どうも!就活塾「内定ラボ」の岡島です!
今日は就活では切っても切り離せない“企業研究”について書いていきたいと思います。
企業研究は「得意な人と苦手な人で差が付きやすい部分」です。得意な人からするとちょっとした時間で企業のことを理解できるのですが、まったく知識がなかったり、そもそも“企業”や“会社”というものに興味が希薄な人には本当にしんどい作業になるのが、企業研究。
ですが、“他の就活生と差を付けやすい”部分でもあるわけです。では早速“企業研究の極意”に触れていきましょう。
詳細に入る前に、就活生の皆さんに確認してもらいたいことが3つあります。
まず確認してほしい3つのこと
① 企業とは一体何なのか
② 企業研究は何のためにするのか
③ 企業研究をするだけの事前準備とは何なのか
まずはこの質問にしっかりと答えられるようになってもらうことが極意への一歩となります。基本的なことのように思うかもしれませんが、多くの就活生の内定サポートをしてきた経験から言えば、企業研究が苦手な学生の大半はこの3つの質問の意図を読み取れていないケースが大半なのです。
例えば、なんとなく合同説明会に行って情報収集をすればいい…なんて発想では浅い情報しか手に入ってきません。根本的なことからもっと考えていく必要があります。
皆さんも大学入学の際、“受験勉強”しましたよね。
予備校なんかに通った人も多いのではないでしょうか。就活も受験勉強も“学び方”には違いはないのです。つまり難しい応用問題に対応できるようになるには、徹底した基礎学習が最終的には結果に結びついてくるというわけです。基本的な知識が不十分なままに応用問題に取り掛かろうとする就活生が実に多い。これはもったいない。
だからこそ、まずはこの質問にしっかりと自分をテストしてほしいと思います。①②③の質問に自分なりでいいですので明確な答えを導き出すようにしてみてください。「たぶん○○だと思うんだけど…」なんて自信のない回答しか用意できないようでは、就活の先が思いやられますよ^^
ではでは、あなたの考えがまとまったところで、私の見解を述べていきたいと思います。
“参考”
何故「大学受験を頑張った話」は就活では絶対にNGなのか
企業とは一体何なのか
「自分の夢を実現させるステージ」「自己実現の場所」「社会貢献が使命の組織」などいろいろな回答があるかもしれませんね。答えは一つではないと思いますが、私から確認してもらいたいのは、“自分が中心の考え方”になっていないかということです。
就活生の多くはそこを見誤る傾向があります。自分のやりたいことが出来る環境、自分の満足いく待遇の環境、自分が一緒に働きたいと思える上司がいる環境がいいと思うのは当然。ですが、あなたが就職を希望する企業の99%が「株式会社」です。つまり“営利を目的とした団体”であるということなのです。
冷静に考えてみましょう。
「私はこの企業で○○をするのが夢だ。だから御社に入って活躍できる」
「私は○○ができるから活躍できる。結果として私の夢も実現する」
この2つは似て非なる考え方です。営利を目的とした企業から見ればどちらがロジックが通っているかは一目瞭然です。当然後者ですよね。就活生という立場で物事を見てしまうのは当然ですが、社会人になろうとしているあなたは“会社側”の考え方もできるようにトレーニングしていかなければなりません。
企業とは一体なんなのか。企業側にも納得してもらえる「あなたの答え」を用意しておく必要があります。就活生としての「基本的な志向性や考え方」というのは、固めておく必要があるのです。
“参考”
就活塾で学ぶ大手内定100の方法 「就活に関する考え方編」の記事一覧
企業研究は何のためにするのか
企業研究は「内定を獲得するため、面接できちんとしゃべれるようにするためにやる」というのが本音でしょう。多くの学生は面接が近づけば必死になって企業研究をします。ですがそれは半分正解、半分間違っていると言えます。
実は選考を受ける企業のことを腐るほど調べたとしても、実は面接で大したことは言えません。どうしても「面接に通過するため」に企業研究をしてしまう人は、面接後半で落とされてしまうことが多いように思います。
逆に内定を複数もらう学生は、「自分のために」企業を研究しています。つまりどういうことかというと、企業研究の基本は“他社との比較”にその真髄があるということなのです。
ここはとても重要な部分なので丁寧に説明します。
あなたが××株式会社にどうしても内定が欲しい2人の就活生がいるとしましょう。そこで××株式会社について徹底的に調べ上げたAさんと、××株式会社のイイ点と改善すべき点を同業他社と比較してまとめた上で一番行きたい会社であると確信したBさんとで、面接がスタートしました。
Aさんは、その企業のことをとにかく調べてきたので、その企業がどれだけ素晴らしい企業なのかについては話ができますね。ですが、比較対象がないので“信憑性”に欠けるわけです。
一方のBさんは客観的に「何故自分がその企業で働く必要があるのか」について同業他社と比較しながら話すことができたため、話しが論理的でかつ信憑性も高いと面接官に印象を与えることができます。
もちろん面接を通過した人は言うまでもありませんね。つまり、選考というのは「企業のいいとこ探し」では決してないというわけです。企業の魅力的な部分をいくら褒めたって、企業からしたら「当然だね」って一言でおしまいです。
小さな頃から「かわいい」「かわいい」って言われて育った女の子に、いくら「かわいい」って言ったって印象には残らないんですよ。冷静に考えれば、そうですよね。だから企業研究は、しっかりと自分にとってどんな理由でその企業を選んだのか、他社と比較しながら話せるようにならないといけませんね。
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企業研究をするだけの事前準備とは何なのか
前述した通り、書いたように企業研究とは“自分のために”やるものでなければなりません。ですから、自分の方向性を持ったうえで取り組むのが最も効率的と言えます。この企業研究のブログでは、言及はしませんが、自己分析がある程度できていないと「事前準備ができている」とは言えないでしょう。
つまり自己分析と企業研究は、セットで考えないとダメということですね。
とはいえ、自分が何ができるのか、自分は何をしたいのか、というのを考えすぎても答えが出ない場合もあります。そうした場合は、企業研究と自己分析を繰り返ししていくことをおススメします。
まとめ
・ 企業研究が出来るか出来ないかで、ズバリ差がつく
・ 企業を知りたければ、企業の本質をしっかり考える必要あり
・ 目的を持って、企業研究をすること
・ 学生視点からの脱却が、差のつく企業研究のポイント
・ 企業研究だけでなく、自己分析と並行して考えると効率UP
では、次回は具体的に企業研究をする際に、ポイントとなる部分はどういったところなのか。
そのあたりについて書いていきたいと思います。