どうも!就活塾「内定ラボ」の岡島です!

近年、インターンシップが大変盛んになってきました。

18卒の学生の65.2%、19卒の学生の78.7%の方がインターンシップに参加しているのが現状です。19卒の学生に関しては2017年11月中旬時点で平均2.7社の企業のインターンシップに参加しているというデータがマイナビより出ています。

さらにマイナビでは、インターンシップに参加した学生の、参加目的で最も多いのは、当該企業のことをよく知るためだという理由ですが、参加後の、当該企業に対しての印象は9割近くが良い方向に変化したとのことで、インターンシップが学生の志望度に与える影響も大きい、としている。

これらのことから、インターンシップ制度を導入する企業が増えてきていることも重なり、年々インターシップに参加する学生が増加する一方で、そもそも、インターンシップに行くと何か良いことがあるのか?と疑問に思っている学生の方も、まだ多くいると思います。

では、インターンシップに参加することのメリットと心構えについて解説していきます。

インターンシップには行くべきか

インターンシップに行っていない、または行かないと決めている方も実際にいるでしょう。

「人と同じことはしたくない」とか「みんなと同じ土俵に乗るのはイヤだ」など明確な理由がある方は、そのメリットとデメリットを理解しているのであれば、それで良いと思います。

逆に「面倒だからインターンシップに行かない」とか「なんとなく行っていない」という方も実際いると思います。学校やアルバイトが忙しくて就活どころではないという方もいることでしょう。

そもそもインターンシップには行くべきなのか?行ってメリットはあるのか?そんな疑問を持っている方向けに解説していきたいと思います。

結論からいうと、インターンシップには行っておいた方が良いです。

理由は3つあります。

・インターンシップが実質採用選考になっているケースがほとんど

・百聞は一見に如かず 

 ホームページで見る企業イメージと実際の企業イメージは異なる

・選考されていない場合でも人事にアピール出来たり、疑問を解消できる

理由は、主にこの3つです。

インターンシップが実質採用直結型になっている企業が増えているのです。

インターンシップは、表向きでは業界研究とか就業体験などと言っていますが、インターンシップにエントリーする際にESを提出したり、インターンシップのプログラムの中にGD等が組み込まれている場合も多く、その場合は実質選考が始まっていると思った方が良いです。

あとになって「インターンシップに行っておけばよかった」と後悔するよりも、1Dayでも良いので参加しておいた方が良いです。

実際に参加している学生の平均参加社数は、3社程度です。希望企業や業種をある程度決めた上で、目的を持って参加するように考え直してみるのもアリだと思います。

“参考”
インターンは…参加すると就活に有利?参加しないと不利?

“参考”
夏も参加したが…冬のインターンも参加すべきなのか

インターンシップは参加目的がないと時間のムダ

そうは言っても、頑なにインターンシップには行かないという方もいると思います。

確かに、インターンシップは「ただ何となく参加する」のでは、意味がありません。

みんなが行っているから不安だから行くとか、何となく聞いたことがある会社だから行くというのでは、正直行かない方が良いです。厳しい言い方になってしまいますが、時間のムダで終わってしまいます。時間のムダだけで済めばまだマシな方で、選考に不利になるケースすらあります。

先ほども述べましたが、インターンシップでは、実質選考が行われている企業がほとんどです。

目的を持って参加している人と何となく参加している人とでは、明らかに差がついてしまいますから、その結果として人事に悪い印象を与えてしまう可能性もあります。本選考が始まった時に、人事が「この子はインターンシップでダメだった子だな」なんて印象を持たれたら、内定獲得どころか書類選考で落ちてしまうことになります。人事は、際立って良い学生と際立って悪い学生ははっきりと覚えているものです。

例えば、みなさんが野球の試合を見に行った時にホームランばかり打つ人とエラーばかりしている人は記憶に残りますよね。そして可もなく不可もなくという人は、あまり記憶に残らない…という経験をしたことはありませんか?

つまり、なんとなくインターンシップに参加をして、際立って悪い印象を人事に与えてしまうくらいなら、行かない方が良いということです。

インターンシップに行くときには、しっかりと目的を持って参加するようにしましょう。

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目的を持ってインターンに参加するべき

では、どんな目的を持って参加するべきか?

自分の弱点を知ること、実績を作り人事にアピールすること、その職場が自分に合っているか見極めることのどれかを目的にすると良いと思います。

もし、インターンシップに行かないと決め込んでいた方で「ちょっと行ってみようかな」と考えが変わってきたら、目的をはっきりさせて参加してみましょう。インターンシップが活発化するのは就活解禁前の2月が一番多いです。それまでに企業研究と自己分析をしっかりしてインターンシップに参加すると良いでしょう。

実際、多くの方がインターンシップに行く前と、インターンシップに行った後では企業イメージが変わったと感じるようです。ホームページなどで見る企業のイメージと、実際に自分の目で見る企業のイメージは、異なることが多いです。

インターンシップに行く目的を「その職場が自分に合っているか見極める」ことに定めてみるのも良いでしょう。

そして実際に、インターンシップでは多くのライバルと出会います。そのライバルたちと自分自身を比較してみると、自分自身の強みも弱みもわかります。特に弱点については、対策をしっかりして克服するようにしましょう。このような事を繰り返していくうちに場数をこなし、雰囲気にも慣れてくるので、自分自身をより高めることが出来るようになり、本選考で複数内定が獲得できるようになってくるということです。

インターンシップで注意するべきこと

インターンシップで注意したい点は?

まずは選考を兼ねている企業が多いということ、また自社を良く見せようと説明会に終始している企業があるということ、また長期の有償インターンシップでは人材不足を補うために人件費の安いインターン生に雑用をしてもらう企業もあるということ。これらをまずは理解をしておいた方がいいでしょう。

もちろん全ての企業がそうだと言っているわけではありませんが、就活生から話を聞くと、不人気業界やITベンチャーなどで多いという傾向があるようです。

効率的に就活をするために、このような事が足かせにならないように事前に先輩から情報を聞いたり口コミサイトなどを参考にすると良いでしょう。

まとめ

・インターンシップに行かない理由が明確であればいく必要はない

・目的を持たずに参加するなら行かない方が良い

・インターンシップに行く事で就活に役立つことは多い

・インターンシップでは実質選考が始まっている場合が多い

・自分の弱点を知り、克服することでより高みを目指した就活ができる

これまでも述べてきたように、インターンシップに参加するかしないかは、自由です。

なんとなく参加する、とりあえず参加するというのが一番よくありません。

目的をきちんと明確にした上で、自分がインターンシップに参加したいのかしたくないのか、それをまずは考えてみてください。そして、参加すると決めたなら、しっかりと目的を持って参加すること。

自分自身のこれからを決める、最も大事な就活時期。

どう過ごすかは、あなた次第です。