どうも!就活塾「内定ラボ」の岡島です!
本日は文系大学院生に関する内容をお届けします。文系大学院に進まれた方は、もしかすると進学の際に「院に行って無事に就活で結果を出せるか?」と不安になった経験もあるかもしれません。
理系大学院生の場合は、就職先をシフトすることが可能です。理系→理系職種はもちろんのこと、理系→文系職種というように業界や職種の選択の幅が文系に比べると広いと言えます。
とはいえ、文系大学院生が就活で大手から内定をもらえる方法はいくつもあります。
今日はそのあたりを中心にお伝えしていきたいと思います。
まずは、時間の確保と就活の戦略を立案する
これに関しての詳細は、「理系大学院生が就職活動で結果を出すための3つの条件」で書いていますので、そちらを参照してください。大学院生は共通して、限られた時間をどのように使っていくかがカギになります。
ですから、就活にどれだけの時間をさけるのか、避ける時間が限られているのであれば、その時間をどのように活用していけばいいのかが重要になります。ESも面接も…準備するだけで相当な時間をとられます。まずは時間を確保することが基本です。
何故大学院に進学したのですか。研究のテーマはなんですか。
大手から内定をもらための3つの方法…まず一つ目はこの2つの質問に、納得感のある回答を用意できるかどうかです。文系大学院に問わず人事から聞かれる質問、ベスト1、2というところです。就職活動が本格化すると嫌というほど聞かれます。
どの企業からも聞かれる質問ということは、この質問を越えられないと、面接の次のステージには上がれないということになります。私自身、人事の方からお話を伺ったことがあるのですが、ポイントとなるのは…
「主体性の有無」
ですね。近年、就職浪人という選択ではなく大学院進学を決意した学生が急増しています。つまり行かなくていい理由(学部時代に納得の内定が取れていれば…)があれば大学院には進まなかったのに…という学生が比率として増えてきています。
大学院生を面接する際は、人事としてはまずそういった可能性はあるのかないのか、そして主体的に大学院に進学したのであればその理由はなんなのか…これを知るとことから面接が始まってしまうのが実情です。
ですからまず内定を獲得するには、この質問をクリアする必要があります。誰が聞いても「なるほど」と共感を示してくれる理由が必要になります。是非、数人の知人にでも協力してもらって自分の大学院に進学した理由、研究のテーマを確認してもらうようにしてください。
そして何よりのチェックポイントは「主体性の有無」です。そこを中心にチェックしてもらいましょう。
“参考”
就活で評価される研究概要の書き方と注意点
業界選択を間違えてはいけない
学部生と文系大学院生の大きな違いと言えます。これが2つ目のポイントです。学部生の場合、比較的“就活を中心としたスケジュール”を選考期間中に確保できることが多いです。もしかしたらあなたも学部時代に就活を経験しているかもしれませんね。それであれば具体的にイメージできると思います。
ですが、大学院生は学部生とは違い“研究”との両立がどうしてもついて回ります。
つまり、学部生であれば就活を通して自分にあった業界を探そうというスタンスでも最終的に時間というアドバンテージがあり、なんとか内定まで持っていくことができます。その一方で、文系大学院生は業界選択を間違えると取り返しのつかないことにもなりかねません。
シンクタンク・コンサル業界、マスコミ業界などの業界に絞って活動をする大学院生も少なからずいますが、文系大学院生を歓迎して採用してくれる企業(学部生よりも優先順位をあげて採用しようとしている企業)を見落として、それら人気業界にのみ絞って就活をするというのは、あまりにもリスクが高いと考えてください。
では、どのような業界を選択してくのがベターなのか
もちろんあなた自身の希望もありますので、私の方から押し付けることはしませんが、「やはり相性」というものがあります。就活サイトなどでも見かける“文系大学院生を歓迎”している企業は是非押さえてほしいと思います。
それ以外に積極採用企業を知るには、過去の採用実績を必ずチェックしましょう。文系大学院からの採用を毎年定期的に行っている企業は、親和性が高いでしょう。実績のない、もしくは少ない企業から内定をもらうのは至難のわざです。
“参考”
大学院生の就活…専門・専攻外は本当に内定が出づらいのか?
これがどれくらい至難の業かというと…あなたのタイプじゃない感じの異性から告白されて、2週間そこらでお付き合いまで張ってしてしまうくらいの至難の業です。(…イマイチわかりずらかったですね…笑)
とにかく、業界の選択ミスでの遠回りは回避しましょう。精密・SE・電機など…相性がいい企業からあなたの希望に合ったところを選べるといいと思います。
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学部生と自分との違いを明確にアピールできるようなる
最後は学部生との比較です。企業の人事は「学部生ではなく大学院生を採用する理由」をあなたのESや面接内容から探し出します。そのためあなたはその理由を伝えなければなりません。
人事から聞かれなくても自分からアピールできるようにならなければ大手内定が遠のいてしまいます。
そこでまずは企業が持っている学部生のイメージと院生のイメージをお伝えしておきます。まず学部生を積極的に採用しようとする企業(あなたはこれらの企業の選考に参加するのは極力控えた方が効率はあがります)は、ポテンシャル基準の採用活動を展開している企業が多いということです。
ポテンシャルとは可能性ということですから、ある程度の専門性を突き詰めてきたであろう院生よりも学部生の方がその期待に応えやすいだろうと一般的には思われています。
その一方で院生を好んで採用する企業は、論理的思考力および即戦力としての期待をかけてきます。ということはあなたは企業から「即戦力で活躍できる」雰囲気を出せないと、学部生との違いを認識してもらうことができないというわけです。
間違っても、学部生と同じ土俵である“ポテンシャル”で勝負してはいけません。
まとめ
・まずは、時間の確保と就活の戦略を立案する
・業界選択を間違えてはいけない
・学部生と自分との違いを明確にアピールできるようなる
これらが文系大学院生が就職活動で大手から内定をもらための3つのポイントです。
言い換えれば「この3つのポイントがクリアできないと大手内定は遠のく」と考えてください。研究も大切です。でも就職活動もとっても大切。是非、今の自分を振り返り、何が足りないか、何が必要か、改めて整理してみてください。