どうも!就活塾「内定ラボ」の岡島です!
就活対策をしている人なら既に知っているとは思いますが、面接には「グループ面接」と「個人面接」の2つのパターンがあります。
しかし、同じ面接でもグループ面接か個人面接かで、企業の目的も評価基準も全く異なってくるのです。
ということは・・・当然皆さんの対策も変わってくるわけですよね。
グループ面接と個人面接、どちらか好きな方を選べるなんてことは、まず無いでしょう。志望業界や職種によってもちろん特性はありますが、基本的には企業ごとにどのような面接が行われるかは、すでに決まっています。つまり、どちらの面接になっても自信を持ってできるように、しっかりと対策をしておく必要があるということです。
では、グループ面接を突破する為の攻略法について解説していきます。
空気を読めない就活生は落ちる
皆さんの周りにも空気を読めない人っていませんか?場をわきまえず自慢話ばかりする人や、場の空気を考えずに自己中心的な人っていますよね・・・。
実際、社会人になっても肩書、年収などで自分より劣っている人に対して、見下すような言動をする人も多いです。
「俺は凄いんだ」という自信があるのでしょう。皆さんもアルバイトなどで「俺は社員だ」とか「俺は店長だ」みたいな社会人に出会ったことはないですか?
このような人は、肩書がなくなったとたんに人離れていきます。実は、空気を読めないという人に、年齢ってあまり関係ないんです。
社会人のあるある的なお話しを紹介しましたが、就活をする上でも、空気を読めない学生は大抵グループディスカッションやグループ面接で落ちます。今回は、グループ面接についての話ですので、GDは別の機会に触れることにします。
グループ面接で空気の読めない学生は大きくわけて2つのタイプに分かれます。
1つは周りへの配慮が出来ないタイプ。
このタイプの特徴をわかりやすく説明すると、例えば3人でグループ面接が実施されたとします。面接開始前に今日の面接時間は30分ですと人事から説明があったときに、自分に割振られた時間は10分だという事を瞬時に判断できない人です。他の2人の事を考えずに聞かれてもいない事を精一杯アピールする学生が実際に結構いるんです。その結果どうなるか・・・。全員が平等に話せずに最後の人の持ち時間が少なくなってしまいます。こういった場合は、間違いなく「話すぎた学生」が落ちます。
面接は、あなたの言いたいことを言う場ではなく、割振られた時間の中で面接官が聞きたい内容をいかに論理的に回答できるかが大事なのです。
もう一つは自分自身を自覚していないタイプです。
要は回答の内容が自慢話になっているというケースです。ガクチカなどで成果の大きさばかりにフォーカスをあてて自慢気に話していた割には、その過程においては大した貢献をしていない…というケースなどが代表的ですね。自信満々に話していた割に、深堀質問をされたら答えられないというわけです。
短い時間で自分をアピールする能力が大切
グループ面接は、足キリ的要素の側面も持っています。
どんな人柄か、その人柄が社風と合っているか、志望動機が求める人物像と合っているかなど個人面接に進めるべき学生かを見極めているというわけです。
そこで評価を下げない為には、論理的に1分程度で回答することを心がけましょう。1つの質問に対して3分も話す学生がいますが、確実にアウトです。ただ長く話をすれば良いというわけではありません。質問の意図を理解した上で、端的に、かつ、論理的に回答すればいいのです。グループ面接ですので、面接の間は、自分だけではなく他の就活生もいて、全員の時間が平等に用意されているということを忘れないようにしましょう。
「長く話す=熱意がある」は大きな誤解だということは知っておいて下さい。グループ面接は短い時間の中で論理的に話をして人事に印象付ける事の方が評価基準は高く、より深く質問されるのは個人面接に進んでからという場合が多いです。
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グループ面接前に対策すべきこと
グループ面接前には提出したエントリーシートをしっかりと読み返し、回答の一貫性を保つことが大切です。そして短い時間でいかに人事にあなたを印象付けるかという点もしっかり対策をしておきましょう。
グループ面接は足キリ的な要素が強いという事は前述しましたが、一般的には減点方式で行われることが多いです。
減点項目としては先ほどから繰り返し述べているように、1分程度で簡潔に論理的な回答が出来ているか、他の学生の話もしっかり聞いているか、入退室のマナーは出来ているかなど基本的なものが多いです。
もちろん、企業によって評価基準はわかれますが、優秀な学生と同グループだったとしても、臆することなく自信をもって話すようにしましょう。
例えば、自分が答えようと思った回答を先に別の学生に答えられてしまった時も「○○さんと似ているのですが…」みたいな前置きをする学生がいますが、この前置きはあなたの回答を劣化させてしまう可能性があるので、前置き無しで先に答えた学生の回答を上回るレベルで自信を持って話せるまでのレベルにしておく必要があります。
多少の被りは問題ないので、トータルで上回る事を意識しましょう。
逆質問は最低3つは用意しておくべき
グループ面接では、逆質問の時間がある場合とない場合がありますが、基本的には逆質問がある事を想定しておいた方が良いです。
この逆質問で評価を下げてしまう学生が多いのも、事実です。
面接官から何でも聞いて頂いて良いですよと言われ、それを鵜呑みにするのは良くありません。例えば企業のホームページに書いてある内容を聞くとか、福利厚生について聞くのは、マイナス評価として受け取られる場合があります。
でも福利厚生を重視している就活生の方もいると思います。本当に聞きたい内容がある場合は内定を獲得したあとに質問するようにすると良いでしょう。内定が出揃ったあとに、再度企業研究をし、自分のやりたいことが出来る会社はどこかを再考した上で入社先を決める・・・これが一番良い方法だと思います。その為に、複数内定を目指したいわけです。
あと、逆質問において、聞く相手と質問内容にミスマッチが無いかも重要です。
例えば人事は営業部門の詳細な仕事内容は理解していません。そこで営業について掘り下げた質問を人事にするのは間違いです。個人面接などで営業部長など営業の仕事をしている人が面接官をしているときに直接聞くようにしましょう。
では、逆質問ではどのような質問が良いのか・・・
志望度を高め得る質問や、面接のやり取りの中で上手く伝えられなかった部分を逆質問であえてぶつけて人事の懸念を払拭するという質問をすると良いでしょう。
まとめ
・グループ面接の基本中の基本は空気を読むこと
・長く話す=熱意があるは大きな誤解。回答は1分を目安に。
・回答内容が被った時は臆せず、更に高いレベルで回答すること。
・グループ面接での逆質問は評価を下げない事を意識し、ポジティブな質問で乗り切るべき
先程から述べているように、グループ面接では、あくまでも周りとのバランスが重要です。自分だけ暴走していないか、他の人が話をする時間を奪ってしまっていないか、など常に意識しておきましょう。企業によっては、重要な評価ポイントとなり得るでしょう。
頭では理解していても、何事も本番はなかなかうまくいかないものですよね。
グループ面接も、事前にしっかりと練習をしておくことが大切です。就活生の友人などを集めて、グループ面接の練習をしてみるのもいいですね。お互いに、フィードバックし合うことで、他者の目にうつる自分を再認識することができるでしょう。