どうも!就活塾「内定ラボ」の岡島です!
就活には顔写真を貼るものがいくつかありますよね。履歴書やエントリーシートの写真がどの程度、選考に影響があると思いますか。重要度は相当高いです。
書類選考においては「写真だけで」合否を付けている企業もあるほどです。また近年は自己PR動画など「本人らしさ」が感じやすいものを、選考で重視する企業が増えていますね。また企業によってはインスタのアカウントをチェックする企業も出てきているくらいですから。
動画や写真の表情や映り方であなたの印象が大きく変わります。人事が書類選考をするときに真っ先に写真に目が行くわけです。
就活で使う動画や写真はあなたが思っている以上に重要だという事を頭に入れていきましょう。まず写真に関して重要な事を解説し、その後にそれを踏まえて自己PR動画対策のポイントについて触れていきたいと思います。
写真で書類選考に落ちる場合がある
大手企業や人気企業はインターンシップや本選考で、何千人・何万人規模の応募があります。
本来は全ての応募者と面接をしたいと思っている人事も多いと思いますが、現実的には応募者が多すぎて時間的に全員と面接することはできません。
ですから、何らかの方法で面接に進む人と不採用の人を決めないといけません。そのひとつの手段が書類選考です。そんなの知ってるよ!っていう就活生の皆さんの声が聞こえてきそうですが、では書類選考でどこを見ているかを知りその対策をすることが重要になってきます。
落される可能性があるのは、学歴、ES等の内容、そして「顔写真」です。学歴や、ESで落とされたのならまだ納得できるけど、顔で落とされるって何だよと思う方も多いと思いますが、実際にあります。
ただ、顔採用をしている一部の企業(職種)を除いて「かっこよくない」とか「かわいくない」からといった基準で落とされるわけではないので誤解しないでくださいね。
雰囲気が暗そうとか、派手すぎで社風と会わないなどといった「印象」で落とされる場合と、「一般常識に欠ける」場合に落とされてしまうことがあります。
“参考”
就活生のFacebook、Instagramは人事は確認している
企業は写真のどこを見るのか?
では人事が顔写真で不採用にするケースはどんな場合があるかを具体的に解説していきます。先ほど顔写真の印象で落ちる場合と一般常識がなくて落とされる場合があるといいました。
まず印象についてですが、これは顔写真=第一印象となるのです。履歴書の中で顔写真が唯一ビジュアル的なものです。表情が暗かったり、左右の肩が揃っていない、髪型がラフすぎたりすると第一印象が良くないですよね。第一印象は仕事でお客様と接する時にも重要です。このように第一印象を重視している企業は顔写真が選考の上位にくる場合が多いです。
特に、アパレルや広告代理店という業種や接客や営業といった職種ですね。
次に一般常識がないというのは、服装がスーツでなかったり、写真のサイズが規定のサイズと違う場合などがよくあるケースです。一般常識については皆さんも理解しやすいと思いますが、印象についてはなかなか難しいと思う方もいるでしょう。(業界によっては、あえて私服で撮るのも戦略的にはありだったりします)
顔写真は書類選考で重要な役割を果たすことは理解してもらえたと思います。であれば、私は就活用の顔写真はプロに撮ってもらうのが一番良いと思います。駅などにある証明写真の機械より多少費用は掛かりますが、数千円の違いですからここは惜しみなくプロに頼みましょう。
男性が注意するべき写真の撮り方
まずは清潔感が重要です。清潔感を出すためには髪型を意識しましょう。長髪や前髪が眉にかかる長さは印象が悪くなります。具体的にこの髪型でないとダメ!というのはありませんが、ファッション雑誌を参考にするのではなく電車や街中で見かける比較的年齢の若い若手社員を参考にすると良いでしょう。
また、髪型は書類選考を通過する為だけのものではなく、面接の時の印象にも関わってきます。書類選考や面接で年配の方に違和感を持たれないように父親に相談してみるのも良いかもしれません。あと個性を出すためにはネクタイの色にも配慮すると良いでしょう。落ち着いた印象を与えたいのであれば青系、アグレッシブさを出したいのであればエンジ色などが良いでしょう。
そして「印象がいい」写真をネットで探して、その雰囲気や清潔感を真似するのは有効です。一度やってみるとよいでしょう。またメガネを普段かけている人は、外すべきか付けたままの方がよいか、など「与える印象」を業種や業界の雰囲気と合わせることが重要です。
【今からでも間に合う!】
個別指導・時間効率・安心価格が特徴の就活塾なら
女性の顔写真で気をつけるべき点
女性の場合は男性と違ってメイクで印象が大きく変わりますね。メイクと髪型で清潔感を出し明るく健康的な印象にしましょう。
