どうも!就活塾「内定ラボ」の岡島です!
サマーインターン期間である「夏休み」が終わりを告げると、気づけば「オータムインターン」という言葉をよく耳にするようになります。私が就職活動をしていた10数年前には「秋にインターン!?やりすぎ!やりすぎ!」と言った風潮だったように思います。
ですが就活スケジュールの変更など、環境変化とともに、このオータムインターンにも力を入れる企業が増えている現状があります。
夏もインターンしたのに、オータムまで参加すべきなのか…と考える学生も多いとは思いますが、結論から言えば「参加を検討すべき」でしょう。その理由を5つ挙げていきますので、参考にしてください。
まず考える必要があること。それはサマーとオータムの違い
インターンシップといえば「夏」のイメージ。これは今でも根強いものだと思いますが、そもそもサマーインターンとオータムインターンの違いとは何なんでしょうか。
それを考えることが「参加したほうがいいのかどうなのか」の判断基準になってきます。
これから書いていくことは以前当ブログで書いた「インターンは…参加すると就活に有利?参加しないと不利?」を参照してから、読んでいただいた方が理解が深まるかもしれません。もし良かったらそちらをご覧いただければと思います。
さて少し脱線しましたが、まずわかりやすい部分から説明しましょう。
違いを考える前に「夏も秋も変わらないこと」から説明していきます。そうすることで違いがより、明確に分かるかと思います。
夏も秋も…そして…冬のインターンでも変わらないこと
それは「1DAYインターン」と呼ばれる極端に短いインターン。これはどの時期でも変わりません。変わらないといわれても何が??と思われるかもしれませんが、具体的に言えば「選考の難易度、インターンの内容、集まる学生の層」といったところです。
選考の難易度については、1DAYのものは書類のみというものも多いこと、また一般的に「会社説明会のちょっと長いバージョン」みたいなイメージで、ある程度のグループディスカッションやグループワークなどはありますが、内容的に企業・業界研究のちょっとした参考になるかどうか…といったものが多いのが実情です。
内容に関しても、多少前述していますが「やはり1日で出来ること」には限界がありますね。
つまり、就活のためになった!というような本質的な情報収集というよりは、「なんか楽しかったな」「なんかいい会社だったな」「なんかこの業界面白いかも」と言ったような、「ちょっと就活してちょっとした満足感」が得られる…といった印象に私は思います。
1DAYインターンの優先順位
実際に当塾の塾生さんで、夏のインターンを様々経験して、もうすでに「内定らしきもの」を約束されているような方もいるわけですが、そういった一歩も二歩も進んでいる学生程、1DAYインターンの優先順位を下げています。スケジュール的にぽっかり1日暇な日がある…だったら行っていようかな…くらいの温度感です。
また集まる学生さんも、1DAYのインターンの場合「玉石混合」といったことが多く、簡単な新規事業立案や新商品企画といったワークを行ったとしても、バリバリと本選考でも通過するだろうというレベル感の学生はまだオータムの時期でも少なく、ある程度の入社難易度の企業を狙っている学生からすると、物足りなさを感じてしまうでしょう。
上記の理由から、「オータムインターン行くぞ!」と気合い入れて、1DAYインターンを複数入れてスケジュール帳を埋めることで、満足するようなことだけはしないようにしましょう。
1DAYのインターンは、冬でもできますし、むしろ1DAYで経験できることは、就活が解禁さえしてしまえば「説明会」という形で、嫌でも毎日のように行くようになります。この秋の時期しかできないこと…これを意識していきたいです。
大学の授業で…サークルが忙しくて…研究で時間が割けない…
だからこそ「1DAYなら参加できるな…」と言ってスケジュール的な要因から、どうしても目につきますが、就活本番を意識するなら、あえて我慢して期間が少しでもあるものに挑戦してほしいです。では、夏も秋も冬も…変わらないことを理解したところで、本題の「オータムインターンをおススメする5つの理由」を解説していきます。
“参考”
企業説明会の効率をあげるために必要なこと
“参考”
就活塾で学ぶ大手内定100の方法 「インターン編」の記事一覧
【今からでも間に合う!】
個別指導・時間効率・安心価格が特徴の就活塾なら
【1】他のライバルになるであろう学生とのレベル差を感じられる
まずはこれです。大手企業を中心に就活をしていこうと考えている学生には特にこの点が大きいと思います。夏のインターンでは「就活らしい活動…この夏のインターンからです」といった学生が大半です。
ですが、夏の時期を終えると「夏の時期に急激に成長する学生」というのがかなり増えます。つまり、「夏のインターンに挑戦したが結果は落選→だから自分を見直す。」といった学生もいますし、「優秀層が集まるインターンに夏に参加し実力差を痛感→だから自分を見直す。」といった学生もいるでしょう。
