どうも!就活塾「内定ラボ」の岡島です!

WEBテストは、最近の就活の選考で多くの企業が導入するようになってきました。就活でテストというと企業独自で行う筆記試験や性格テストや、SPIなどテストセンターで受検するものもあります。これと同じ位置づけで行われるのがWEBテストです。

皆さんもご存知だとは思いますが、SPIWEB形式で受検できるテストがあります。他にも代表的なWEBテストとしては玉手箱、Web-CABTG-Webなどが有名です。WEBテストの最大のメリットは、自宅などで時間のある時に受けられるという点です。しかし、WEBテストで全滅なんていう就活生も実際にはいますし、このWEBテストの結果がその後の選考への影響度がかなり高くなってきているという現実もあります。

では、今回はWEBテスト攻略のための方法と対策について初心者の方向けに解説していきます。

WEBテストはSPIと玉手箱の対策に重点をおくべき

数種類あるWEBテストの中でも特に対策に力を入れたいのがSPIと玉手箱です。大手企業ではこのどちらかを実施する企業が圧倒的に多いからです。

1-1 SPIとは?

SPIは最優先で対策をしなければならないWEBテストです。SPIはリクルート社が実施をしているテストで大手企業がよく使っています。特に大手企業の選考を受ける就活生は対策が必須です。実際に就活が始まれば何社かの選考でこのSPIというテストを受けることになるでしょう。WEB形式とテストセンターで受検するパターンとがあり企業が指定してきます。

出題範囲は国語、数学、英語の3科目で玉手箱より難易度が高いという点が特徴です。

この難易度とは問題が難しいというより解くのに時間がかかるという意味です。制限時間の中で8割以上は正解したいのですが1問を解くのに時間がかかるため、早く正確に解く練習が必要になります。

1-2玉手箱とは?

最近のWEBテストの中で最も頻出なのが玉手箱です。玉手箱は日本SHL社が実施をしているテストで、SPIより導入企業が多いのです。特にコンサル系や証券会社などは玉手箱を使う傾向が高いようです。こちらもSPIと同様に科目は国語、数学、英語の3科目です。非言語(数学)は図表の読み取りや四則計算が多く、言語(国語・英語)問題は長文読解です。受ける科目数は企業によって異なります。

“参考”
就活での筆記対策は…ズバリ「この時期」から始めるべき!

“参考”
適性検査で落ちる前に…人事が語る性格テストの評価法と対策法

WEBテスト攻略で意識したい3つのポイント

このように、就活で避けて通ることができないのがWEBテストです。もちろんエントリーシートとWEBテストのどちらを重視するかは企業によって異なります。エントリーシートとWEBテストをセットで見る企業もあれば、WEBテストを足キリの一つのツールとして使っている企業も現実には存在します。

また最近では、このWEBテストや適性検査の点数をもとに減点方式で面接をしていく企業も増えてきています。面接では見抜けない部分をこのテスト結果を点数化して評価するのですが、ここで高い点数を取ることが内定に優位に働く企業が実際にあるので万全の対策をする必要があります。まだWEBテストの対策がわからないという就活生向けにポイントを3つに整理して解説したいと思います。

2-1問題集を最低2回解く

まずはどんな問題が出るのかを知る為にも問題集を購入して実際に解いてみましょう。これは受験勉強と似ています。皆さんも大学受験の時に問題集を買って勉強したなんて経験がありませんか?

就活のWEBテストは受験勉強の簡易版というイメージを持つと良いでしょう。実際本屋に行くとWEBテスト用の問題集が山積みされています。その中でおススメはナツメ社が出版している「史上最強SPI&テストセンター超実践問題集」です。青い表紙の問題集です。テストセンター対策用ですがWEBテストにも応用が効きますし、大手企業の対策にもなりますのでこの問題集を最低2回は解くようにしましょう。1回目に解いた問題で間違えた問題は翌日に必ずもう1回解くというような対策法が良いでしょう。

2-2制限時間にこだわって解く

WEBテストは制限時間との戦いでもあります。時間が足りなくて全部解けなかったなどという就活生の声を良く聞きます。これは問題数に対してテストの時間が短いことが要因です。

