どうも!就活塾「内定ラボ」の岡島です!
面接を受けているとふと「こんな短い時間で…採用担当は本当に私のことをしっかり選考してくれているのか」と考える就活生も多いと思います。
特に1次面接や2次面接など、面接の序盤で行われる集団面接ではこの傾向が強いです。今回はその疑問に答えていこうと思います。学生は“短い”と思っている集団面接。
実際のところ人事は“その時間で十分”と思っていることがほとんどです。何故集団面接…一人たった5分でも面接時間としては十分だと人事は言うのでしょうか。具体的に解説していくことにします。
就活生と採用担当の認識のズレを理解する
就活生の立場からすると面接で「きちんと自分のことを理解してほしい」という思いが強いと思います。だからこそ面接時間が短いと不安になる人が多いのではないでしょうか。
短い面接時間で、不採用のお知らせが届くと何か不満が残ってしまう…そんな経験をした人もいるでしょう。
ですが、そうした就活生の認識と採用担当者の認識は、相当ズレています。というのも人事は、特に一番最初の集団面接において「最低限確認したいことがチェックできて、次の選考に進めるかどうか」だけを判断する傾向が強いです。
もちろんすべてがそうとは言い切れませんが、一人あたりのしゃべる時間が少ない面接ほど「確認したいこと」を前もって絞っているのです。だからこそ、その確認が終わってしまえば、それ以上この面接で話を聞く必要はないと、採用担当は判断します。
つまり、面接の時間が短いことを就活生が過剰に不安に感じる必要はないということです。
きっとあなたも採用担当と同じようなことを私生活ではよくやっているはず
例えば、あなたが「ゼミの先生に課題図書を指定されて、その本を本屋に買いに行く」としましょう。つまりあなたの目先の目的は「課題で指定された本を手に入れること」となります。
そうした場合、本屋に行き、ぐるぐる回って探すか、もしくは検索機能を使って効率よく探すかなどして、対象となる本が見つけ、それをレジに持って行って、目的は達成です。
おそらくその本屋でやるべきことは、それですべてでしょう。あなたなら「課題図書の関連書籍も一緒に探していこう」「この本の著者を調べて、その著者が書いている別の本についても調べていこう」などと、その場で考えるでしょうか?
あなたの本を探す目的が仮に「経済学をもっと深く学びたい。だからその参考になる本を探している」というものであれば、関連書籍などにも当然手を伸ばすかもしれません。ですが、目的が課題の本を手に入れるであった場合は、それをクリアしてしまえば、それ以上のことに時間をかけることはしないはずです。
これと同じ「目的以外のことはしない」ということをただ人事もやっているだけなのです。
次の選考に進めるだけの学生なのか…それだけわかれば集団面接では基本的にOKなのです。
とはいえ、5分という短い時間で就活生の何がわかるというのか
採用担当は、当然ですが「採用のプロ」です。毎年何百人という学生の面接に関わっています。しかも学生にする質問内容は集団面接であれば、ほとんどが用意された内容ということになります。
毎回毎回、学生に同じ質問をしているわけです。同じことをひたすら繰り返すわけですから、「ありきたりな返答」には、実はうんざりしています。
あなたもそうじゃありませんか?毎日同じことを言われたら「つまらない」「おもしろくない」と感覚的にすぐ感じ取ることができませんか?毎日のように同じようなことを両親から指摘をされる…そういった場合、やはり感覚として「嫌だな」と思ってしまうと思います。
それと同じ感覚で人事は就活生を面接しているのだと考えると、いいかもしれません。
またそのような直観に頼らずともプロの人事になれば、5分も面接しなくても「選考に残すべきか」「そうではないか」の判断くらいは、開始から2分程度で白黒つけられます。
それは、人事が経験から磨いてきた「就活生を判断する基準」を明確に持っているからです。集団面接で最低限確認したい内容は、はじめから“明確な基準”として存在しているというわけですね。
基準さえあれば、それに合うか合わないかを判断するだけですから、さほど難しい作業ではないのです。もちろんこの基準は企業によって変わりますので、ご注意ください。
