてください。「質問する内容を質問する」ってかなり危険な思考だと思いませんか。
それは自分の頭で考えていない証拠ではないでしょうか。
本当に差をつける質問をしていくためには、自分で考え抜いて質問を練りだすというのが大前提となります。自分の頭で考えていない質問で仮に評価されても、後々の面接で数回直接話せば、その薄っぺらさがバレてしまいます。
「説明会ではいい質問していたのに…面接で深い話をすると中身があまりないな…」なんて面接官に思われては逆効果です。
例などを参考にするのは悪くないと思いますが、やりすぎには注意が必要です。ではこれから説明会で差をつける質問を自分で作れるようになるための3つのポイントについて説明していきます。
“参考”
自己PRの例文を参考にすると、結果的に通過率が下がる理由
企業説明会の話を聞いてから質問をするという前提から変える
人事に好印象を残す質問をする学生は、根本的に情報量が違います。
通常ですと企業説明会で説明を受けた上で質問をするわけですが、本当に行きたい企業だったり、思い入れの強い企業だった場合、説明会参加前から「ある程度の企業研究」をしており、そもそも説明会だけの情報しか持っていない学生とは別の切り口で質問してくる傾向があります。
ですので、企業説明会に行ってから質問を考えるという前提を覆すことから始めてほしいと思います。
“参考”
見落としてはいけない企業研究の視点
ホームページの読み込みはもちろん、リクナビやマイナビといった就活サイトの情報、さらにはみんなの就職活動日記などの口コミサイト(みん就(みんなの就職活動日記)の正しい使い方)などに目を通すのは最低限でしょう。
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質問の意図を明確に伝える
質問して終わり…という学生がなんと多いことか…。とても残念に思う瞬間です。
自分に置き換えて考えてほしいのですが、いきなり「今までで心に残った愛読書があれば教えてくれ」と意図が不明確な質問を聞かれたら、どう対応しますか?(就活の質問だとわかりづらいので、一般的な質問を例に説明しています)
とりあえず答えるとは思いますが、どのぐらいの熱量でどのくらい詳しくしゃべるかなど判断に困るでしょう。ですがここに「質問の意図」が加わると、相手が答えやすくなるだけではく、印象に残りやすくなるという効果があります。
例えば…「今までで心に残った愛読書があれば教えてほしいです。何故かと言えば、私は読書の好みは人の興味関心を色濃く反映するものだと考えていまして、あなたの愛読書を知ることであなたの性格が少しでもわかるのではないかと考え、質問させてもらいました」と理由まで合わせて質問すれば、単純に質問だけするよりも効果的です。
意図や理由を伝える必要性については、以下の記事で詳しく書いていますので、参考にしてみてください。
“参考”
通過するエントリーシートの文章構成は…実は決まっている
説明会で聞かれていた質問をしっかりとメモに取ってストックしておく
差をつける質問をするには、一般的によく聞かれる質問「以外」であるため、普段から説明会でほかの学生たちがどのような質問をしているのか、質問のレベルはどんな感じなのかを地道にメモに残していくと、「よくされる質問傾向」がわかってきます。
もちろん説明会だけではなく、社員交流会やOB訪問、インターンシップなど様々な場面で、自分以外の学生たちが抱いた質問を形に残しておくことで、その蓄積が説明会だけでなく、面接での質疑応答の場面で必ず活きてきます。
“参考”
OB訪問でESを添削してもらう際に注意したい3つのポイント
“参考”
面接対策を効率的に進めるために、やっておくべき5つのこと
まとめ
・ 説明会は傍観者ではなく、当事者として質問せよ
・ 説明会でいい質問で目立てれば、得をする
・ 質問内容を自分で考えられない思考停止は危険である
・ 差別化を本気で目指すなら、事前準が大切である
・ 質問だけでなく、意図を明確に出来るようにする
面接においても「逆面接」と言われる、面接中ずっと質問だけをし続ける選考もあります。だからこそ人事から見て「自分の頭で考えている」と感じてもらえる質問が作れるようになりましょう。