どうも!就活塾「内定ラボ」の岡島です!

就活で親と意見が分かれたらどうしますか?

自分の意見を通す人、親の意見を優先する人、など性格により対応は変わるでしょう。親との接し方で自己分析するなんていうのもアリかもしれませんね…。

実際に就活生に聞くと、「うちの両親は自分の好きなところに就職すればいいよと言ってくれます」という人もいれば、「就活については自分から相談しないと親からは何も話してきません」という人もいます。ただ、なかには志望先の企業をダメ出しして応募先を親が決めるなんていう極端なケースもありました。

世の中に数多くの業界や企業があるように、親子間のやり取りや関係性も、様々なケースがありますね。

就活における意見の相違が理由で、親と不仲になってしまった…なんてことになったら、悲しいですよね。親とはうまくコミュニケーションを取りながら、良き相談相手となれる関係を築くのが理想ですね。

では、就活での親との関わり方、意見が対立した場合の対処法を解説していきます。

親の主張が強すぎる・・・

皆さんのご両親は就活について何かアドバイスなどしてくれますか?

就活生の意見をまとめると、「何も言わずに見守るタイプ」「聞いたら答えてくれるタイプ」「とにかく指示するタイプ」と、就活における親の立ち位置は3つのタイプにわけられるようです。

ご両親が50歳前後だとすると、いわゆるバブル景気の真っただ中で学生時代を過ごしている「バブル世代」になるでしょう。今も売り手市場ですが、バブル時代も売り手市場で企業の対応も今よりかなり豪快で派手でした。

内定が出ると、他社の選考を受けさせないようにするために研修旅行と称して海外旅行に招待されたり(行かされたり?)と、今以上に企業の囲い込みが激しかった時代です。

バブル世代の親にありがちなのが、とにかく大手企業、とにかく知名度の高い有名企業に就職しろと迫ってくるパターンです。大手志向の学生が多いのも親の影響があるのかもしれません。

確かに皆さんのご両親が就活をしていたころの日本の雇用状況は終身雇用、年功序列が常識でした。だから大手企業に入社したほうが生涯年収も高く福利厚生も良いなど利点が多かったのです。

ただ、現在はどうでしょうか・・・?年功序列も終身雇用もほぼなくなりました。そしてバブルは崩壊しリストラという言葉を聞いても驚かなくなったというのが現実です。

大手企業や人気企業を否定している訳ではなく、皆さんの親の時代と今では雇用を取り巻く環境が大きく変わっているのだということです。

ただ、それに気づいていない親御さんも現実に多くいる為、「大手=安定」と考えがちになってしまう傾向があるようです。

親のサポートはありがたく受けて、意見はほどほどに聞く

就活において、親の存在は「頼りになると感じる場面」と「ストレスに感じる場面」とがあるでしょう。

例えば、金銭的にサポートしてくれたり、スーツのクリーニングなど忙しい就活生のために準備を手伝ってくれたり、メンタル的にサポートしてくれたりする親は「頼れる存在」だと言えるでしょう。やらないといけないことはわかっているけど、どうしても時間がない!など余裕がない時に、優しくサポートしてくれることは本当にありがたいですよね。

逆に、志望企業に関して口出しをしたり、就活をサポートしているつもりなのにそれが限度を超えすぎて過干渉になる親は「ストレスになる存在」となってくるでしょう。

また、親との接し方については、1人暮らしの学生にとってはLINEなどでのやり取りが主になると思いますので、参考になるものは取り入れるくらいのスタンスが可能です。一方で、実家暮らしの方は自宅に帰れば毎日接するわけですから、ストレスに感じる時もありつつも、うまくコミュニケーションを取っていくしかないでしょう。

もう皆さんも成人した立派な大人です。たとえ親子とはいえ、人生を左右する決断で意見が対立した場合には、徹底的に話し合い、それでも対立が解消されない場合は、自分の意見を優先するのもアリでしょう。人生を左右する決断だからこそ、後悔しない決断をするということが一番重要なのです。

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業界マップから世代間ギャップを埋める

親世代では知らない有名企業もたくさんあります。

例えば「ヤフー、サイバーエージェント、メルカリ、グーグル、楽天、DeNA」などの会社がどんな事業をやっているか、を全て説明できるご両親はどのくらいいるでしょうか?

全て説明できる親であれば、おそらく皆さんの就活に対して的確なアドバイスをくれる可能性が高いです。

これらの企業はバブル時代にはなかった会社ですが、皆さんもご存知のとおり超人気企業です。そして超難関企業です。

ベンチャー企業=不安定とか、外資系=危険などというイメージを持っている親も現実にいます。例えば上にあげた企業に内定をもらったと親に報告したら、その会社の悪い記事ばかりを見せられたという方もいます。

頑張って難関企業から内定をもらったにも関わらず、内定先を全否定されてしまったという訳ですから、精神的にも堪えるでしょう。また日系の大手企業で親世代が優良企業と思う会社でも悪いニュースはあるわけで、このあたりに認識の違いや世代間ギャップに苦労している就活生が多いのが現実です。

実際に親世代の頃の人気企業上位10社の中には、東芝など現在では新卒採用を取りやめている企業もあれば、逆に現在の上位10社に入っているANAJTBなどはランクインすらしていません。

世代間ギャップを埋めるためにも、現在の業界マップなどを見せながら親に志望業界や志望企業の説明をするなど、昔と今の違いを分かりやすく親に説明するというのも良いでしょう。

どうしても意見が対立した場合の対処法

最終的にどうしても、自分が入社したい企業に親が反対した場合は?

私が「こうすべき」と断言できる事は出来ませんが、アドバイスとしては親がなぜ自分の志望先に反対しているのか、その会社に入社することのデメリットよりメリットが上回るかなど冷静に客観的に分析して、それでもその会社に入りたいのであれば自分の信念を貫く意思も、重要だと思います。

もちろん、今までいろんな場面で応援してきてくれた親の反対を押し切ってまで就活したくない、という方もいると思います。ですが、親の意向だからといって、志望していない業界や企業に行くというのも、また何か違いますよね。それに、例えば志望していない企業の面接などで、志望動機の深掘り質問などをされた際に、墓穴を掘ってしまう可能性もあることを考えると、選考が順調に進むともあまり思えません。

一時的には親との関係が悪化してしまうこともあるかもしれませんが、5年後、10年後のあなたの働き方や生き方で親を説得していくことで、自分の選択が間違っていなかったという事を証明すれば良いと思います。

まとめ

・親世代も売り手市場。しかし企業の評価は親とわかれることが多い。

・親との距離感で迷う学生が多いのも事実

・世代間ギャップで優良企業の認識が違う

・親と意見が分かれた場合は、自分の意見を貫くことも大切

いつでもどんな時でも、親とはいい関係でいたいものですよね。

親をないがしろにして自分で全てを決めてしまうことも可能ではありますが、やはり親の意見も聞きながら、そして自分の意見もしっかりと伝えて、親に見守られながら就活をしたいものですね。

これから就活をする方で、まだ親と志望業界などについて話をしたことがないという方は、この機会にぜひ、親子で就活の話をしてみるのもいいでしょう。