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集団面接でどの企業でも、間違いなく見ているポイントがある
企業によって“面接を通過させる基準”はバラバラです。だからこそ、その基準をイメージできるほどの“徹底した企業理解”が大切となるわけです。評価される基準さえわかれば、案外その先はなんとでもなります。
ですから内定ラボでは、この企業理解に力を入れることで、選考を受ける企業の“採用基準をイメージ”できるところまで高めて、通過率を上げているというわけです。
“参考”
就活塾で学ぶ大手内定100の方法 「企業研究編」の記事一覧
“参考”
就活塾で学ぶ大手内定100の方法 「業界研究編」の記事一覧
とはいえ、集団面接では、どの企業でも評価しているポイントがあるのも事実です。
そこは最低限、面接が本格的には始まる前に徹底的にマスターしておいてほしいものです。それは“マナー”です。「マナーですか…案外当たり前のことなんですね…」と言い出す就活生が多いのですが、マナーと言っても意味が広いです。
例えば、社会人としてふさわしいしゃべり方のマナーが出来ているか、コミュニケーションのマナーは出来ているのか、物事の考え方が“学生”から“社会人らしい”ものになっているかなど、総合的に判断されることが多いです。
ただ「面接会場へのドアのノックの回数は何回か」なども細かいマナーも含みますが、それ以上に、しゃべり方やコミュニケーションの取り方は特にチェックされることが予想されます。
是非、マナーを軽視せずに、徹底してマスターするようにしてください。せっかくのいい話もマナーが悪ければ台無しです。気を付けましょう!
“参考”
就活塾で学ぶ大手内定100の方法 「マナー・服装編」の記事一覧
時間が短い集団面接は、最低限を確認してくる面接であるということは…
先程もお話しした通り「企業側が選考をするにあたって、最低限選考に残せるレベルの学生なのかどうかを見極めるのが集団面接では多い」という旨の話をしましたね。
ということは「集団は当然通過しておいてほしい」面接であると言い換えが可能です。
ですから、集団面接の通過率が50%以下の場合、就活をやっていく上で大切な基本的な力(選考を受けている企業が最低限学生に持っていてほしいと思っている力)が足りていないということになりますね。
「半分も通過している…まずまずだ!」これではいけないということです。特に1次面接であれば、ほとんど選考はパスするくらいの勢いがあってほしいものです。
通過率が50%以下で推移している…ないしはそういった自信がないという場合は、しっかりと早めの対策をとる必要があります。就活は、トーナメント戦ではありません。一戦一戦ただ勝ち上がればいいというわけではないのです。
1次の集団面接…通過率100%の学生が、最終的に内定をもらう確率
1次の集団面接…通過率50%の学生が、最終的に内定をもらう確率
これは全く違う数値になります。当たり前ですが、案外「面接に通過した事実に安心する学生」が多いです。通過することは前提として考えて、どれくらいの高い確率で通過しているのかまで出来れば意識してもらいたいです。
そうすることで、早め早めの就活対策が打てるようになるはずです!
まとめ
・ 話す時間が短くても、伝わってしまうことはたくさんある
・ 人事は採用のプロ。短時間で「可能性があるかないか」を判断するのは容易である
・ 特に1次の集団は、人事が確認したいことだけチェックできれば目的は達成される
・ どの企業でも、マナーは見られている
・ 集団面接の通過率が低かった場合、その先の面接でも必ず苦労する
短い時間で、どれだけ自分の魅力をアピールできるか…これを是非突き詰めて考えていってほしいと思います。
5分間話をするのに、最初から5分間で話を作ってしまってはダメです。より良い内容にしていくには、30分・1時間の内容を5分に要約することで、密度の高いPRに繋がってきます。
是非、自分の強みを深く理解したうえで、短時間で話せるよう要約していく癖をつけていきましょう!