どうも!就活塾「内定ラボ」の岡島です!

就活解禁と同時に学生も企業も選考活動に必死になります。そんな就活の場面で、複数の企業と面接日程が重なってしまい、どちらかの会社に面接日程変更の依頼をしないといけないというケースがあります。

直前の日程は断りづらい…とか、一度変更をしてしまったから動かしづらい…とか、なんとか指定された時間に行けそうだがカツカツのスケジュールで遅刻する可能性もありそうだ…とか、面接の日程調整というのは悩みが多いことと思います。

今回はそうした面接の日程変更や調整について、企業への連絡方法やこの時の企業の対応からみるあなたへの評価と、一番ベターな対応方法について解説していきます。

企業からしたら…日程変更の理由はどうでも良い

最近の就活では1人で30社~50社以上の企業に選考エントリーする時代になってきました。就活解禁から各企業が一斉に選考をスタートします。選考日程は企業から一方的に選考日時が伝えられるケースがほとんどですので、「面接日程がカブってしまった!」という就活生もたくさんいます。

その際、なんて言い訳するか…と時間をかけて悩む学生が多いですが、正直理由はどうでもいい…が企業の本音です。

さすがに「第一志望の会社と面接日程が重なってしまったため面接日を変えて下さい」と言った挑発的な文面を送る学生は少数だと思いますが、人事からするとその理由が真実であろうと、作った理由であろうと「指定した日にちに面接に来られない」という事実が重要で正直理由はどうでも良いのです。

面接日程の変更=印象が悪くなるという可能性もありますので面接変更する際はこの点は忘れないでください。ただ、一番無難な理由は学校の予定というのが良いでしょう。

日程変更をすると印象が悪くなりやすいケースとは

就活生の多くは「日程を調整や変更をすると…評価下がるんですかね?」と評価に影響が出るのかということを気にしますが、正確に言えば「評価が下がるというよりは、採用選考に残れるか、採用を見送られるか」の2択といったところです。

つまり、評価がどうこうという以前に「選考をズラした時点で、もう結構です」といったケースがあることを認識しておかなければなりません。そうしたケースになりやすい状況を整理しますと…

・毎年これでもかというくらいにエントリーが集まる人気企業

・最終面接や最終一歩手前などで、社長などスケジュール調整しづらい役職の人が関わる面接

です。こうした状況の場合は「日程変更=辞退」と受け取られても仕方がないと腹をくくって、調整を依頼するほかないでしょう。

“参考”
説明会の無断欠席は即アウト…でも例外的に「選考に影響なし」がある

日程調整で評価を下げない唯一の方法

超が付くほどの大手企業、そして重職についている方との面接だった…けれども調整してくれた…と言うケースももちろんあります。当落線上にいる方は無理してまで調整はしません。

先程述べたように、指定した日に来られないのであれば辞退扱いとする企業も多いわけです。それに対して「絶対に当社に入ってほしい!」という評価がそれまでの面接でついていれば、調整に応じてもらえる可能性は高いというわけです。

やはり企業からしても面接日程を変えるということは、面接官のスケジュールを押えたり会場を押えたりと、結構大変なんです。しかも1人のためにです。

つまり、日程調整で評価を下げない方法が唯一あるとするならば、「どういった内容のメールを送るのか」とか「どのように伝えたらいいのか」といったテクニック的なことではなく、「面接で最高評価ををもらうこと」となります。

前述の通り、人事の本音は「理由」なんて二の次どころか正直どうでもいいという話をしたと思います。ですのでいくら立派なメールを送ろうがその内容があまりに素晴らしいものだから日程を調整してあげよう…なんてことにはまずなりません。

発想を切り替えて「日程調整などのイレギュラーでも特別対応してもらえる面接水準」を早いうちから目指しておくことが、こうした不測の事態の際に、効いてくるのです。

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だからこそ、第一志望の企業を受ける前に面接力の向上を

インターンシップ選考や志望度が低めの企業で、経験を積んでおくことは、こうした不測の事態で生きてきます。

就活生の多くは「選考が通過した=評価された」と単純に考えがちですが、そこには「差」があることを絶対に忘れてはいけません。

最高評価で通過する人、そこそこの評価しかもらえなかった人、評価すべき点は少なかったが次回時間をかけて選考してみたいと思った人、たまたま選考を受けた他の学生野レベルが低く相対的に通過をさせた人…など、評価がバラついています。

ですから早いうちから就活に慣れておくことはもちろんのこと、面接力の向上というものを真剣に考えておくべきでしょう。そういった危機意識の違いが、選考に残れるかどうかをシビアに分けていってしまうのです。

とは言え…日程が重なった…何を優先に判断すればいいのか

なるほど…面接でそもそも評価されてないと厳しいのか…でも現時点で「評価を下げない唯一の方法」を実践できない人もいるでしょう。そうした場合は、どうやって日程調整について優先順位をつけていくのか、まとめておきましょう。

面接が被ってしまった場合は志望度の高い企業を優先するべきです。1次面接など比較的早めの段階での選考は上記で述べたように、面接変更に応じてくれるかはあなたと面接をしたいかどうかという企業の本音が見えてきます。また役員面接など面接官が重役になってくるほど面接日の変更が難しくなります。

そういった意味からも志望度の高い企業を優先し、もう一方の企業に面接変更の依頼をしてみて下さい。その際に注意すべき点は「わかった時点で即電話」です。

学校の授業などで面接に行けなくなった場合も同様に、すぐに会社に連絡しましょう。早ければ早いほど人事は対応がしやすいという現実があります。

例えば、面接の案内が来た時点でその日が無理だとわかればすぐに連絡しましょう。そうすれば、他の応募者と入れ替えが可能な場合があります。連絡が間近になってしまった場合は他の面接者との入れ替えが難しくなる為、あなたに会いたいと企業が思わなければ無理して面接日程の変更はしないでしょう。

あと、学校の授業の場合は学校に相談してみて面接を優先できないか確認するのも大切です。どの大学でも就職率を上げたいと思っていますので就職活動を優先することに協力的な大学も多いです。

日程変更の依頼は、電話がベストの理由

人気企業は同業他社の面接日と敢えてかぶせてくる場合もあります。

これは、あなたの本気度(志望度)を試してふるいにかけているのです。こういったケースは面接変更には応じてくれませんし、面接変更をお願いした時点でアウトになることもあるでしょう。このように面接日程の変更をしてくれるか、してくれないかは企業によって様々です。

とにかく指定された日に面接に行けないとなった場合は、すぐに電話で連絡するようにしましょう。メールだと後回しにされてしまうケースがありますので、連絡方法に指定がない場合は電話で連絡するのが良いでしょう。

面接日間近になってからの連絡は高い確率で「であれば結構です」になりますので、変更が必要になった時点で即電話を徹底していくことをおススメします。

まとめ

・面接日程の変更を依頼する場合、企業は理由はどうでも良いと思っている

・面接変更に応じてくれるかどうかであなたの評価がわかる

・不測の事態も、高い面接力でカバーできることが多い

・面接が被ってしまった場合は志望度の高い企業を優先する

・変更依頼の連絡は、即電話が基本

日程変更に応じてもらえた場合は、選考で不利になることはほとんどありません。

先ほども述べましたが面接日程の変更に応じてもらえた場合は企業があなたに会いたがっている可能性が高いので自信を持って面接に挑みましょう。

その際は、面接当日に日程変更をしてくれたことにお礼をいうことを忘れずに…。