どうも!就活塾「内定ラボ」の岡島です!
就活生が気になることの一つに“ESの通過率”というのがあります。選考を受けていく中で正確な数字を知ることは極めて困難ですので大半の学生が、みんなの就職活動日記などの口コミサイトをうまく利用して、難易度が高いのかどうかを見極めていることが多いです。
とはいえ、ES通過率がどれくらいで推移していれば平均的なのかは、気になるところです。
今回はESの通過率の平均に関しての話と目指すべき通過率、そしてES通過率と内定獲得率との関係性を知ることで、早めに就活対策をとれるようになってもらえればと思っています。
超難関企業のES通過率は7%。企業によって全く異なるES通過率。
ES通過率を公表している企業がさほど多くないため一概には言えないですが、食品・マスコミ・出版を中心にES通過が難しいと言われる企業では、10人受けて2人しか通過しないというレベルになっています。
一番厳しいと言われる企業では通過率がおよそ7%と言うデータも出ています。
とはいえ、ESでグッと絞って学生を選考する企業もある一方で、とにかく会って話をしたいという企業も多いですから、平均するとだいたいES選考でエントリー数のおよそ50%の就活生に絞るというのがES選考の一般的な数字です。
ですから一般的に「難易度が高い」と言われる企業ばかりを受けている学生だと、概ねES通過率が30%台に落ち着くことが多いです。現状自分の通過率が30%台で平均だから安心かと言えば、そんなことは決してありません。
なぜなら、ES通過率と内定獲得率には比例の関係があるからです。
大手から複数内定が出る学生のES通過率は極めて高い
「何を当たり前のことを言い出すんだ!」と思うかもしれませんが、実際に選考を受けていくとこういった当たり前のことを見落としてしまうことが多々あるようです。
ES通過率30%の就活生と、60%の就活生と、90%の就活生…やはり内定が出やすいのは通過率90%の学生です。ですが、現状の自分のES通過率が30%であってもESが通過して面接が始まるとそのことを忘れ「よし!面接で頑張るぞ!」と面接でなんとかできると思ってしまいがちです。
もちろん面接でのアピールは最重要であることは間違いないのですが、面接でアピールすることの40%~50%はもうすでにESに書かれている内容がメインになるということを意識しないといけません。
つまりESの通過率が低いということは、そもそもメインで話す内容がインパクトに欠けているかもしくはアピールする方向性を間違えている可能性があります。
ですから、内定を獲得するということを考えると、ESの通過率を常に意識して少しでも上げていくということは、有効な面接対策の一つにもなるということです。
“参考”
就活塾で学ぶ大手内定100の方法 「ES編」の記事一覧
ES通過率が上がらない理由とは?
主に3つの理由が考えられます。
1つ目は、企業研究不足によって「企業に合ったES」が書けていないケース。ただESに書かれている設問に答えるだけではいけません。その設問の意図が読めないといけません。
企業が求めている回答の方向性を間違えているといつまでたっても、たくさんのESを書いても通過率は一向にあがってきません。
2つ目は、自分の経験や能力、学歴などを総合的に判断して、自分の実力以上の企業ばかりエントリーをしているケースです。このケースの場合は、一般的に「大手病」と言われる状態になっていることを指します。
3つ目は、自己PRが企業の立場からするとPRになっていないケース。「就活で失敗する“自己陶酔型の自己PR”とは一体何か」でもお伝えしたのですが、この状態は極めて危険ですので、すぐに改善が必要です。
いづれのケースも、ESの通過率を定期的にチェックしていれば、すぐに気付くことができますので、気付いた段階でしっかりとした対策をすぐに打つことで、就活をよりスムーズに進めることが可能です。
“参考”
「学歴フィルター」から考える就活を戦略的に乗り切る方法
“参考”
就活塾で学ぶ大手内定100の方法 「自己PR編」の記事一覧
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では、ES通過率を上げていくにはどうしたらいいのか
人それぞれ課題が違うので一概に「これだ!」というのは難しいですが、大きく分類すると…
・ 自分以外の誰かにESを添削してもらう
・ 通過率の高いESを見せてもらう
となると思います。自分で考えた最高の出来のESが通過率が上がっていないわけですから、「自分以外の人を活用」するしかありません。
また誰からにESを添削してもらう場合は、「エントリーシートを添削してもらう際の見落としがちな注意点」でお伝えしたポイントをしっかりとおさえることが重要です。
そして通過率が高い友人や就活仲間のESを見るのも参考になるでしょう。ですがこの場合は、そもそも今まで経験してきた内容が違うので、そのまま自分のESに反映できるかと言えば、難しい点も多いでしょう。(詳しくは「自己PRの例文を参考にすると、結果的に通過率が下がる理由」参照)
自分のESの通過率を分析して、低いと感じたらすぐに対処することをお勧めします。
結果的に内定を量産する学生は、ESに力を入れている
内定獲得率とES通過率には、比例の関係が成り立つとお話ししました。ですからそれを意識している学生は当然、ESに力を入れます。とにかくブラッシュアップを重ねます。
就活塾「内定ラボ」の塾生もES添削を繰り返して、自己PRを何度も練り直してもらっています。とはいってもその前に「ESの書き方」や「採用担当者が何を評価するのか」また「企業研究の仕方」といったポイントを事前に解説した上で作ってもらっていますので、10回も20回も作り直すなんてことはありません。
ほとんどの就活生が2回~3回程度の修正で「戦える自己PR」を作ることが出来ています。
ESに力を入れることは、内定に直結する“絶対にやるべき”ことです。まだまだESのブラッシュアップが足りないと感じたら、優先順位をあげて取り組むようにしてください。
「自分のES通過率は30%台だけど、その中から何とか大手から内定もらうぞ!」と考えるのではなく、「大手から内定をもらうためにはES通過率を30%から60%くらいには持っていかないと!」と考え、対策をとるようにしてもらうことが、大手内定の近道になります。
是非、ES通過率を意識して、今の自分の就活力を客観的に捉えるようにしてください。
“参考”
ESをプロが無料で診断!エントリーシート評価シートとは?
まとめ
・ 食品、マスコミ、出版など人気業界のES通過率は極めて低い
・ ES通過率は30%台に落ち着く就活生が平均的
・ あくまで平均値であって、それ以上に通過率を上げる必要がある
・ ES通過率と内定獲得率には比例の関係が成り立つ
・ つまりES通過率を上げる=内定確率があがると考える必要がある
ES内容を磨くことは間接的に面接力をあげることにつながります。
ESを見てくれる人を探したり、ESを採用担当者の視点でチェックしてくれる環境を早めに作ることで、ES通過率を上げて希望企業からの内定確率を上げていきましょう。