前述しましたが問題のレベル自体は中学、高校生レベルの問題ですから、大学受験を乗り切った就活生なら時間配分のコツさえつかめば決して時間が足りないという課題は解決できるはずだと思います。その際に得意分野の回答を早くすることよりも、苦手分野の正解率を上げて回答時間を早めることを意識して取り組んでください。理由は単純で苦手分野の回答時間を短縮する方が結果として短縮できる時間が多いからです。

WEBテストの問題集を解くときも、制限時間を意識して取り組むことでしっかりと対策をしていきましょう

2-3 WEBテスト本番の場数を踏む

どんなことでも初めての経験は緊張したり、プレッシャーがかかるものです。WEBテストも同様で初めての受検は不安とプレッシャーで本来の力が発揮できないということが良くあります。そういった事を回避する為にも、第一志望群の企業のWEBテストを1回目に受けるということは避けたいですね。複数の企業にエントリーして本命の企業を受ける前に練習も兼ねてWEBテストを経験しておくことで場慣れしてきます。特に玉手箱は出題される問題が決まっており、5回くらい受けると以前に受けた問題と同じ問題が出題されるということがよくあります。

このように場数を踏むことでテストのイメージができるため、落ち着いて冷静に受検することが出来ます。

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WEBテストの対策はいつから始めるのがベストか

WEBテストについてなんとなくわかってきたけど、実際いつくらいから対策を始めるのが良いのかと疑問に思っている方も多いと思います。

一般論として最適なのは、就活解禁の1~2カ月前から始めるのが一番効率的といえます。その理由は、早く対策をしても受検までに時間が空くとせっかく対策したのに忘れてしまうという最悪のケースに陥ります。だからといって就活が解禁してからは会社説明会に行ったりエントリーシートを書いたりと慌ただしくなってきます。

WEBテストは短期間での詰め込みが可能です。就活が間近に迫った時期から対策することで集中して取り組めるという利点があります。また実際に問題集を解いてみて苦手だと感じても1カ月あれば挽回に十分な時間があるという理由から就活解禁の12カ月前をオススメしています。(かなり苦手な人は受験勉強並みの時間と集中力が必要になりますが…)

そもそも就活は業界研究、企業研究、ES対策、GD対策、面接対策などやるべきことがたくさんあります。その中で優先順位をつけて取り組むことが必要になってきます。

優先度でいうと、最重要項目がWEBテストではない人がほとんどです。もちろんWEBテストの対策が全くできていないというのは大手企業からの内定を目指す就活生にとっては致命的ですが、就活解禁の1~2カ月前から取り組むことで十分間に合うのです。

WEBテストが苦手な方は…

どうしてもWEBテストが苦手だという方は…代行業者を使うという方法もあります。わかりやすく言うと替え玉受検です。

実際に選考が始まってWEBテストで落ちる確率が高いと感じる就活生がネットで「SPI 代行」とか「WEBテスト 対策」と検索するとWEBテストをあなたの代わりに解いてくれるという業者が上位に表示されます。

正義感の強い人や、不正をしてまで就活をしたくないという人もいると思います。その考えを否定するつもりはありませんが、このように代行して解いてくれる企業があるということは、それだけ使っている就活生が多いとも言えます。代行業者を使うことを勧めている訳ではありませんが、もしどうしてもWEBテストが通過しないという方はこのような会社があるということは知っておくと良いでしょう。

このようにWEBテストでSPIと玉手箱は必ず対策をしておいた方が良いといえます。

中学や高校レベルの問題が多いので受験勉強を経験した人であれば、すぐに思い出せる問題も多いと思います。ただWEBテストは制限時間に対して問題量が多いという特徴があります。早く正確な答えを出すことを意識して問題集を解いて対策してみて下さい。

また、詰込みが可能ですので対策時期も就活解禁の1~2カ月前を目安に始めれば間に合います。それまではエントリーシート対策や面接対策など時間のかかるものや企業の評価軸のウエイトが高いものに時間を費やして精度を上げていきましょう。

まとめ

・SPIと玉手箱を重点的に対策するべし!

・とにかく制限時間にこだわって問題を解くクセをつける

・テスト対策の最適な時期は就活解禁の12カ月前!

・WEBテストが苦手な人ほど対策を念入りにすることが必要

より高みを目指して本命の企業から内定がもらえるように効率よく対策をしていきましょう。