選考やインターン先でのワークや実地研修によって、「自分のことをうまく表現できるようになる」といった学生は少なくありません。そういった学生と今の自分との差を自覚する…というのは、これから就活本番までの準備方法を考える上で、大きな刺激になるでしょう。
特に「夏はインターン…ほとんどノータッチ」という学生にとっては、この要素はオータムインターンに参加する理由として十分なものだと思います。
【2】秋だからこそレベル差を埋めるだけの「時間」がある
私がオータムインターンをおすすめする一番の理由と言っていいのが、これです。
もちろん「夏のインターン」に力を入れていた学生にも言えることではありますが、きっとおそらくこのブログ記事を読んでいただいている方の多くは、夏のタイミングを終えている学生が大半だと思います。
夏に動いたけれど結果がついてこなかった、もしくは夏は何もしていないという学生程、この要素は強く意識してほしいです。
この「レベル差を埋める時間」というのが、どうしても冬のインターンでは実現が難しいです。冬はもう間近に就活解禁を控えていますので、テストなどに対応しているうちに気づけば就活スタートとなります。
大手内定を取っていくにあたってライバルとなる学生とのレベル差を実感できたところで、それを埋めるだけの対策を十分に取れない…となると悔やんでも悔やみきれません。(もちろん、「このレベルの学生たちなら楽勝だな…ふふふ…」と感じる学生もいると思いますが…)
対策すべきことを複数の要因になるケースが大半
実際にグループディスカッションや新規事業立案のワークなどやってみるとわかりますが、GDの能力をトータルに上げていくには、複数の要因を考えていく必要があることに気づくはずです。
自分の発言をわかりやすく説明すること、話を要約すること、アイデアの切り口を提案すること、反対意見をうまくたしなめること、業界に関する基礎知識を頭に入れておくこと…などなど、様々な要因が複合的に合わさっているため、対策といっても1日・2日で抜本的に変われるかというと、全てポイントを教えてもらうといったことをしない限り、短期間で苦手を克服するのは難しいです。
ですから、その「差を埋める時間」をまとまって取れる最後のチャンスというのが、オータムインターンともいえるのです。(もちろん就活始まってからでも時間は取れると思いますが、就活が始まったら出来る学生ほど、差を埋めるではなく「差をつける動き」をしますので、結局差が埋まりづらいです)
【3】夏のインターンほど、倍率が高騰することが少ない
オータムの一つの特徴として、「大学がある期間」で行うというものがあります。ですから、計画的に就活に近づくことの時期に単位をある程度取っている学生しか、多少の期間を必要とするインターンに参加できません。
もちろん土日を使ってというものもありますので、一概にひとくくりに説明するのは乱暴かもしれませんが、夏よりも応募倍率が高騰する企業は少ない傾向があります。
つまり、大手と言われる企業に挑戦しやすいということになります。時間的に都合がつくのであれば、積極的に参加してほしいと切に思います。
【4】内定直結型のインターンもこの秋の時期ならまだある
夏はもちろん多かったりしますが、タイミングがズレて冬になると、就活解禁が近づくため「インターン→特別採用」というより「インターン→そのまま本選考」といった流れになることがあるため、冬のタイミングで内定直結をインターンで期待するのは、可能性としては小さいものになるでしょう。
ですが、オータムであればサマー程ではありませんが、ある程度の期間を有したインターンであれば、内定直結も狙えるものも少なくありません。
チャンスがあるなら…GO!だと私は思いますので、オータムはGO!だと思うわけです。
【5】年末・年始…そしてテスト…思ってるほど時間がない
そして最後がこれです。
オータムインターンを検討しない学生の多くは「大学が忙しい」という理由、そして「冬にやるから」です。ですが実際冬も忙しい…ですよ…って話です。
12月に入ればクリスマス、1月前半はこたつでみかん+行く年くる年をTVで見る、後半はテスト、テスト…でしょう。何事も後に回していいことはありません。
時間は自分で作りましょう。
私も多くの複数内定者のサポートしてきましたが、「デキル学生」ほど、絶対に時間を言い訳にしないという傾向があります。すごく色々な活動をしている…けれども時間を何とか作る…そういった思考性をあなたにも是非、持ってもらいたいです。
まとめ
・ 1DAYの優先順位は高くなくていい
・ 夏のインターンで差がついている事実を軽視しない
・ インターンに行ってからが大事。修正・改善する時間も考える
・ 夏より秋の方が、倍率の関係で参加できる可能性が広がる
・ 時間がない…を言い訳にしない
「参加しよう!」とか言われても、やっぱりES書くのとか…めんどくさいですよ!という声も聞こえてきそうですが、就活本番になれば嫌でも1日1枚・2枚ペースで書くことになります。嫌だなということは早めに一度経験しておくことを強くお勧めします!