ナチュラルメイクで、派手すぎないメイクを心掛けて下さい。また髪型でも印象は変わります。髪の色も黒か黒に近い色にすると良いでしょう。女性の方はメイクや髪型で印象が変わるので、自分をどう見せたいかをまず決めましょう。
優しい印象にしたいのか、明るく元気な印象にしたいのかなどまず自分をどう見せたいかを決めましょう。
例えば金融機関の一般職は優しい感じの方が良いでしょうし、ITベンチャーは明るく元気な方が良いかもれません。どんな印象が好まれるか、またその会社で働いている先輩社員はどんな印象の女性が多いのかを企業説明会などで企業に訪問した際に確認しておくと良いでしょう。
“参考”
就活で差がつく!履歴書の書き方
自己PR動画では、印象にプラスして意識すべきことがある
最近特に増えているのが、写真ではなく動画で学生の雰囲気を確認したいという企業の要望です。IT系企業と中心にちらほら動画を求める企業が今までもありましたが、最近は業界問わず、「志望度の高さ」を確認する意味も含めて取り入れる企業が増えてきています。
動画を作る手間がかかることから、その手間を惜しむ学生を振るいにかけられるといった意味合いから重宝して選考に加えている企業も多いです。
時間は1分程度が相場ですが、その短い時間でも「優劣」がやはりついてしまいます。ここまで伝えてきた「写真」での注意事項はそのままに、動画だからこそ気を付けなければならないことがあります。それが「狙い過ぎないこと」です。
狙い過ぎないというのはどういうことか、解説していきます。
自己PR動画は選考の序盤であり、見ているポイントは限定的
写真や動画は大事らしい!どうしたら差別化出来るか真剣に考えないと!
この志向性は良いと思います。ですが、これが行き過ぎると大抵…落ちます。どういうことかというと、自己PR動画が求められるタイミングを考えるとある程度本質にたどり着くのですが、「ES→自己PR動画→面接」「ESと自己PR動画両方提出→面接」「自己PR動画→ES→面接」といったパターンがほとんどです。
早い選考で使われ、かつ時間は1分程度と短く設定されています。
ですから企業としては「最低限の何か」しかチェックできないと考えるのが妥当でしょう。そのチェックポイントは、写真と同じ要素(清潔感とか業界や企業の雰囲気に合っていそうかなど)にプラスして、「話し方に代表される基礎的なコミュニケーション力」をプラスで見ている程度です。
「内容<印象」ということです。その印象は「人として魅力がありそうか」といったレベルのものというよりは「社会人として基礎的なマナーを備えているか」「話し方に違和感がないか」「自信を持って伝えられるか」「話している表情に好感が持てるか」といった限定的な評価基準となるケースが大半です。
つまり、内容面を突き詰めていくというこだわりというよりは、「どうしたら社会人として好意的な印象を与えらえるか」にこだわるべきなのです。
だからこそ良かれと思って「目立とうとして奇をてらった内容」にしてスベる学生が毎年後を絶ちません。面白い内容とか人の魅力を1分ですべて出し切るというのは、「芸人でも難しい」と思います。奇をてらうのではなく、安心感を与える話し方になっているか、自然な表情で語れているかなど、動画撮影時の背景に違和感はないかなど、「自分の雰囲気を感じ取ってもらえること」を最優先にすべきでしょう。
実際に自分が志望する業界で働く人の雰囲気を学習しておく
雰囲気を感じ取ってもらうことが大事と述べましたが、その雰囲気が「企業や業界に合致」していることが何より重要です。
業界ごとに写真を変えていくというのは苦労するのでそこまでやる学生は少数ですが、全く雰囲気が真逆の業界を併願して受けていくのであれば、使い分けも有効です。金融は堅い印象、エンタメは私服でラフな感じで…など、雰囲気に合うかどうかはやはり重要なのです。
その業界の雰囲気を学習しておきましょう。社員インタビューや社員向けのブログで情報を発信している企業もあるでしょうから、OB訪問などをしなくても雰囲気くらいなら情報は簡単に得られるでしょう。その上で、その業界の雰囲気に自分を少し寄せていくイメージが持てると、プラスの印象を与えられるはずです。
まとめ
・顔写真は書類選考の過程でかなり重要
・男性が意識したいのは髪型とネクタイ
・女性はメイクや髪型で特徴を意識しましょう
・最近は自己PR動画も重視されている
・自己PR動画では評価するポイントは限定的
圧倒的な内定数を誇る学生は、例外なく第一印象を磨き続けています。
それはオシャレに気を使うといったことだけでなく、「短い時間でどうしたら自分に好意を持ってくれるのか」を研究しているということです。総合商社の内定者は例外なく、「愛されるキャラ」か「圧倒的に同性・異性からモテる」のいづれかは持っていますよね。
是非、写真などの印象を決定してしまうものに関する優先度を上げてほしいと思います。