どうも!就活塾「内定ラボ」の岡島です!

3年ほど前からインターンシップを行う企業が年々増えてきています。

それに伴い、学生の就職活動の開始時期も早期化しています。皆さんの中にはインターンにすでに参加した方も多いでしょうし、大学1年や2年からインターンについて調べているという就活生も多いのではないかと思います。

特に20卒は、サマーインターンへ参加した学生が19卒に比べてかなり増えた印象があります。このようにインターンブームともいえる状況になっています。

そこで、今回はインターンに参加する際に注意するべき3つのことについて解説していきます。

インターンを実施する企業の狙いとは

インターンシップは、表向きでは就業体験です。

業界研究や企業研究に役立てて下さいね…的な感じでグループワークをしたり、実際に会社見学や先輩社員と座談会をしたりと企業ごと色々なプログラムが組まれています。

企業が無償で就活生の皆さんに業界研究や企業研究の参考になるインターンを実施してくれるなんて、こんなありがたいものはないですよね。

だからといって、「よし、とりあえず業界研究でもしてくるか!」という温度感で、軽い気持ちでインターンに参加するのは危険です。

というのも、企業にもインターンの戦略があるのです。例えば大学3年の夏に実施されるインターンであれば、優秀な学生を水面下で早期選考に案内し内定を出したり、その逆でインターンの時点で採用見込みなしと判断されてしまう学生もいます。

つまり、インターンシップという名のもとに学生を評価しているケースが増えてきているというわけです。選考とは関係ない就業体験だと思って参加したのに、企業の目的は選考…なんてことはザラにあります。

1月2月の就活解禁間近に行われるインターンは、ほぼ間違いなくこの要素が夏に比べて強くなります。プログラムにGDGWが含まれている場合は、たとえ1Dayでも学生を評価したいという企業の意図があることを理解したうえで、業界研究や企業研究をしっかりと行ってから参加すると良いでしょう。

“参考”
インターンは…参加すると就活に有利?参加しないと不利?

“参考”
夏も参加したが…冬のインターンも参加すべきなのか

就活生のナビサイトエントリー時期に異変が…

毎年、リクナビやマイナビなどのナビサイトにエントリーする学生は、秋のインターンシップガイダンスなどが行われる時期にピークを迎えていたのですが、20卒は秋ではなく、夏のエントリー数が2倍以上に伸びています。

就職活動への意識が高まり、より早く就職活動に取り組もうとする学生が増えてきたということですね。

もちろん、就活解禁間近の2月後半から3月にエントリーする学生も多いのですが、みなさんに知って頂きたいのは、就活対策を早く始めている人と、解禁間近の3月から始めている人で2極化しつつあるのだということです。

期間にして、実に半年以上もの差があります。もちろん早く始めればそれで良いというわけではないのですが、3月に始める学生はこの半年間の差を可能な限り早い段階で埋める必要があるということですね。その為には、優先順位を決めて効率よく行うこと以外に方法はありません。

ただいつ始めるかも大事なのですが、どれだけ本気で取り組むかの方がはるかに大切なので、効率とセットで考えていきましょう。

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インターンに参加する際に注意するべきこと

では、インターンに参加するために注意したい3つのことをまとめていきましょう。

まずは、時期に関係なく選考であったり人事から評価をされているということを認識して参加する必要があります。

最低限、業界研究や企業研究をしてから挑みましょう。事前に調べた内容でさらに詳しく知りたい内容や、より理解を深めたいポイントを整理してインターンに参加すると目的が明確になって良いと思います。

続いて、インターンの期間ですが、長期インターンは選考型と労働力確保型の2パターンがあるので注意しましょう。

選考型は皆さんがイメージしているように、1か月程度で実際に実務をしたり課題解決型のワークをするなどしてあなたと一緒に働きたいのかなど人事やその部署の部長クラスが判断します。

労働力確保型は特にベンチャー企業に多いのですが、人材不足をインターン生で補うことを目的にしている場合が多いです。このようなインターンに参加するのは第一志望で無い限り就活を効率よく進めていくうえでは非効率になります。

選考型か労働力確保型の違いの見分け方は、報酬の支払い方で判断できる場合があります。長期インターンは「月給」か「時給or歩合」で支払われるケースが多く、前者が選考型で後者が労働力確保型の傾向が強いです。(全ての企業に当てはまるわけではないのであくまでも目安にしてください・・・)

また志望度があまり高くない企業の場合は、長期インターンより1Dayなど短期のインターンに行く方が良いと思います。長期インターンに行っている間は、物理的に他の企業のインターンに行くことができないので、志望度がより高い企業のインターンへ行く機会を失うことになる可能性があるからです。

最後に、インターンに行く目的を明確にすることが何より大切です。

現在インターンがブーム化しているので企業の戦略に乗っかるのではなく、自らの目的を達成するために行くというスタンスで挑むようにしましょう。そのためにも、何のためにインターンに行くのかをしっかりと考え、目的を明確にしておく必要がありますね。

“参考”
オータムインターン参加をおすすめする5つの理由

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インターンに行ってない。その理由が明確ならまったく問題なし!

大学12年生は長期インターンがおススメな理由とは

この就業体験という名のもとに行われているインターンシップのブームは、いつまで続くのでしょうか。個人的には就活解禁ルールが変わるタイミングで大きく変わってくるのではないかと思います。

経団連が支配していたルールは20卒でなくなりますが、21卒は大学と国が主導したルールで運用される予定です。ただし、形骸化するのはほぼ間違いないので大学1年生、2年生の時期に可能な限りインターンに参加をして、就活に役立つ経験を積むことに力を入れていきたいところです。

具体的には、学生時代に頑張ったこと…いわゆるガクチカの内容などESに書ける経験や、面接で話せる経験値を1つでも多く積んでおくと良いでしょう。

そうすることで、実際の選考で役に立つこともありますし、インターンで評価をされれば内定に直結する可能性もあります。難関企業や人気企業では、内定者のうち約6割がインターンに参加していたというデータがありますが、今後はこの割合は間違いなく上がってきます。

比較的時間に余裕のある大学1年、2年の時期の過ごし方を工夫することで、就活対策にもなりますので意欲的にチャレンジしてみてください。

まとめ

・インターンシップは企業が学生を評価する場となっている

・就職活動は、優先順位を決めて効率よく行うこと

・インターンシップに行く目的を明確にすることが何より重要!

・大学1年、2年のうちに就活に役立つ経験をできるだけ多く積んでおくこと

これまでも述べてきたように、ただやみくもにインターンシップに参加したり、とりあえずナビサイトにエントリーをしても全く意味がありません。

何のために参加するのか、何を実現したいのか、どうなりたいのか…など、しっかり目的を明確にしてから何事も取り組むこと、それが就職活動をしていくうえで何よりも重要です。志望企業から内定を獲得するために、常に心がけて就活をするようにしましょう。